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【本編解説:後編】 映画 『レット・イット・ビー』 ~幻の映像が蘇る!~ [Beatles]

         

ストーリーに添いながらの映画解説は結構骨が折れる。
しかし、乗りかかった船!勢いで最後まで行きましょう!
・・・ということで、映画 『レット・イット・ビー』 本編解説の後編です。
前半の続きから。


                 


不本意に終わったトゥイッケンハム・スタジオでの寒々しく不毛なレコーディングから、場所をアップル本社ビルの地下スタジオに移した4人が、『For you Blue』の軽快なBGMに乗せて、バラバラとスタジオに入っていくシーンから後半は始まる。


リンゴが乗って来た車。リムジンか。デカイ・・・
映画の中ではすっかり "半透明な存在" のリンゴだが、取り合えず "世界のビートルズ" のドラマーなのだからして、当然ながら私生活はゴージャス。



ジョンが乗って来た車も相当にデカイ。
当然のようにヨーコが足早にあとを追い・・・・


『For you Blue』 でスライド奏法を頑張るジョンに、今日もヨーコがベトちゃんドクちゃんのごとく張り付きます・・・・・。


前半の映画スタジオでの空気と違い、ずいぶんと和んでいるムード。
ポールが、「この前マハリシがTV出てたよ。それが、何かの宣伝みたいなんだよ、驚いたねぇ~」なんて取り留めのない会話。可笑しそうに聞くメンバー。
でもやっぱり、ポール以外に新しい話題を振る者は居ない。(泣)


ウォーミングアップっぽく、 『ベサメ・ムーチョ』 を歌いだすポール。これが、やけに芝居がかったオペラっぽい歌い方なのだが、ものすごく歌がうまい。
思えば、カラオケなんかでビートルズソングを自分で色々歌ってみるとよくわかるのだが、ビートルズの作品には、いわゆる「歌を聴かせる」という曲は全くない。彼らの作品の感動はもっぱら、メロディラインの美しさや、絶妙なコード進行や、凝った意味ありげな歌詞などから湧き起こるわけであって、歌唱そのもので感動を誘うというタイプの音楽では全くない。
実際、カラオケでどんなに上手くビートルズを歌ったとしても「歌、うまいねぇ~!」と感心されるというパターンは全くないもので、せいぜいが「渋いとこ、選ぶねぇ」 とか 「懐かしいねぇ!」とか言われる程度。あるいは、懐かしさのあまりただ皆んなで大合唱して終わるだけのことだ。
(それで別にいいんだけど)

話はそれたが(笑)そういう事情で普段気付きにくいわけだが、このベサメ・ムーチョのポールの歌を聴いていると、しみじみと「ああ、本当に歌の上手い人なんだな」と、改めて判るのであった。



さて、日付は変わり、まだジョージとリンゴの2人しかスタジオ入りしていない時に、リンゴがジョージに自作の曲アイディアをピアノをポロポロと弾きながら披露する。
『Octopus's Garden』 である。



ジョージは「うん、いいんじゃないの?どれどれ」といった慈悲深い態度で、彼の弾くメロディにコードをつけ始める。これが、"やっぱり!"という感じにキーは「C」♪ いいぞっリンゴ!
   I'd like to be under the sea in a Octopus's Garden in the shade
   C    Am       F         G

こんなアホみたいな展開の(失礼)C調の曲をリンゴとジョージは、楽しそう~に弾き語っている。
この2人は本当に仲良しなんだなぁ♪ 
(・・・というかまあ、弱い者同士が肩を寄せ合ってイジイジと慰め合っている図にどうしても
見えてしまうのだが ^^;)

よーく聴いていると、アルバムになったこの曲のコードとこれは、一部異なっている。
中盤の盛り上がりのところ、(実際、歌詞はまだなかった様子でここではハミングだが)
  I'd ask my friends to come and see.......hmm..... hmm....,
  A7       Dm     C   Am   D   G7      
ジョージが即興でつけたコードはこうなっていたが、最終的にはこうなった:
  I'd ask my friends to come and see, In an octopus's garden with me
  Am          Am/G   F       G7
ジョージが演っていたアレンジの陳腐な展開と比べると、アルバム採用バージョンでは、ルート音
があまりあっちこっち動かずに段階的にゆっくり降りてくるシンプルさが、リンゴの歌唱のノホホン
ぶりをストレートに伝えて確かにイイ感じ。
最終的にはポール辺りがまとめあげたのかと思われるが、こんな感じで結局は巨匠ポールに
お任せするほうがやっぱり上手く行くのだった(笑)
(実際は知らん。ジョンかもしれない)



その後、弱い者同士ほのぼのとリンゴ作の"タコ庭ソング"を形にしていたら・・・




いきなし、ポールが自分の娘を伴いスタジオ入り。
とたんに演奏を止めるジョージ。「何だい?(稚拙な演奏が)学校(の授業)みたいだな」と来るなり強烈なイヤミを言うポールに
「いやいや、たいしたことしてないんだけどさ、ハハ。暇つぶしてたんだよっ(;^_^A アセアセ」
みたいな顔で慌てるジョージの表情が、痛々しくも可笑しい。(ごめん)



その後は 「ヨーコにばかり神聖なるビートルズの現場を荒らされてたまるか!」とばかりにポールは、一緒に連れてきた幼い自分の娘をマイクの前に座らせて声を出させたり、好き勝手に遊ばせる。
で!!ここで、前回冒頭のクイズの答え。(もう誰も覚えちゃいない!)



ポールがピアノを爪弾く中、娘がチョコチョコとドラムセットのほうに歩み寄って行って、いきなりドラムのどれかを ドーン! と打ち鳴らすと、横に座っていたリンゴが、おどけた表情で過剰にビックリさせて見せ、子供の高らかな笑い声が響く。何となくカワイく微笑ましいシーン。

それにしてもポールの娘の愛らしいこと。同じ "関係者外" でも謎の東洋人ヨーコとは大違い・・・。
このあどけない女の子も、2006年の現在ともなると、おそらく43,44歳といったところか。時は経ったのだなぁと感じ入る。
このあと、まったりと 『You Really Got a Hold on Me』 のセッションに。



ふと気付くと、いつのまに黒人のピアニスト、ビリー・プレストンが入り込んでいる。
彼が途中からセッションに加わったことで、その高いテクニックと彼自身が醸し出す柔らかい雰囲気に助けられ、それまでのメンバー内の尖った空気も良い具合に丸くなっていったようにみえる。

私は、このセッションの時の 『You Really Got....』 の演奏がとても好きだ。
初期のアルバムに残っているこの曲は、何故こんな曲をわざわざカバーするのか?というくらいにビートルズっぽくない(どっちかというとビーチボーイズ風というか)つまらない1曲に思えてイマイチピンと来ない。だがそこから10年近くも経ってから、自分たちがアマチュア時代にさんざん演奏して親しんだ曲をまた軽い感じで持ち出してきて、肩に力を入れず互いに微笑みあいながらゆったりと歌っている風景は無性に感慨深く、同じ曲とは思えない奥行き感があるのだった。



映画スタジオ・レコーディングの陰鬱な前半とは打って変わって、ジョージもセッションを心から楽しんでいる模様。良かった良かった。
このあと、ポールがあの 『The Long and Winding Road』 を、軽いボサノヴァ風に歌い流したあと、再度こんどは彼が最も望んでいた "オーヴァーダブなし"仕様の 『The Long and....』を情感たっぷりに歌い始めるが、これから・・って時にジョンかジョージがギターを間違え、調子っぱずれな1音が響き渡る。
そこからポールの歌も、またもやベサメ・ムーチョ的おふざけ歌唱に切り替わって、ハイッTAKE1
終了。・・・みたいな感じが可笑しい。(当時、ここを音声だけで100回は聴いたものだ・・・。笑)




このあと、カメラはふざけまわるポールの娘などを追いながら 『Shake, Rattle and Roll』、『Kansas City』、『Dig it』 などを、メンバー達は賑々と楽しくセッションする。
(しかしまぁこうしてみると、場所を変えたところで、何となく漫然としたその場限りっぽいセッション風景という点ではどちらも大差ないという感じはある・・・・。メンバーが楽しそうなだけまだ救われるが、音楽的には建設的だったのかどうか。やっぱり、フィル・スペクター様々ということなのでは
ないだろうか。)
そしてこのあと




いきなりポールとジョンの討論風景。
とはいっても、ポールが1人しゃべりまくっているだけで、ジョンは見事に一言も発しない。
右手にタバコを持ちつつ、じーーーーっとポールの目を見ながら話を聞いている。
どうも 「また、ライブをやらないか」的な問いかけのようである。「もうそろそろ、やってもいいんじゃないかな」というような。
(とはいえ、これだけ長い独白であるが、8割がた何を言ってるのかわからない・・・。何度も聞き直したがやっぱり聞き取れなかった。クスン)

それにしても、1人がただただ一方的にしゃべりまくり、1人は相槌さえ打たないでただ聞いている。
こういう会話が会話として成立するというのも、ポールとジョンならではなのかもしれない。
2人の "世紀の天才ミュージシャン" がアマチュア時代から手に手を携え、ここまで登りつめた。
そんな歴史的な結び付きをみた2人の関係性というものは一体どういう場所にたどり着くものなのだろうか。ある意味、親子や夫婦よりも深く濃い結び付きだったに違いない。もはや言葉を発さずともお互いの心情を推し量れる唯一無二の間柄であったと思う。
そんな濃い何かを感じさせる2人の会話風景だ。それと同時に、両者がもう二度と、一枚岩にはなれないこともこの会話のムードから哀しいほど漂ってくるのであった。
さて、このあとは、



何を思ったか、いきなりカメラに真正面に構えて 『Two of Us』 を演奏。おぉっと、これはアルバムで採用されたOKテイクではないか。それにしても、この曲はイイ曲だな。本当に大好き。
(これについては 過去記事 にちょっと書きました)
一瞬たりとも顔を上げることなくギター演奏に真摯に専念するジョージの姿もいい。
ラストの、ジョンの消え入りそうな口笛も味わい深いし。いいなぁ~。



んで、あまりにも有名なこの演奏シーン。ポールがピアノに向かい、カメラをまっすぐに見据えながら『Let it be』 を歌い上げる。この曲はねぇ~。やっぱり最高ですよね。ビートルズ解散当時の時代の匂いが、哀しくもありありと蘇ります。
そして、このあと気を取り直したように『The Long and Winding Road 』のフルコーラスが続くわけだが、この2つは、安直だけどやっぱり何万回聴いても、いつも泣きそうな気分になりますね。
なんだかんだ言ったって、この2曲なしには、アルバム 『Let it be』 は存在しえなかったと思う。
やっぱしポールは天才なのだ。

                


さて、感動的な 『The Long and Winding Road』 のスタジオ演奏のあと、場面は一転して寒風吹きすさぶアップル本社屋上。


屋上に出るドアを開けた途端にリンゴが開口一番、「本当にここでやるのがいいのか??」 と気乗りしない表情がありあり。
そのあとも 「誰かが俺のドラムセットの置き方、間違えてやがる!」 などと、笑顔の中にもヤヤギレのご様子・・・。



チューニングをするポール。1人だけコートも羽織らず、ノーネクタイのクールな黒のスーツ姿で相当に寒いはずだが、そんな表情ひとつ見せずにひとり頑張る責任感の強い男・・・。
(というか、自分の発案で何とか実現した屋上ライブ・・・頑張らないわけには行かない。)

ところでポールの黒いスーツの他は、ジョンが茶色いミンクのような毛皮のコート(これは、あまりに寒いのでヨーコのコートを急きょ借りて着たらしい)、ジョージが黒のウールの起毛っぽいデザインコート、そしてリンゴはショッキングオレンジのやたらテラテラしたナイロンぽいコートを着ていた。
(こんなのがさりげなく似合ってしまうのは、やっぱりリンゴだけ!)

このころの彼らを見ていると、特に何を誇示しているわけでもないのに何とも言えないゴージャスなオーラをまとっているのはやはりさすがである。もうこの先永遠に金に困ることもなく、気楽に好きな音楽だけをやっていっていい生涯保障を得た人たちの、余裕のムードがイヤでも漂う。
それにしても寒そうだ。
緯度の高いロンドンの1月末なんていったら、きっと吐く息が凍るような寒さに違いないし、その上風もかなり強いようだった。おそらく、彼ら(・・・といってももう2人しか残っていない)にあの時の事を尋ねたら 「あ~、あれは寒かったね~!」 と、薄笑いで一言答えるくらいなんだろうなと思う。



さて、セッティングも完了し・・・


屋上ライブは 『Get Back』 で幕をあける。
うぅ~む。やっぱりライブは (・∀・)イイ!!
スタジオのよどんだ空気の中でウダウダとセッションをしているのとは何だか完全にベツモノ。



このあと 『Don't Let Me Down』 が続くわけだが、カメラが徐々に引きの映像になりアップル本社ビルを映し出す。(左から2番目の濃茶のビル)そしてこの大音響を聴きつけて、ビル周辺に居た人間たちが一斉に、窓を開けたりビルの下に集まってくる模様が映し出される。



このルーフトップ・セッション編の面白いところは、ビートルズ4人のライブ風景を追う以上に、何故かその周りに集まった人々の反応や警察当局の動きを主に追いかけている事である。
しかも、そういった一般市民をカメラが追っている時はライブの音声もちゃんと、遠くのビル屋上の音が地上に反響して聴こえている音声に切り替わっているのがリアリティがあってたまらない。

ところで、"あの賑やかしい音はどうも、しばらくなりを潜めているビートルズの生演奏らしい!"と気付き始めてビルの下にワンサと集まってきた人々の様子を細かに観察すると、ほとんどがサラリーマンとOLたちである。どうも平日の昼休みっぽい雰囲気。
記録によると、この屋上ライブは1969年1月30日に決行されたということだから、「貴方の誕生日は何曜日?」みたいな占いサイトでこの日を調べてみるに、この日は"木曜日" ということであった。
言われてみれば確かに、週前半というよりもかなり木曜日っぽい雰囲気だ!(ホントか)
また、いくら天下のビートルズの演奏と言えども、近くのビルの屋上でライブをやっているからといって、そうそう会社員がフラフラと持ち場を離れて外に飛び出していける自由な会社も少ないと思うので、やっぱり、たまたまお昼時だったんじゃないのだろうか。

それにしても、この映像から察するに、当時のロンドン市民はカッコ良かった。男も女も。
サラリーマンはきっちりとスーツを着込み、仕立てのよさそうなバーバリーのコートを着て(ブランドまでは特定出来ないけど、イメージ。)帽子をかぶっている人も多い。パイプをくわえて歩いている人までも居る。さすが紳士の国だなぁ。
今、日本で若いサラリーマンがスーツに帽子をかぶって出勤したら、上司に「なんだ、今日は仮装大会でもあるのか」とイヤミのひとつも言われてしまうに違いない。
昭和40年より前ぐらいの時代は、日本でもサラリーマンはソフト帽(中折れ帽というのか)をかぶるのが普通の姿だったように思うが。(サザエさんで言えば、波平は当然ながら、20代のマスオさんも中折れ帽をきちんとかぶって海山商事に通勤していた。)
まあ、貧乏な中にも心の優雅さを大事にした時代だったのだな。


 ←波平以外にも皆、確かに会社員は帽子を被っている。どうでもいい話だが。


そしてまた、ロンドンのOLたちが皆、オシャレでカッコいい~!



確かに時代っぽい匂いは多少あるものの、今現在、街を歩いていても充分に通用するようなクールなファッションに身を固めている女性ばかり。とても40年近く前だなんて思えないカッコ良さだ。
この右端でインタビュー受けてる女の子なんて、メイクも雰囲気もちょっと倖田來未っぽいし。



このミニスカートの女性もスタイル抜群で(この画像じゃわからないけど)、本当にカモシカのような美脚!(というか、このカメラも執拗に美しい女性ばかりを追いかけている傾向も見受けられるが。
いつの時代もどこの国も、そういうのは同じですなぁ)
しかし、この女性たち・・・1969年のこの時に23-24歳くらいだったとすると・・・今ちょうど60歳くらいか。もはや還暦なわけね!というか、まさしく団塊の世代だ!(イギリス人に団塊の世代を適用する意味はわからないけど) ・・・時は経ったのだなぁ。
とすると、この、



『I've Got a Feeling』 が遠くに響く中、「彼らの歌は素晴らしいよ!私はイイと思うよ」なんて理解あるコメントをしている老紳士なんかは、もうこの世に居ないのだろうなぁ。
こういう、時代の変化や若者文化に理解を示すオトナな年輩者って素敵だよね。
比較的年の行ったタクシーの運ちゃんなんかも、運転席から顔を出して「あれって新しいアルバムの曲?いいね!」なんて陽気にインタビューに答えたりしている。



しかしその一方で、「こんな乱痴気騒ぎ、絶対ガマンできないわ!!」と、ちょうど曲の間奏のところで、演奏の一部分みたいにナイスなリズムで絶叫するおばあちゃんなんかも当然居るわけで・・・。
このヒステリックな老婦人も37年が経過した今、もう絶対にこの世に居ないだろうしな。
なんか時の流れは淋しいものですね。



そうこうしている間に、ビル下の人垣はシャレじゃないことになっており、地元警察があわただしく
出動、あれやこれや取締りを始める。



警察にあれこれ説明をするマル・エバンス。しまいには、警察がアップルビルに乗り込んでくるが、スタッフの説得で、最後には警察も帰っていく。

そんな中でも屋上ではお構いなしにセッションは進行。
『Dig a Pony』 はやはり情緒的で繊細でイイ曲だなぁ。



そして、最後はまた 『Get Back』 で締め。それにしてもカッコイイなぁ~~支配者ポール(笑)。
そしてもちろん、ヨーコの毛皮を着たジョンも、最後まで黙々とギターを弾くジョージも、本当にイカしてるよなぁ~。



そして何と言っても、助演男優賞のリンゴ(笑)。
これといった自己主張をすることもなく、与えられたミッションを淡々とこなし、Cのキーでたま~に曲を作り、最後はサンキストオレンジ色の派手なコートを着て寒そうにドラムを叩いて終わる。
なんだかんだ言っても、一番ゴージャスな男だ。うん。



かくして、短い屋上ライブもあっさりと終わりを告げる。
アンプからプラグを抜きながら、ジョンが「皆さんありがとう!これで何とかオーディションに通るかな?」 と、誰もが何百回、何千回とアルバムのB面ラストで聴いた、最後のあのジョークを大声で叫ぶ。



そして、どちらかと言うとかなり中途半端な絵柄で映像は静止し、The End の文字が入り映画は終わる。

そしてこれがビートルズの正真正銘、最後のライブセッションとなった。


うーーーーーーん。 渋い!!!

最・高・です!!
ビートルズは素晴らしいっす。ウッウッ (- -、) (改めて感涙にむせぶ)
長い長い間、この映画をまた観てみたいと思っていたわけだが、ひょんなことから有難くもビデオを手に入れることになり、しかもこんなふうに詳細解説まで自らの手でしたためることが出来て、いや~、かなり完全燃焼しましたっ。(⌒ー⌒)
ブログって素晴らしいツールだなぁ。

また定期的にビートルズネタ、入れていこうと思います。どうぞヨロシクッ

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ツインリバーブ

待ってました!!
ホントに楽しみにまっておりました。後半戦のスタートですね。
アップル最初の演奏シーンの「For you Blue」これ結構不満あります。
ジョージの曲やってるのに映像は明らかにジョンのスライドシーンばっか。
幸い「アンソロジー」が出た時に未公開のジョージのシーンが少し多めに入ったので嬉しかったけど。そして・・・以前ワタシが口を滑らせてしまった「蛸庭」でのジョージ&リンゴのほのぼのタイムにポール登場でジョージの笑顔の引きつり方、はやっぱ痛い。そこまで気にしなくてもいいのに〜って感じです。「LET IT BE」のシーンでのジョージのプレイは実に良いです。ツインリバーブにオールローズのとろけるソロ。レスリー絡めてるんだったけか?基本に忠実なペンタだけど決して出過ぎない良いプレイです。アルバムバージョンは派手レスポールサウンドがオーバーダブされてるけどこれも基本がしっかれしたペンタ。派手でドラマチックなソロだけど、やっぱこの映画のバージョンが一番好きです。
by ツインリバーブ (2006-05-01 20:12) 

ayumusic

んー、ここからがクライマックスですよね。ルーフトップも楽しみー。
すっかりインスパイアされて、久し振りに聴きなおしましたよ。『Two of Us』、『For you Blue』のようなシンプルなナンバーが、Sgt.pepper's~white albumまでの屈折したクリエイションを経たからこそ、心に染みますね。ジョンのソロでも、なんだかんだいってRock'nRollがやっぱ一番好き。
WOWOWで、この映画放送されるのかなー。
by ayumusic (2006-05-01 22:14) 

MASA

ポールがジョンに語りかけているシーンはまさにビートルズとしてのライヴの重要性を説得するシーンであります。
ジョンは結局あまりポールの説得には興味を示さないようですが、ポールとしては一生懸命だったようで、このあと'69年1月の寒空にあのルーフトップ・ライヴへと繋がるわけですね。
リンダの連れ子ヒーザーとリンゴのあのシーンは見る度に笑ってしまいます。
「Two Of Us」「The Long And Winding Road」「Let It Be」と続くプロモ・フィルム風のシーンはいいですね。劇場で見た時はこれらのシーンのみステレオ音響になっていて「おおーっ!」と思ったものです。
ayumuさんには申し訳ないですが、WOWWOWでこの映画が放映されることはないと思います。 10年ちょっと前にビートルズ特集をやった時にもに放映はなかったですし、詳しくは分かりませんけど、どうやら版権の関係で現在は放映出来ないみたいですよ。出来ればうれしいんですけどねー。
by MASA (2006-05-01 23:55) 

ayumusic

また来てしまいました、、、
MASAさん、確かにWOWOWやらなさそうですねー。いろいろ調べたのですが、ハードデイズナイト、イマジンなどはやるようですが、、、残念!
ツインリバーブさん、えーレットイットビーのギターソロって2バージョンじゃなかったのですか?私は、アルバムバージョンのディストーションサウンドが好きなのですが。シングルバージョンはペンタトニックスケールにちょっと忠実すぎるって感じですかね。映画バージョンのギターソロ、まじで聴きたくなってきました。
あー、WOWOWさん、やっぱり版権問題クリアできないのですかー。
by ayumusic (2006-05-02 21:21) 

ツインリバーブ

MASAど〜もです。記憶が確かならなんですけど・・・映画のソロとシングルバージョンは違うような気がします。シングルバージョンは明らかにレスリー通して若干歪み(FUZZ FACEかな?)かけてるのかな?映画のソロはもっとシンプルなクリーントーン(リアピックアップ)で引いています。フレーズも変えてあるのでは・・・・アルバムバージョンのディストーションかぶせた下にシングルバージョンのソロも聞こえるのはご愛嬌?間違ってたらごめんなさい。
by ツインリバーブ (2006-05-02 22:15) 

ツインリバーブ

うわ〜ごめんなさい。MASAさん!「さん」飛ばして打ってしまいました。慌ててすみませんでした。
by ツインリバーブ (2006-05-02 22:33) 

ツインリバーブ

ayumuさんへのレスでした。慌てん坊のワタシをどうか許してください。ごめんなさい。
by ツインリバーブ (2006-05-03 00:04) 

MASA

ツインリバーブさん、まあ落ち着いて(笑)。全然気にしてませんのでご心配なく^^。
「Let It Be」のソロは確かにシングル、アルバム、この映画では全然違ってますよね。フィル・スペクター・ヴァージョンであるアルバム・ヴァージョンは確かにシングル・ヴァージョンのフレーズを消さずに引っ込めて、その上に別なヴァージョンをミックスしたものですよね。
エフェクターの種類はよく知りませんが、私はけっこう映画版のオルガンみたいな音のヴァージョンが好きです。
by MASA (2006-05-03 00:36) 

milk_tea

はっ、ちょっとPCから遠ざかっている間に、コメントが色々!
(しかも専門用語ばっかしでかなりわからんぞ!笑)

えーとツインリバーブさん、最近よく来ていただいていて嬉しいです!

>ジョージの曲やってるのに映像は明らかにジョンのスライドシーンばっか。

確かにそうですねー。でもまあ、あの音が特別目立って聴こえてますから
「あぁ、こうやって音出してたんだ~」なんて私は喜んで見てましたけどね。
スライドさせる器具(名前知らない)を持つジョンの指のバンドエイドがちょっと
可愛かった。

>「LET IT BE」のシーンでのジョージのプレイは実に良いです。

とってもいいですね!!私はこれがどのバージョンに当たるのか、細かい
ことはよくわかりませんが(笑)、とにかくこの映画の中のレットイットビーは
やたら胸に沁み入ります。ジョージの、心を込めて丁寧にコーラスをつける姿
もとても素敵です。(しかし、自由に走るソロを弾きながら、正確にコーラスが
つけられるって、やっぱしプロってスゴイよな~)
by milk_tea (2006-05-03 00:37) 

milk_tea

ayumuさん毎度っ
>『Two of Us』、『For you Blue』のようなシンプルなナンバーが、
>Sgt.pepper's~white albumまでの屈折したクリエイションを経たからこそ
>心に染みますね。

まさに、まさに!!最後に再び "シンプル" に戻ってくる、というのが何とも
感動的なんですよね。
まさにそれが、私がこのアルバム・この映画を愛する理由です。

>WOWOWで、この映画放送されるのかなー。

まあ、ないでしょうねっ・・・と思っていたら、このあとにフォローコメントが
来てましたね。
WOWOWで完全放送できるくらいなら、今頃やっぱりDVD化もされてますよね。
どこかの段階で鉄壁の拒絶が働いてるのかなぁ。こりゃ永遠にお蔵入りか?
by milk_tea (2006-05-03 00:44) 

milk_tea

冷凍MASAさん4個入り、こんにちは。(誰もわからん)

>ポールがジョンに語りかけているシーンはまさにビートルズとしての
>ライヴの重要性を説得するシーンであります。

そんなテーマなのはわかるのですが、イマイチ聴き取れず・・・。(笑)
ジョンは「今さら、もうムリだよ」っていう表情ですよね。

>このあと'69年1月の寒空にあのルーフトップ・ライヴへと繋がるわけですね。

そうですね。「そんなにライブやりたいなら、ここの屋上ででもやるかい?」
なんてジョンが冗談を言ったらポールが「おぉ!それは妙案!?」とかって
盛り上がって実現したのかも。

>リンダの連れ子ヒーザーとリンゴのあのシーンは

なぬっ!あれって実の子じゃないのか!(そりゃそうだよね、よく考えると)
それ常識?恥ずかしながら知りませんでした。
そうかぁ~連れ子か。大変だな。ポールもポールなりに心の葛藤も色々
あったかも?今44,45歳あたりであろう血のつながらないヒーザーには
今、遺産相続権はどのくらいあるんでしょうね。(いきなり現実的)
2年前くらいに結婚した新妻には、36億円ほどの遺産相続権がすでに設定
されているそうで「それ多すぎないか?」って一瞬思うけど、現在のポールの
総資産って、何千億もあるんですってね。^^; やっぱしビートルズってすげぇ。

>「Two Of Us」「The Long And Winding Road」「Let It Be」と続くプロモ・
フィルム風のシーンはいいですね。

とてもイイ!!ハイライトですね。素晴らしいです。泣けますもん。

>劇場で見た時はこれらのシーンのみステレオ音響になっていて
>「おおーっ!」と思ったものです。

へぇ~~~っ そういう情報って、歴史の証人的だなぁ。貴重!!
by milk_tea (2006-05-03 00:57) 

milk_tea

ははは、ツインリバーブさん確かに慌てすぎで~す!^^
この映画でのレットイットビーは、アルバムバージョンに比べて、ドラマティック
度が低い分、どっしりと味わい深い感じはありますね。でも私はやっぱり
アルバムバージョン派だなぁ。シロウト衆ですね!
それにしてもビリー・プレストンのオルガンは沁みます。
オスマン・サンコン的な微笑みもとてもいい!(笑)
by milk_tea (2006-05-03 01:05) 

MASA

>冷凍MASAさん4個入り

こらこら、私まで冷凍にすんなっつーの!って、なんのこっちゃ誰も分かりませんがな(笑)。

ビリー・プレストンの演奏、ホントにいいですよね。いささかダレきっていたセッションにビリー・プレストンが入った途端演奏が締まって来たと言われてますしね。
ビートルズの4人は昔からの知り合いで先輩でもある彼に変なところは見せられないと、この時ばかりは結束が一時的に固まったようです。
オスマン・サンコン的ねえ。まあそんな雰囲気がなきにしもあらずですね。ボビー・オロゴンみたいな天然キャラだったら更に現場は和んだろうなあ(笑)。
ヒーザー(ヘザーとも言われる)はリンダと前夫とのあいだの連れ子です。この映画が撮影されていた当時はまだリンダと結婚していないので、厳密にはまだ娘じゃないんですけどね^^。
by MASA (2006-05-03 03:41) 

幻燈遮断機

不思議だ。
今回の特集「Let It Be」は、まったく長さを感じさせないミステリー。
僕は伝記本の類とか話半分で読み流すクチなんですが。
この時期のポールは、本当にビートルズというバンドを続けようと頑張ったんだなぁと。
ライヴの話にしても、一度原点回帰して皆に(ポール自身も含めて)初心を思い出してもらうことで情熱を再燃してもらいたかったんじゃないかなー。
屋上ライヴもそのキッカケになってくれればと思っていたのかも。

milk-teaさん、ご苦労様です。
ポールが情熱的に歌いあげる「ベサメ・ムーチョ」いいよね。
ってか、この曲いいよね。
ジョアン・ジルベルトだっけかな? の冷めた感じのも。
パイクのジャズ・アレンジも。
オリジナルは誰ですか?
by 幻燈遮断機 (2006-05-06 00:09) 

慌てん坊のツインリバーブです。

このお休み中に、ジョージ&ポール「口喧嘩」シーンの際にジョージが手にしていたレスポールを結構忠実に再現したGIBSON1957 LP REISSUE OFFSET-TOP /DARK CHERRYを新宿ロックインと同じく新宿石橋楽器に見に行ってきました。ジョージファンしか欲しくない逸品!あ〜欲しい!これで「I've Got a Feeling」弾きたい〜!アルバムバージョンの「Let It Be」のソロ弾きたい〜!でも55万は・・・・・出せませんでした。ロックインは触らせてくれませんでしたが、石橋はいつもながら適当でど〜ぞって手渡してくれました!感激!!!日本には30本入ったかどうか。輸入元の銀座山野には1本も無かったし。ロックインと石橋の各1本もいつ無くなるか解らない。見に行けるジョージ好き方は是非一度見に行ってみては・・・話が脱線し過ぎかな?
by 慌てん坊のツインリバーブです。 (2006-05-06 21:27) 

milk_tea

どもっ。しばしGWモードで不在がちでした。
MASAさんどうもです。自宅でのんびりされてますか?

>ボビー・オロゴンみたいな天然キャラだったら更に現場は和んだろうなあ。

それ可笑しい~
ボビーのまぬけな顔と声で「おいおいポール、おまえちょっとイバりすぎだ
ろぉ~。ほーらジョージがビビってんじゃねぇかよ」とか、核心を突いた指摘
をしてくれてたら、もう少し悪くない方向に行ったかもしれないですね~

>この映画が撮影されていた当時はまだリンダと結婚していないので、
>厳密にはまだ娘じゃないんですけどね^^。

そうなんだ!それにしては本当の父子みたいになじみきってますよね。
でも確かに顔は似ていない!ポールみたいな顔(眉が釣ってて目は垂れてる
系・・・・シルベスタ・スタローンとかヒュー・グラントとか結構居る)ってのは
孫・子にそのまんま特徴が受け継がれることが多いようにみえます。
現在のヒーザーが見てみたいな。
by milk_tea (2006-05-07 01:19) 

milk_tea

幻燈さんようこそです。
>今回の特集「Let It Be」は、まったく長さを感じさせないミステリー。

あ、そぉですかぁ~。嬉しい。でもまだ屋上ライブ編があとにくっつくんですよ!
(書く時間がないまま)更新したら、また読んで下さい!

>ライヴの話にしても、一度原点回帰して皆に(ポール自身も含めて)初心を
>思い出してもらうことで情熱を再燃してもらいたかったんじゃないかなー。
>屋上ライヴもそのキッカケになってくれればと思っていたのかも。

あー本当にそうですね。
口で百ぺん説明するより、自分の身体で思い出してみてくれ!という気持ち
だったのかもしれない。
でももしかしたら、結局あの屋上ライブもポール以外の3人にしてみれば
「あ~~クソ寒かったっ」 だけに終わったのかもしれないですね・・・。

>ポールが情熱的に歌いあげる「ベサメ・ムーチョ」いいよね。
>ってか、この曲いいよね。

そう!すごくいいんです。大好きです。
というか、このポールのふざけたベサメ・ムーチョによって最初この曲が好きに
なったという感じがあります。あの民族的匂いのする濃いぃメロディラインの
くどさがいいですね。

>ジョアン・ジルベルトだっけかな? の冷めた感じのも。

あ、彼もこれを演ってるんですか?聴いてみたいな~。良さそう!
こういう曲はクールにやったほうがカッコイイのは目に見えてますしね。

>オリジナルは誰ですか?

私も、それは知らなかったのでちょっと調べてみたら、
コンスエロ・ベラスケスという女性のピアニストの人の作品でした。
しかも、ベサメ・ムーチョって英語で言うと「Kiss me much (more)」って意味
で、曲中の歌詞も
 もっとキスして、もっとキスして 今夜がまるで最後の夜であるかのように
 もっと寄り添ってあなたの瞳の中に映る私をみていたいの。
 もっとキスして、もっとキスして たぶん明日はずっと遠くにいる私・・・

という内容だそうです。さっすがスペイン、情熱的だなぁ!
(話題が相当飛躍してま~す^^;)
by milk_tea (2006-05-07 01:47) 

milk_tea

ツインリバーブさんまたもやこんにちは!

>GIBSON1957 LP REISSUE OFFSET-TOP /DARK CHERRY

よくはわかりませんが(笑)、その貴重さは充分に伝わりました!

>これで「I've Got a Feeling」弾きたい〜!アルバムバージョンの
>「Let It Be」のソロ弾きたい〜!

はははっ。可笑しいけど、とっても気持ちわかります。これぞファン心理。
ジョージが弾いてたのと全く同じ音が出せるっていうのはやはり至福の喜び
でしょう。あの音、特徴的だし!でも55万かぁ~。

>話が脱線し過ぎかな?

いえいえ~、私の記事にインスパイアされて色々な関連話題が提供される
のは非常に喜ばしいです!またヨロシクお願いします。
(マニア寄りな話なので、気の利いたリアクションが出来ないのはご了承
下さい。(^o^;)
by milk_tea (2006-05-07 02:00) 

MASA

>しばしGWモードで不在がちでした。

あら〜っ、ひょっとしてデートですかぁ?いいなあ。
私は毎日ゴロゴロして過ごしておりますよ。ちなみに13日まで休みで、14日からは今度は九州です。

ちなみにポールとリンダが結婚するのはこの撮影のちょっとあとの'69年3月です。もうすでにポールは思いっきり父親気分だったんじゃないんですかね。

幻燈さんへ;ジョアン・ジルベルトは「ベサメ・ムーチョ」はやってません(笑)。この曲はデッカのオーディションでもやってる曲で、「ANTHOLOGY VOL.1」にその音源が入ってますよね。
しかしこの曲でのポールの歌い方がすごいですよね。思いっきりラテンぽい声の出し方&歌い方ですもんね。ポールの器用さがここでいかんなく発揮されてます。♪チャチャ・ブー!
by MASA (2006-05-08 01:53) 

milk_tea

MASAさんどうもです。映画解説、ムキになってついに最後まで書き上げまし
たが、誰にも気付かれてないような・・・。やっぱり文章長すぎですかね~(泣)

>あら〜っ、ひょっとしてデートですかぁ?いいなあ。

同じ年のキョンキョンがKAT-TUNの亀梨クン(20)とFRIDAYされてました
からね。負けてられません!!( ̄~ ̄)ξ(笑)

>ちなみに13日まで休みで、14日からは今度は九州です。

本当に全国津々浦々なんですね~。興味は尽きません・・。
そこまでだと「県民気質」みたいなのが色々語れるんじゃないでしょうか。
日本ではどこが一番住みやすい(居心地が良い)と思いますか?

>ポールとリンダが結婚するのはこの撮影のちょっとあとの'69年3月

へ~。たしか、ジョン&ヨーコもそのあたりに結婚しませんでしたっけ?
ヨーコもすでに1人子供居ましたよね?意外と似た人生歩んでたんですかね。

>ポールの器用さがここでいかんなく発揮されてます。♪チャチャ・ブー!

器用ですよね~。
『スージーパーカー』での♪TA・TA・TA・TA・TA・TA・・・・とかもそうだけど
面白い映像を撮るために、出せる限りのエンタメネタをとにかく出しまくってる
って感じで、なんか気の毒にすらなっちゃいます。皆んな協力しないし(笑)
by milk_tea (2006-05-08 23:20) 

satomi

milkさん、お久です。
やっと完読する元気が出てきました!(ちょっと最近鬱入ってて・・・プレ更年期!?)

中2のときに映画館で「ビートルズ3本立て」で初めて見ましたが、この映画の寒々しい雰囲気ばかり印象に残っていました。milkさんの3部超大作レビューで忘れていた部分とか思い出し、またPCの前で声出して笑ってました。(ヨーコとへザーの対比など)
そして老紳士やおばあちゃんを勝手に故人にしている(笑)ところが一番ウケちゃった!もしかしたら100歳近くでご健在かもヨ。なんて・・・

DVD化が待ち遠しいですね。
by satomi (2006-05-08 23:20) 

ch-ch-cherrie

楽しみにしていたルーフトップの解説も終わると寂しい・・・・なんて気分。リンゴの赤いコートもモーリンのモノだったけかなぁ〜。ジョージのはファーだったんじゃなかったかな??以前池袋西武のビートルズ展に展示してあったような???曖昧な記憶ですが。初めてこの映画を見た中学生の頃、まだ海賊盤も少ししか聴いてなかった頃は、「Dig a Pony」がレコードと違っていて驚いたことは鮮明に憶えております。「Don't Let Me Down」の歌い出しが3ショットじゃなかったのは残念だったけど、あの下からのアングルのポールのジョンのショットはハイライトだな〜!すんごくかっこいいね。でもジョンの歌詞の憶えの悪さはたいしたもんだ。
by ch-ch-cherrie (2006-05-08 23:28) 

milk_tea

おぉっ、satomi様!!こんなところにようこそ・・・。留吉~!お茶とお菓子
をすぐに~!!(あ、留吉はparloさんのところの丁稚どんでした^^;)

>(ちょっと最近鬱入ってて・・・プレ更年期!?)

いやいや。私もホント色々ありますよー。人よりかなり落ち込みやすいほう
ですし。皆んなそれなりに色々あるんだ!と思って共に頑張りましょう!

>この映画の寒々しい雰囲気ばかり印象に残っていました。

もう、トコトン寒々しいですよね。根が暗い私は、そういう寒々しさがたまらない
んですねー。

>そして老紳士やおばあちゃんを勝手に故人にしている(笑)ところが一番
>ウケちゃった!もしかしたら100歳近くでご健在かもヨ。なんて・・・

実は私もそう思いました。(笑)
というか、40年くらい前っていうと今よりずっと人が老けて見えるんですよね。
あのおばあちゃんも、ああ見えて50歳くらいかも。で、今も87歳とかで
全然元気で近所の悪ガキを叱ったりしてるかもしれないですね。
関係ないけど、フネ(サザエさんの母親)も、縁側で渋茶すすってる枯れた
雰囲気だけど、まだ40代なんですよね。驚き~
昔は皆、オトナだった・・・。というか、オトナになる覚悟が出来てましたね。
もんのすごい話がそれてしまいました(笑)
satomiさんのほうでも、またビートルズ(ジョン)ネタ、楽しみにしてます。
by milk_tea (2006-05-09 00:07) 

milk_tea

ch-ch-cherieさん、初コメントありがとうございます。
ch-chさんのブログを見てみたら、まだ記事数ゼロでした!これからかな?

>リンゴの赤いコートもモーリンのモノだったけかなぁ〜。

えっ、あれって赤なんですか?私のビデオでは完全にオレンジ!
ジョージのコートは黒くつぶれていて、実はよくわかりません。
ファーなのですか。池袋西武に来てたんだ!すごい。

>あの下からのアングルのポールのジョンのショットはハイライトだな〜!

ホント、かっこいいですね。別の映像で見ると、カメラマンが相当地面に
寝転ぶようにして撮っていますよね。

>でもジョンの歌詞の憶えの悪さはたいしたもんだ。

そうそう!屋上でもスタッフにカンペ持たせてますもんね。
ヨーコとイチャイチャばっかりしてたから歌詞を覚える時間が取れなかったに
違いない!やっぱり悪の元凶はヤツだ~(常にそこに帰着。笑)
by milk_tea (2006-05-09 00:19) 

MASA

なんだー、ルーフトップ・コンサートの部分いつ追加してたんですかー?全然気が付かずすいません。てっきり〆にもう1本あるのかと勝手に思ってたし、文章長いからさりげなく追加されたって分かんないってー(笑)。

いやあしかし、入魂の記事完成ご苦労様です。久々に目にして感動してるmilkさんの文章に込めた意気込みが伝わってきた記事でした。なぜか波平まで登場するとは(笑)。
satomiさんじゃなけいけど、通行人を勝手に殺しまくってますな(笑)。ま、あのビートルズ擁護のおじさんとかウルサ方のオバサマたちなんかはほぼ完璧に亡くなってますけどね(爆)。
しかしビートルズのメンバーだってこの10年後にジョンが、31年後にジョージが他界しちゃうなんて、この時には想像すら出来なかったなあ...(しんみり)。

>そこまでだと「県民気質」みたいなのが色々語れるんじゃないでしょうか。
日本ではどこが一番住みやすい(居心地が良い)と思いますか?

あー、県民気質ってのはそれぞれ見事にありますねえ。ここでは長くなるのでやめときますけど、どこが住みやすいかってのははっきり言える地域がひとつありますよ。
そりゃ地元札幌です(爆)。
by MASA (2006-05-09 00:35) 

roland bynum

ビートルズ後期の成り上がり者のゴージャスさについて、
たしかあの淀川長治氏が生前どこかで語ってたな。異様な美を感じるって。
ビスコンテイの映画のヘルムート・バーガーみたいに。
貧乏人の息子が貴族夫人のつばめとなって、衣装着せられて
上流階級のサロンに出入りする。
地獄に落ちた野郎どもだったっけな、それともカンバセーション・ピースか?
後期近くにビートルズが何気ないセーターかなんか羽織って
梳かしてもないようなヘアスタイルで、なんかタバコ買いにちょっと出てきた
見たいな雰囲気でテレビ出てるフィルム、
確かバックインUSSRかリボリューションやってたな。あの頃もかっこいいね。
by roland bynum (2006-05-09 01:13) 

parlophone

お~い、留吉!
satomiさんにお茶とお菓子お出しして!
なに?
旦那様はそうやってすぐわたしをこき使って自分だけいい顔してるけど、
そのわりにはお小遣いも暇も全然くれない?
お客様の前で何を言い出すんだい、おまえは。
わかったわかった、今度の薮入りのときにちゃんとお小遣い上げるから…
ど~も、すみませんね~、近頃の若い者といったら…

って、コラ!
あたしゃいつから呉服屋の旦那になったんだい?!

ところでなんなんでしょうね、このmilkちゃんの筆力!
淡々と映画のシーンを綴ってるだけなのに、終わりのところで感動と一抹のさみしさがこみ上げてきました…。
あ~、落札のオマケにビデオあげるんぢゃなかった…(x_x;)シュン
by parlophone (2006-05-09 01:31) 

ノーバッド

関連記事からたどり着きました。

いやぁ~、すごいです。
よく、まぁ~観察してますね。
『このミニスカートの女性もスタイル抜群・・・』
小走りの後姿が、とてもチャーミングでしたね。

この映画も何回もみてますが、もう一度すごい。
久々にLET IT BEを見たいと思いました。

ビートルズねた 楽しみに待ってます。
by ノーバッド (2006-05-09 21:37) 

ayumusic

こんばんは、仕事を開始して、GW気分が吹っ飛んでいます。
いやぁー、ご苦労様でした。久し振りにこの映画を追体験できて嬉しかったです、有難うございました。
rolandさんも発言されているように、この頃の四人の異様なまでの贅沢な感じ、退廃的な感じが、リバプールやハンブルグでしたっけ、苦しい下積みを経て10年かそこらで、ここまで芸術的な、あるいは世界の価値観をひっくり返すまでの極みに、成長した男たちの美しさが、この映画に保存されているのですね。すごい記録ですよ、やっぱり。淀川長治さん、さすがですね。
私がこの映画でいいなーと思うのは、milkさんも書かれているように、ここまで登りつめた最後に、バンド音楽、ポップミュージックとしての原点、シンプルなグルーブの残り火みたいなものが、ドキュメンタリーを通じて観ている人に伝わってくること、それと、個性の全く違う四人が、特にジョンとポールの友情の残骸みたいなものが、例えば二人のコーラスなど、ルーフトップライブなどで垣間見れること、だと思います。やっぱり、バンドっていいなー、音楽がいいなー、おれも(わたしも)やってみよー、って世界中のひとが共感した、ってことじゃないでしょうか。私もそのひとりです。
by ayumusic (2006-05-09 22:58) 

P's

おひさしぶりです。
ミルクさん、すばらしいね。
まったく同じ空気ですね。
そして、言いたかったことはayumuさんがすぐ上で書いたことそのものです。
そこにひとつのバンドがいるっていうことです。
音楽ってこれだと思います。
グルーブの残り火です。
ミルクさんのおかげでとてもいい気持ちになりました。
by P's (2006-05-10 01:27) 

milk_tea

MASAさん再びどうも。
>いやあしかし、入魂の記事完成ご苦労様です。

ありがとうございますっ。魂、確かに入りましたね~。おそらくビートルズの
ファンサイト・評論サイトは星の数ほどあれど、あの映画をここまで詳細に
わたって噛み砕いたものは、そうそうないのではないか!( ・_・)v
(というか単なる♪ヒマジン there's no heaven~ なだけかも)

>ま、あのビートルズ擁護のおじさんとかウルサ方のオバサマたちなんかは
>ほぼ完璧に亡くなってますけどね(爆)。

まあ、もう居ないと思いますよ(笑)
何というか、40年前も今日も街は同じように人であふれているが、それを
構成する人間たちの顔ぶれは完全に入れ替わっているという、人の世の
はかなさみたいな事を書きたかったんですけどね。

>あー、県民気質ってのはそれぞれ見事にありますねえ。

やっぱり!聞いてみたいですね~。
そういうの、まとめてみると面白いかもしれませんよ。
私は個人的には、愛知・岐阜あたりの県民性が苦手かな~。(いきなり
バッサリ!いや、親がそっちの出身なんですよね)

>そりゃ地元札幌です(爆)。

でも本当にそれはあるらしいですよ。単身赴任経験者のアンケートでも
最も暮らしやすくて一番人気があるのは札幌らしいですね。
それと、年を取ってから、東京などの都会暮らしから自分の故郷に戻りたいと
希望する人は、ダントツで北海道人が多いというのを聞いたことがあります。
by milk_tea (2006-05-10 09:27) 

milk_tea

Rolandさんまたまたこんにちは~
>たしかあの淀川長治氏が生前どこかで語ってたな。異様な美を感じるって。

へぇ~。彼はどのくらいビートルズそのものを知っていたんでしょうかね。
淀川氏の芸術感覚はきわめて高いですから、やっぱりパッと見てそんなふう
に映ったんでしょうね。
ところで、最近何かで見た番組で、生前の淀川氏に誰か若手の男性タレント
(誰だったか忘れた)がインタビューに行って色々話を聞いた最後に
「今一番淀川先生がしたいことは何ですか?」と聞いたら、平然と
「今したいこと?アンタと風呂に入りたい♪」と答えてました。
やっぱりソッチのかたなんですね~。もちろんそれは有名な話ではありますが
改めて納得しました。ソッチの方々は皆さんセンスが鋭敏ですよね~

>ビスコンテイの映画のヘルムート・バーガーみたいに。

ヴィスコンティ、実はほとんど観た事ないです。教養としてやはり、ひととおり
観ておかないといけませんね~。
映画でも色々書いてみたいんですけど、音楽ブログに限定しちゃったので
なかなか難しいです。でも追い追いやってみようかな~
またヨロシクお願いします。
by milk_tea (2006-05-10 09:42) 

milk_tea

parloさんこんにちは~!
のっけから、古典落語みたいで最高でした(笑)
薮入りには、ちゃんと留吉にお小遣いをやって里帰りさせてやって下さい。
里に帰す前に、こちらに1泊くらいしてもらってもいいです。ワップルを2,3個
与えてから、ちょっと納戸の片づけを頼みたいんで・・(働かす気かい!)

>淡々と映画のシーンを綴ってるだけなのに、終わりのところで感動と
>一抹のさみしさがこみ上げてきました…。

ありがとうございます。でもそれって、ビートルズファンならではですよね。
好きでもない人にとっては、暗くて淡々としててクソ面白くもない映画なんだ
と思います。(したがって、私の今回の超ロング記事も、10行たりとも読ま
ないでしょうね)

>あ~、落札のオマケにビデオあげるんぢゃなかった…(x_x;)シュン

もったいない~~~!!
しかも、落札の「オマケ」ですからね!!アンビリーバボーです。
それって、TV通販で高枝切りバサミを買ったら、アイルトンセナの肖像と
命日の刻印入り100個限定シリアルナンバー付きのZIPPOライターが
オマケで付いてきた、というくらいアンビリーバボーです。(ハァハァ)
by milk_tea (2006-05-10 10:25) 

milk_tea

ノーバッドさん、初めまして。nice!とコメントありがとうございます。
>いやぁ~、すごいです。よく、まぁ~観察してますね。

ありがとうございます!
観察してますね、というよりも、あえて観察したんですけどね!(@_@)ジ~

>『このミニスカートの女性もスタイル抜群・・・』
>小走りの後姿が、とてもチャーミングでしたね。

そうそう。カメラも、あまりの美しさに我知らず追いかけてしまったという感じ
でしたね。そんな彼女もきっともう還暦・・・・・(わかったわかった)

>ビートルズねた 楽しみに待ってます。

過去記事にも色々ビートルズネタ、ありますのでお暇な時に見てやって
下さい。(どれも長いのですが。すみません)
拝見しましたけど、ノーバッドさんもかなりコアなファンですね!!
どちらかというと初期のほうがお好きなのかな?
それと、生息地区が意外と近いようです。どこかでお会いしてるかもしれま
せんね!またヨロシクお願いします。
by milk_tea (2006-05-10 10:27) 

milk_tea

ayumuさん、毎度です!GW終わっちゃいましたねぇ~

>・・・・成長した男たちの美しさが、この映画に保存されているのですね。

そうそう。真のビートルズファンと、真の"男"の美しさがわかる人間 (で、それ
が淀川氏かっ^^;)だけが、この淡々としたドキュメンタリーの中からその "美"
を読み取ることが出来るわけですね~。

>ここまで登りつめた最後に、バンド音楽、ポップミュージックとしての原点、
>シンプルなグルーブの残り火みたいなものが・・・・・・・

いやはや、この辺は名文ですね。メモっちゃいそうです(笑)
まさにそうですよね~。それに尽きると思います (( (u_u)

>やっぱり、バンドっていいなー、音楽がいいなー、おれも(わたしも)やって
>みよー

ホントそうですね。
しかし、またこの映画をみて「やだなーー、バンドって・・・」って、逆に思った人
ももしかしたら居るかもしれない。
「バンドって、音楽って、仲間って、素晴らしいのさ!!」みたいなキレイ事
は言わずに、というか最後の最後に、汚なく人間らしいところもそのまんま
見せて、「でもやっぱスゴイのよ、音楽って!」って寒風吹きすさぶ屋上で
乱暴に言い捨てて去って行った、というような印象です。
カッコイイです、やっぱり。
by milk_tea (2006-05-10 12:28) 

milk_tea

P'sさんこんにちは!
せっかくのビートルズなのにご無沙汰ではないですか~

>そして、言いたかったことはayumuさんがすぐ上で書いたことそのものです。

そうそう。ayumuさんがまとめてくれちゃいました。(笑)

音楽をやっていて、バンドを組んだことがある人たちはおそらく誰しも、
仲間が盛り上がってバンドが結成されて、楽しく音楽を共有し、そのうち活動
が頂点を迎えて、徐々に個々の考えが遊離してきて、何となくそんなに楽しく
なくなってきて、だんだん顔を合わせるのも苦痛になってきて、音楽そのもの
までキライになりそうになったりして、最後にはバンドがバラバラになって
終わりを迎えるような経過というか心理状態みたいなものを理解出来るん
でしょうね。
P'sさんも色々バンドをやってられた(る)ようだから、彼らの気持ちとか、
ごくリアルに感じ取れるんじゃないでしょうか。

>ミルクさんのおかげでとてもいい気持ちになりました。

恐縮ですっ。最近は私も、これだけ生きてきたから、こうやって音楽の事も
色んな切り口で語ることが出来るのかも・・・・と、自分の年齢を嬉しく思う
ことが出来てきてます。(いや、記憶中枢だけそのままで、ハタチの身体に
戻してくれるならやっぱりそっちのほうがいいですけどねぇ~^^)
またヨロシクお願いしまーす! 
(はぁ~、いっぱいコメント書いた(疲)。果たしてどれだけの人がコメント欄
読んでるのだろうか・・?)
by milk_tea (2006-05-10 12:50) 

ch-ch-cherrie

こんにちは。コメントぜ〜んぶ読みました。素晴らしい文章には素晴らしいコメントがたくさん帰ってきますね。ついつい仕事の手を休めてチェックしてしまいます。コンタクトも乾くくらい読み応えあるレポート&コメントに拍手!!今回の「レット・イット・ビー」解説がきっかけで、改めて様々なブート聞き直しましたよ。1969年1月の4人の心模様がを大人になった自分なりに再確認できました。またビートルネタやって下さいね。楽しみに待っています。
by ch-ch-cherrie (2006-05-10 13:14) 

milk_tea

ch-ch-cherie さんありがとうございます。つい最近ch-chさんがアップされた
記事を読んで、以前みえた lucyさんと同一人物である事を発見・・・( ̄ー ̄)
(頭痛の記事、前にも載ってましたよね!あ、大瀧詠一が直接メールくれた話
はスゴイですね~)
ブログも、ある程度筆?が乗ってくるまでは試行錯誤ですよね。
私も最初 yahooで1年前くらいに始めてみたのですが、2,3記事書いても
どうもしっくり来なくて、ある時ふいにso-netを見つけ、やっと「コレだ!」という
感じがあり、何とかここまで続いてます。so-net はトラブルが多いですけど
スッキリした装丁が気に入ってます。

レットイットビーのジャケ写のセルフ画像・・・本当にジョージFANなんですね~
私はいったい、4人のうち誰が一番好きなのか?
難しいです。3(ジョン):3(ポール):3(ジョージ):1(ごめん、リンゴッ)って
感じですね、本当に。いや、キャラ的にはリンゴも大好きなんですけどね。
ウーンやっぱり選べないな~。 またヨロシクお願いいたします。
by milk_tea (2006-05-10 23:42) 

Zamora

Milk_teaさん こんばんは。Zamoraです。

「多くの方が、記憶の中でしか観られない映画の詳細なる解説」の脱稿おめでとう御座います。やっと書き上がりましたね。

Milk_teaさんの年代だと、たぶん同時代的な見方がないせいもあって、反対に詳細な分析が出来るのでしょうね。私なんか中途半端にリアルタイムなので、その変貌ぶりに相当戸惑った記憶があります。

家族と一緒に観た’66年来日時のテレビ放映から4年余、まだ彼らに興味も何もない時期ですから、MMTもYellow Submarineも素通りなわけです。All You Need Is Loveの世界配信だけは観たかな、いや観てない。何れにしろ、映画館で観る4人の、4年前との違いたるや、筆舌に尽くしがたいものが有りました。4年前のお揃いの服を着た連中とはどうしても重ならない。一瞬ですが「ビートルズというのはいくつか有るのかなぁ?」とさえ思ったもんです。ずっと聞いてた人はまた全然違う見方なんでしょうけど。

この頃の学校(中学)では、誰かが持って来た週刊誌(新潮だったかな)のグラビアにジョンとヨーコのベッドインの写真が載っててね。正直、「何でこんなんと?」(笑)。そのうち同級の女の子が「エルピー、エルピー、エルピィィ、エルピー」なんて意味不明な歌い方するし。

そんなこんなで、この映画の時期はビートルズに対して相当混乱してた私でしたが、それでもGet Backの疾走感は格別だったような気がします。燃え尽きる前の、ってえやつですね。それとI’ve Got a Feelingね。A Day in the LifeにしてもBaby You’re a Rich Manにしても、ジョンのパートとポールのパートをくっつけたような作りになってる曲ってのは妙に興奮して好きだな。ポールとジョンが一緒に其々のパートを歌い出す前の、ギターリフからリンゴのドラムス、「カッコイィー!!!」な~んて、30年余の時を飛び越え、単なる中学生になってしまいました。この曲の雰囲気というか、グルーヴと言うのか、これは他のバンド或いは彼らのソロでさえ出せない気が、今でもしますねえ。4人とも技巧的にはそれ程ではないのに、何がそれを創り出しているのか不思議な部分です。まあ、それを簡単に言ってしまえば、「音楽的センスがいい!」ということなんだろうけど。このセンス、滅多やたらに誰もが持ってるもんじゃないんだな。

ところで、I’ve Got a Feelingのエンディング近くには「何だか訳の解らない歌ねえ!」なんてのたまうおばあさんが居た筈。「そりゃそうだ、あの歌詞、言葉遊びみたいなとこも有るし、ばあさんには解らんわな。」と、当時思ったのを覚えているので。あのおばあさん、バッサリ切られてる。リンダ イーストマン(この時、未だ結婚してないそうなので)も、もうちょっと長く写ってたよな気がするし。まあ、どっちも大勢に影響はないですけど、ノーカットで観たいです。

最後に、みなさんは「ジョージがこの映画の商品化を~~」とおっしゃってますが、当時は別にしても、今となってはポールだってあのシーンを再び衆目に晒すのは厭なんじゃないかと私は思うのですが。なので、ポールの目の黒いうちは、(元々黒くないか)この映画の正規製品化は無いと踏んでいます。どうでしょうか。
by Zamora (2006-05-11 00:43) 

milk_tea

Zamoraさん、長コメどうもありがとうございました~。
いやあ面白い。いちいち納得したり、唸ったりしながら読みましたよー。
それにしても、人のブログへコメントとして軽く書くレベルの文じゃないですね。
もったいない感じします。
Zamoraさんだけでもなく、皆さんホント見識が深いし文章うまいっ。なんか
ここも、気付けば識者の集まるサロンみたいでたまらないですねぇ。(´∀`)
(私は場所提供してるだけって感じ・・・)
皆さんから色んなコメント戴くのがいつもすっごく楽しみです!
出来うる限り、座布団出してお茶(ミルクティーか)も出して、おもてなししたい
と思いますので、皆様今後ともひとつ宜しくお願いします・・・。
と、これまた妙に長い前置きはこの辺にして・・

>Milk_teaさんの年代だと、たぶん同時代的な見方がないせいもあって、
>反対に詳細な分析が出来るのでしょうね。

なるほどっ。確かに、流れを追わずにドカンといっぺんに(あるいは順不同で)
彼らの音楽を受け入れているから、逆に冷徹(かぁ?)な分析が出来るのかも
しれないですね。
流れを追ってそれを見てきた人は、そうそう客観視できないと言うか
何か湿った感情が合間合間に入り込むのかも。

>何れにしろ、映画館で観る4人の、4年前との違いたるや、筆舌に尽くしが
>たいものが有りました。
>4年前のお揃いの服を着た連中とはどうしても重ならない。

これは、ホント面白いですね~。確かにそうだったろうなと思います。
4年の月日って長いようだけど、我々みたいに平々凡々な会社勤めをして
いる身にとっては、ヘタすると所属部署も仕事内容も変わらなくて
せいぜい隣に座ってる課長が交代した程度だったり。
周囲の環境以上に、自分自身に起こらないですよね、そうそう変化なぞ。
4年前と同じ服きて同じ靴はいて、同じ歌口ずさみながら暮らしてるもんなあ。
(あ、服や靴は好きなので、しょちゅう変えてるわ、私は)
なのに、ビートルズったら、4年間で、子供から大人になってしまったというか
完全に別の人間になってしまったというか、「そのむさっくるしい髪とヒゲを
たたえたアンニュイなアンタらは誰!!」って感じですもんね。
いたいけなZamora少年にはさぞやショックだったことでしょう。

>一瞬ですが「ビートルズというのはいくつか有るのかなぁ?」とさえ思った
>もんです。

可笑しいですね~~。でも、思いかねない!!

>正直、「何でこんなんと?」(笑)。

ホント!!誰だって思いますよねぇー。まあ、普通の女にはもう飽き飽きし
最後にはArt & Peace の象徴たる女に魂を預けたんですね。
まあわかるけど、わっかんないっすね~(笑)

>それでもGet Backの疾走感は格別だったような気がします。

おっしゃるとおり!!あれは何でしょうねぇー。
ごくごく雑に疾走しているのに、ものすごく高品位な感じがしますしね。

>ジョンのパートとポールのパートをくっつけたような作りになってる曲って
>のは妙に興奮して好きだな。

ここも、100%同感です。緊張感ありますしね・・・・。
I've Got a Feeling は秀逸と思いますね。
それにやっぱり、Get Back も I've Got a Feeling も、聴くたびあのルーフトップ
の映像が頭の中でダブるために、また格別に味わい深く響くんだと思います
私なんかは。

>4人とも技巧的にはそれ程ではないのに、何がそれを創り出しているのか
>不思議な部分です。

これは本当にそうですね。
逆に、演奏の粗雑な感じが曲の品位や音楽的価値すらをも高めている
ような・・・・。音の緊張感が増しているというかね。

>「何だか訳の解らない歌ねえ!」なんてのたまうおばあさんが居た筈。

ああ、そのおばあさんは、私が本文中に説明をくわえているおばあさんの
ことですよ。字幕でどう出ていたかわかりませんが、私のつたない
ヒアリング能力からすると I just can't ............insane.... と言っていて
(ほんとに、つたねーじゃねーか!笑)おそらく、こんなキ○ガイじみたの
ワケわからないわ!とか耐えられないわ!とか言ってると踏んだのです。
内容より、ただそのウルサさに文句を言っているだけだと思うんですよね。
(はっきり言って、この辺全然聴き取れません。自信も打ち砕かれました)

>リンダ イーストマン(この時、未だ結婚してないそうなので)も、
>もうちょっと長く写ってたよな気がするし。

なぬ~??そのシーンは何ですか??(LD版には、それ入ってないぞ!)

>今となってはポールだってあのシーンを再び衆目に晒すのは厭なんじゃな
>いかと私は思うのですが。

あーー確かにそうですね。ある意味ジョージよりポールのほうがイヤかも。
あの部分のみならず、全編にわたって独りで気の毒なまでに頑張りまくって
いるシーンが延々続くわけですから、出来れば永久に隠しておきたいのは
誰よりも、ポールなのかも知れませんね。うむ。

 ・・・などと、色々な文章に納得&同意しつつ、

>ポールの目の黒いうちは、(元々黒くないか)

最後のジョークで声を出して大笑いし・・・いやはや、カンペキですね。
by milk_tea (2006-05-11 12:20) 

縦割

しばらくぶりです。出張が続いており、不覚にもmilk_teaさんの渾身の
完成稿を見るのが遅くなってしまいました。
(正確には、出張先でちょいちょい見ていたのですが、そこのPCがカナ入力
モードになってまして何故かそれがどうやっても直せねえー。)
ああーもう、出遅れたもいいとこ。ツボなところも、皆さんにもう指摘され終わ
ってるしな。(;_;)
おかげさまで、なんか全部思い出しましたね、ほんと。感謝です。
あの道端でインタビュー受けてるおじさんとかお姉ちゃんもよく覚えてます。
で、あのおばあちゃんの絶叫は確かに、アイブガッタ・フィーリングの
絶妙な箇所に入れ込んでありましたよ。わかるわかる。
あの辺は本当にいいですよねえ。
それにしても、平日の真っ昼間に(milk説による)いきなりビルの屋上で
堂々と大騒音がなりたててゲリラライブできちゃうのも[世界のビートルズ]
だけでしょうね。
警察だって、仏頂面で取締りをしつつも内心は「うへっ!ビートルズの生演奏
見ちゃった~帰ったらワイフに自慢しちゃお~」とか喜んでたに違いないです。
でもきっと、zamoraさんじゃないですが、「えっ、あの髪が長くてボサボサの
ひょろひょろ男がジョン?ウッソ!」とか、遠目に見て驚いてた人も多かった
のかも。(下からじゃ見えないか姿までは)
あーすいません、zamoraさんとmilk_teaさんの名文往復書簡のあとには
もう何を書いても自殺行為であることが今さらながらわかってきました。
自分にはムリっす(;_;) でもまた来ますよ。
by 縦割 (2006-05-11 17:24) 

げんとうしゃだんき

もっとダメダメでムリムリの、周回遅れの僕がきましたよ。
縦割さんにもスキが見えないほどの名文、名コメント。
僕ごとき、割って入れる、はずも無し。
(↑おかげで一句浮かびました。季語は燕子花。花言葉は「幸運は必ず来る」)
無駄な努力はせずに記念カキコです。
milk_teaさん、ご苦労様です。
これで映画は観なくても良しっと。

>ジョアン・ジルベルトは「ベサメ・ムーチョ」はやってません(笑)。
ありゃ。milk_teaさん&MASAさん、すいません。
そんじゃ、スタン・ゲッツかアントニオ・カルロス・ジョビンだ。たぶん。
「イパネマの娘」で有名な人。たぶん。
去年の来日記念CDで聴いたー。確かイパもベサも入ってた。
二回くらいしか聴かんかったー。
そんで現在行方知れずー。ひでぇ。
ボッサ・ノヴァで有名な人にもスイマセン。
ここって何故か地が出せて楽ー。
なんだか知んないけど、次回も楽しみにしてますぅー。
我ながら最悪のコメントなり。
by げんとうしゃだんき (2006-05-11 20:40) 

ノーバッド

改めてBEATLESの記事を読みました。
あなたは、すごい。感心しました。切り口が斬新です。
どちらかと言うと後期なんですね。
リアルタイムなので、初期とか後期とかの感覚は無いですね。

特に『レット・イット・ビー』。これ関連で記事3つ!!! 凄すぎる。

『レット・イット・ビー』ロードショウで何回か見ましたけど
特に暗いと言う印象はなく。淡々とレコーディングされているんだな。って、
言う感じです。
バンドの練習とかって、あんな感じで淡々とやってますからね。
そういえば有楽町のスバル座でロードショウの前売券を買っていたとき
ショーケンがチケットを数枚買っていたことを思い出しました。

それとY子は嫌いのようで。。  Me toですが・・・。

シネクラブとか、きっとどこかで、すれ違っていると思います。
これからもヨロシクです。
by ノーバッド (2006-05-11 22:11) 

milk_tea

縦割さん、おそよーございます(笑)
>そこのPCがカナ入力モードになってまして

なんかわかる。最初はカナ入力でTRYしてみるのだが、途中で
「"ん"どこだー!」「"へ"が無いー!」など、イライラ爆発になるんですよね~

>それにしても、平日の真っ昼間に(milk説による)いきなりビルの屋上で
>堂々と大騒音がなりたててゲリラライブできちゃうのも[世界のビートルズ]
>だけでしょうね。

ですよねー。日本でも、渋谷で誰それがゲリラライブ!なんて言うけど大抵は
事前に許可受けてたり、「ゲリラライブ用の場所」みたいなのもありそうだし。

でもアップルビルの辺は、ごく普通の丸の内のあたりのビル街みたいな
雰囲気だから、周囲もビックリですよね。

>「うへっ!ビートルズの生演奏見ちゃった~帰ったらワイフに自慢しちゃお~

きっとそうだ!しかも30年以上たった今なお 「俺が昔ビートルズと出た映画」
とかワケわかんないこと言って、孫や子に自慢してそうで怖い(笑)
でも「そうは言うけどじぃさん、その映画のビデオとかDVDがないんじゃ、信用
できないよ」とか冷ややかに言われたりしてるかも。
またコメントお待ちしておりますよ。
by milk_tea (2006-05-12 12:09) 

milk_tea

はい、ワケのわからぬ俳句ひねってる幻燈さん、こんにちは。^^
新婚生活いかがですか。でも意外と山あり谷ありなもんでもないですか?
(←普通、お幸せでしょう、とか聞くものですよね。性格ヒネすぎ・・・)

>これで映画は観なくても良しっと。

ぶっちゃけ、この記事を読んじゃったら、もう作品を改めて見ても絶対新鮮味は
ないでしょうね。ほとんどの見所は押さえちゃってます(すいません)
私自身、これ書いてすっかり完全燃焼し、万が一DVD発売が実現しても
もう買わなくてもいいや~の域に入ってます^^;

>そんじゃ、スタン・ゲッツかアントニオ・カルロス・ジョビンだ。たぶん。

なるほど、じゃあ何にしてもその辺ということで大差ないですね。
・・・・と、書いてから今ちょっと調べてみたら、ナント!
ジルベルトの 『AMOROSO』 というアルバムの中に、ありました!

   1.ス・ワンダフル
   2.夏のうた
   3.チン・チン・ポル・チン・チン
   4.ベサメ・ムーチョ
   5.波
   6.十字路
   7.トリスチ
   8.白と黒のポートレイト

ということで、やっぱりジルベルトでしたね!
個人的には、3曲目のタイトルが妙に気になります・・・。 (ё_ё)

この辺を見ていたら、なんか突然質のよいボッサノ~ヴァが聴きたくなって
きました!季節もそんな感じになってきましたしね。
このアルバム買ってみようかな?☆の評価も高いようです。

>ここって何故か地が出せて楽ー。

いや~まだまだスゴイ地を隠していらっしゃる感じも~~(笑)
またお越し下さいね!
by milk_tea (2006-05-12 12:28) 

milk_tea

ノーバッドさん、Thank you for coming again です。
>あなたは、すごい。感心しました。切り口が斬新です。

恐縮です!やった~本当ですか~。
で、そうですね、どちらかと言うと私はかなり後期びいきですね。

>リアルタイムなので、初期とか後期とかの感覚は無いですね。

上でZamoraさんも言ってましたが、リアルタイム派はそういうドライな切り方を
しないようですね。存在そのものを、全部まとめて受け止めているのかも。
拝見したところ、ノーバッドさんはビートルズ来日時にもう中学生だったんです
よね。一番感受性の強い時期にビートルズが全盛期!これはもう超リアル
タイム派といっていいでしょうね。あの来日武道館も行ったんでしたよね?
もう歴史の証人級です。「いや~ペリーが来た時は驚いたよ。真っ黒いデカイ
船でねぇ」とか言う話に程近いです(笑)

>それとY子は嫌いのようで。。  Me toですが・・・。

嫌いなわけじゃないとは思うんですけど、彼女の平和論がイマイチ空論に
思えてしょうがなく。・・って、ちゃんと彼女の思想を正面から読んだり聞いたり
したことはないんですけど。
最近富士フィルムかなんかのCMに出ていて「Photo is Peace.」とか
連呼してますが、あの「フォト」のトの発音を聞いただけで、ジョンと並んでベッド
に座って平和を訴えかける遠い昔の彼女の声が聞こえてくるような気がして
やっぱり妙にイライラします。(←そりゃどう考えても嫌いだろう!)

>シネクラブとか、きっとどこかで、すれ違っていると思います。

昔もそうですし、今もどこかのライブハウスとかで会っているかも。
私もよく色んなアマチュアの人のライブ観に行きますし、記事に写っていた
ライブハウスの内装の感じとか、なんか見たことあるような気すらしたり。
世間は意外に狭い。実はすでに知り合いだったら可笑しいですね。
by milk_tea (2006-05-12 12:45) 

derosa84

長編三部作。お疲れさまでした。
by derosa84 (2006-05-14 08:35) 

てりぃ

milk_tea さん、初めまして。てりぃと申します。
だいぶ前の記事へのレス、失礼します。
最近、自分のブログに「レット・イット・ビー」のことを書きまして、
ブログ検索をしてみたら、milk_tea さんのこのブログを発見しました。
思わず読み入ってしまいましたよ。若い頃何回も観た映画ですが、
今となっては観ることはできません。しかしmilk_tea の記事を
読んで、いろんな場面が詳細に頭に浮かんできました。
やっぱいいですね、ビートルズ。
またお邪魔したいと思いますので、よろしくお願いします。
by てりぃ (2007-01-17 02:26) 

milk_tea

てりぃさん、こちらこそ初めまして。
コメント戴きどうもありがとうございます。
あ~検索でひっかかりましたか、この渾身の記事!(笑)

>若い頃何回も観た映画ですが、今となっては観ることはできません。

そうですよね。私はテレビで2回くらい、それと、てりぃさんと同じく
「ビートルズまつり」的な小ホールでのイベントで1回見た程度で、あとは
テレビにテレコをくっつけて音声のみを録音したカセットテープを何十回も
聴いただけでした。
そのテープもどこかに消えてかれこれ20年、そしたら去年いきなり予告も
なく知人が映画のビデオをくれたのです。
それで嬉しくってああいう記事を書きました。
テレビ(しょぼい17インチ)画面をデジカメで撮って、ひとつひとつ切り取って
取り込んで・・・
心底ビートルズに惚れてなきゃ出来ない所業ですよ!(自画自賛か)
映画を改めて観なくてもいいくらい全容が描けております(どこまでも自賛)

>やっぱいいですね、ビートルズ。

突出していますよね。もう好きも嫌いも超えた、太陽のような存在です・・・。
今後とも宜しくお願いいたします。
てりぃさん、私よりいくつか年上で、バランスとしては丁度いいようです。
(何の!)
by milk_tea (2007-01-17 13:24) 

てりぃ

ごめんなさい、上の投稿で「さん」が一箇所抜けておりました(汗)。

>てりぃさん、私よりいくつか年上で、バランスとしては丁度いいようです。

そうみたいですね(笑)。milk_teaさんの他の記事も読ませていただきましたけど、ツボにはまりまくりです。
Charの載ってる「明星」の表紙!懐かし過ぎです。あの本持ってましたもん。
海賊風のアイパッチが妙に印象的で(笑)。
あ、私のブログにもコメント頂けましたらうれしいです!
by てりぃ (2007-01-18 11:37) 

milk_tea

>上の投稿で「さん」が一箇所抜けておりました(汗)。

ご丁寧に、すみません。呼び捨てで全然結構ですから(笑)

>ツボにはまりまくりです。

やった!そうですか?でも世代が近いと共感できる点も多いものですよね。
Char編は気合入れて書きました。でもよく読むと内容は薄い・・・^^;

>Charの載ってる「明星」の表紙!懐かし過ぎです。
>あの本持ってましたもん。

あのあと、どうしてもあの明星が欲しくなり、古本屋で探してついにGET
したので手元にあるんですよ。あの本お持ちだったんですか?じゃあ、付録
の「ハンディ S_X BOOK」も持っていたということになりますね( -_-)σσ
出来ればあの前後1年くらいの平凡・明星を全部読んでみたいです。
ピンクレディの振付けのコマ送り図解表とかもあったしなぁ。そういうのも
改めてちゃんと読んで、宴会芸に生かしたい(笑)

てりぃさんのブログ、また改めてきちんと拝見しますね!
ピピッと来ましたらコメントも入れてみまーす。
by milk_tea (2007-01-19 13:17) 

ヴォルフガンガー

"Let It Be"が大好きです。

通やマニアと呼ばれる人たちはこういうとっても有名な曲はフェバリットにはあげないだろうけど、そんなことは気にしないよ。
シンプルなイントロのせいで、学芸会的な4分の4拍子の曲と誤解されることもあるけれども、それは大間違い。ピアノもメロディーも結構細かく16分音符でシンコペートしていて独特のノリを出している。
しかし何と言ってもメロディーさ。この曲のメロディーにはやはり普遍的な美しさを感じるよ。
ゆっくりと流れる風の中から誰の手も借りずに自然に旋律が紡ぎ出されたような感じ。
ミケランジェロの彫刻を喩えて言う時に、“大理石の中にすでに存在するタビデ君を取り出しただけのようだ”というのと同じ感じだよ。
普遍的って言うのはね、そんなふうに人間の手で作りました感が全然なくって、どっかですでに存在していたものを、ただみんなの目に見えるようにしてあげただけのようなもの。偉大な芸術はみんなそうだと思うよ。
モーツァルトの旋律も、クレーの絵画も、三島の文章なんかもね。

ポールの作った何曲かはほんとにそんな感じがする。

メロディやリズムだけじゃないよ
なんてったって、不思議の言葉、“Let It Be”
“それが、そうであるように、そうさせる”
“あるがままに なすがままに。”
でもねえLet It Be は単なるあきらめや、やけくそや、問題放棄の言葉じゃないんだよ。
人生のたいがいの問題は自分で解決しなければならないんだけど、でもどうしようもなく大きな力で襲いかかられて、どうにもこうにも抵抗ができないことも人生にはあるでしょ。
そんな時には“Let It Be”
そうさ、それは魔法の言葉なのさ。

戦い疲れて打ちひしがれた人たちに、それでも未来に光と希望を与える救いの言葉。
挫折し絶望し無力感に苛まれている人たちに、きっと答えは見つかるはずと教える言葉。
自分の力ではどうしようもできない困難に直面した時に、自分を傷つけず、自分を責めず、自分をあきらめずに、やがて見えてくるはずの自分の進むべき道を照らしだす光をじっと待つために、自分の置かれた状況を、あるがままに静かに受け入れるための言葉。
それが“Let It Be”なのさ。
どうだい、なかなか便利な言葉だろう?

“もうだめかもしんない”
“ぼくはもう、つかれたよ”
“こいつはまったくBeyond meだ”
そんなときは、きみも唱えてみればいいよ
救いの言葉“Let It Be”


♪たとえ僕たち離ればなれになっても
また会える日はきっとやって来るよ
もとめているものは見つかるはずさ
だからその時までは、“Let It Be”

不思議の言葉“Let It Be”
魔法の言葉“Let It Be”
きっと答えは見つかるはずさ
救いの言葉“Let It Be”♪

by ヴォルフガンガー (2010-10-31 17:12) 

milk_tea

ヴォルフガンガーさん、どうも初めまして。
(いったいこのお名前は何から来てるのですか?)
コメントを戴きどうもありがとうございます。
Let it be が好きでここに辿り着いてくださったようですね。

>通やマニアと呼ばれる人たちはこういうとっても有名な曲はフェバリットにはあげないだろうけど

確かに、ツウはあまり「Let it be 最高」とか言わないですよね。
でも実際ビートルズファンであれをキライな人も居ないかも。
曲がどうこうというよりも、あの曲が流れてくるだけで、解散の頃のあの時代の
空気ごと目の前にドンと置かれる感じがありますからね。
(っていう私は解散の時のリアルタイムの記憶は一切ないけど)
好き嫌い、というよりも誰もが少し痛みをもった感覚であの曲を黙りこくって聴くと思います。

>普遍的って言うのはね、そんなふうに人間の手で作りました感が全然なくって、どっかですでに存在していたものを、ただみんなの目に見えるようにしてあげただけのようなもの。

確かにそうかもしれませんね。
いきなりものすごーい下世話な例になって恐縮ですが、中学の時かな?
久保田早紀の「異邦人」って曲がハヤった時、妙に出来上がった曲で、ホントに
これ、新しい曲なのかな?と不思議に思い、こういう曲が入る場所を歌謡界が
はからずも用意していて、そこに予定通りその曲がやってきて、ジャストサイズ
でハマった、といった感覚を覚えたのを記憶しています。

あれも、もちろんヴォルフガンガ-さんが仰る次元とはだいぶ違うと思いますが
「切り出してそのまま持ってきた感」の1例と思います。(違う?違うか(笑))


>“それが、そうであるように、そうさせる”
>“あるがままに なすがままに。”

ふむふむ
Let it beは「なすがままに」と訳すケースが多いみたいですね。
文法的にそのまま考えると
「それが、それであるようにさせろ」 
「it」は「それ」というよりも、漠然と「物事」として使っているわけですから
「物事を、それがあるようにしておけ」 ということで
うむ、やっぱり「なすがままに」だな(笑)

ある意味、良い意味で「諦念」ってことだとも思うんですよね。
諦念っていうのは単純に「あきらめる」っていうことだけではなく、辞書で見ると

1 道理をさとる心。真理を諦観する心。
2 あきらめの気持ち。

とある。
真理を諦観しようっていうのが一番近くないですかね。

ま、でも特に何も考えず「レルピー」でいいような気もしつつ・・・(笑)

また何か気づいたらコメント下さい!
宜しくお願いいたします。

by milk_tea (2010-11-02 13:34) 

BBmania

Let it be のドキュメンタリー映画があるということを最近知った、お恥ずかしい限りの若者です。
The Beatles を今強力に追いかけています。
おもえば40年以上も前に解散しているバンドなんですよね。
彼らの後期作品を順を追って聴いていると何か圧が凄すぎて、「新しい」「古い」を超越して彼方にあるひとつの宇宙のようで、よく分かりません。
そんな「凄すぎる後期」の真っただ中にいた彼らの素顔を知る素材はそれほど多くなく、この映像作品は大変貴重と聞いています。
しかもついに発売に至っていない作品。そそられます。(YouTube見ても著作権でだいたい削除されてる。)

たまたま見つけたこちらはずいぶん前の記事のようですが、これは本当に面白いですね。
映像を画面ジカ撮りして解説するという……これまた、希少さをいっそう煽るかのようなショボい画像で……(爆)(けして悪い意味じゃないです。スイマセン)
これは貴重な文献です。超笑ったし。最後は少ししんみりしたりして。
アプローチが面白い。こういうのをあえてやる女子も世の中にはいるんだなとマジで感心しました。
僕の周りには「西野カナの歌詞チョーわかるー」とか言って感動してるような女子しか見当たらないんで、こういうブログを書く女子っていうのが頭の中で像を結ばないですね。

ビートルズ友の会、僕も仲間に入れてもらいたいくらいです。まだ全然ビギナーですけど。ビールをついで回りながら、貴重なお話を聞いてノート取りたいです。
すみません。皆さん長コメ書くみたいなんでマネしちゃいました。
他のも色々読んで勉強させてもらいます。以上です。
by BBmania (2013-06-15 11:46) 

milk_tea

BBmaniaさん、当ブログにお越しいただきありがとうございます。

>The Beatles を今強力に追いかけています。

そうですか!なんか嬉しいです!!(←勝手に関係者サイドにいる)
若い方の音楽的積み上げとしてそのアプローチは正しいです、うんうん。

>おもえば40年以上も前に解散しているバンドなんですよね。

そうなんです。
私が長靴をはいて砂場で遊んでいる頃にはもうビートルズは解散していました。
私も(私ですら)リアルのビートルズは全く知りません。

>何か圧が凄すぎて、「新しい」「古い」を超越して彼方にあるひとつの宇宙のようで、よく分かりません。

あの圧倒的な大きさを実感できてるだけでも、正しい聴き方がちゃんと出来てると
思いますよ。前期と後期だと、向き合い方を変えないとという感じですよね。
どちらもスゴイんですよね。まあちょっと私ごときがビートルズのスゴさを数行で語るのは無理ですが(笑)

>しかもついに発売に至っていない作品。そそられます。(YouTube見ても著作権でだいたい削除されてる。)

正規には発売になっていませんが、海賊版や、そのコピー作品などがかなり出回っているようです。昔はなぜかテレビでたまに放送されていました。

>映像を画面ジカ撮りして解説するという……これまた、希少さをいっそう煽るかのようなショボい画像で……(爆)(けして悪い意味じゃないです。スイマセン)

ホント、改めて見るとひどいですね、この一連の画像(笑)
でもこれを見るとだいたいの映画の全貌が分かりますね、確かに。
よくここまでまとめました私も。^^

>こういうのをあえてやる女子も世の中にはいるんだなとマジで感心しました。

西野カナ超いい~とか言っているBBmaniaさんのお友達の女子と、同じ女子で
括っていいかは分かりませんが・・・・(笑)
私は根っこが男性気質なので、このブログもだいぶ男っぽい気概に満ちていることは確かです(笑)
会社や友達内では、こういう内向きな面は見せないようにしています。絶対モテなくなりますから・・・。

>ビートルズ友の会、僕も仲間に入れてもらいたいくらいです。

若者に入っていただいたら空気も一新されて楽しそうなのですが、あいにくこの友の会は長いこと休止しています。半数のメンバーが会社を辞めちゃったんですよ!ちょっと業績の悪い電機メーカーにいるものでして。

ということで、他のビートルズ記事も良かったら読んでみてくださいね。
これからもビートルズを宜しくお願いいたします。(←やっぱり関係者サイド)
by milk_tea (2013-06-16 13:16) 

らんぞ〜

最初のクイズの答え、出てきた時点でわかってましたよ。
オープニングの「THE BEATLES」の文字はシンバルのカバーじゃなくてバスドラのドラムスキンです。僕はレット・イット・ビーは中学時代 清水市の小さな映画館で「バングラディシュ・コンサート」と併映で入場料300円で、10回くらい観ましたよ。TVでは大学時代かなソニー提供でやはりかまやつさんのかいせついりの夜中に放映したやつを観ました。videoも撮りました。僕も暗いというイメージは無かったですね。ただお互いの煮詰まり具合が切なかったです。映画はもともと35ミリで撮って16ミリにトリミングしちゃったもので、トゥー・オブ・アスの場面ではさいごの口笛の部分しか写っていないジョンが、演奏最初から右に写ってます。ポールとさし向かいなので後頭部だけですが。これは最近買った海賊版35ミリ版か分かったものです。熱くレットイットビーを語れる方を知って嬉しかったです。しかも女性とは!
by らんぞ〜 (2019-05-29 01:01) 

milk_tea

らんぞ~さん、どうも初めまして!
古い記事にコメントをいただきありがたいばかりです。
例によって、ビートルズ編でもテキトーなことばかり書いているので今改めて読み返しても恥ずかしさしかないですが^^;

>最初のクイズの答え、出てきた時点でわかってましたよ。

やはり。映画を2度、3度以上観ている方なら瞬殺でしょうね。

>オープニングの「THE BEATLES」の文字はシンバルのカバーじゃなくてバスドラのドラムスキンです。

私シンバルのカバーって書いてましたか。ドラムスキンっていうのは、客側からよく見えるバスドラの白革の張った丸いところですね?
(ドラムの知識がないのモロバレ)そりゃそうだ、シンバルカバーじゃない。恥ずかしいので、あとでそぉっと書き直しておきます(笑)

>僕はレット・イット・ビーは中学時代 清水市の小さな映画館で「バングラディシュ・コンサート」と併映で入場料300円で、10回くらい観ましたよ。

そういうの、各地でやってましたよね。「ぴあ」を必死で読み込んでイベント情報を得て私も行ってました。

>TVでは大学時代かなソニー提供でやはりかまやつさんのかいせついりの夜中に放映したやつを観ました。

私はそれ小学生か中学生だった気がしますが、そうなると私よりだいぶお兄さん?か、または長年にわたって何度もやっていたのかな。確かにいつも夜中でした。あの映画はゴールデンタイムは似合わないですね。

>映画はもともと35ミリで撮って16ミリにトリミングしちゃったもので、

あ、そうだったんですか!!知りませんでした。

>ジョンが、演奏最初から右に写ってます。

それは面白いですね。

>最近買った海賊版35ミリ版か分かったものです。

私が手に入れたやつはどっちなんだろう。家に帰ったら見てみよう。
(いま私は大阪に数日間仕事で来ており、今はまさに展示会の自社ブースで立ちながら、ヒマつぶしのノートPCあけてコメント打ってます。仕事をしろぃ!!)

>熱くレットイットビーを語れる方を知って嬉しかったです。しかも女性とは!

この映画を一緒に見ながら酒を飲み飲み、あーだこーだ語り合いたいですね!!!(私はお酒は全然飲めませんが)

では仕事に戻ります。

by milk_tea (2019-06-15 14:34) 

シャック

milkさん こんにちは

映画GetBackはご覧になりましたか?
僕は最近奮発して購入した大画面テレビで見ましたが、スゥエーデン度ゼロのまるで最近撮影されたようなリアルな画質に驚きました。

映画レット・イット・ビーは見たことがなく、milkさんのこちらの記事を拝見したのをきっかけに海賊版のDVDを購入しました(もう随分昔になりましたが・・・)

新しいGetBackは、公開された映画レット・イット・ビーと少し雰囲気が違い少し驚きましたが、なんせリストアされた映像と音が最高で大音響で楽しんでいます。

ご覧になられたようでしたら僕に映画レット・イット・ビーを教えてくれたmilkさんのご感想をお聞きできればと思います。
by シャック (2022-01-22 07:24) 

milk_tea

シャックさん、コメントを頂戴しありがとうございます。
15年前の記事で、その後の事業移管でレイアウトの変更などがあって改行位置がズレたりしてもそのまま放置していましたが、よく考えると読みに来る人もいることを認識しました。こんどちゃんと整えなくちゃ。
しかも年月が経って、このLet it be の映像自体に希少価値がさほどないので、この記事もどうなのかなと思いつつ。
でもコメント戴いて非常にうれしいです。
そうそう、SNSでも話題になっていて私も見たいんですが、まだ見てないんですよ。私は勝手に、単なるあのオリジナル作品のちょっと長いバージョンくらいかとタカをくくってました。
それは見たいかも。
しかもスウェーデン度ゼロだなんて!!(分かる自分がイヤ!)
でも、何かディズニープラスだかに加入しないと見られないとかで、そのまま遠のいてました。
今だと、どうしたら一番面倒がなく見られるんでしょうか。(調べればわかるのでしょうね^^;)
Let it be はあのクオリティでそれこそ何十回も繰り返し見たので、その新しい映像を見たら色々な意味でショック死するかもしれませんね(笑)
by milk_tea (2022-01-23 13:40) 

シャック

milkさん お返事ありがとうございます。

僕もディズニープラスに加入するのは抵抗があったんですが、どこかで990円で加入してすぐやめればそれだけと読んで、990円をケチってこれを見ないわけにはいかんとお正月休みに加入してすぐやめました(笑)

やめても一ヶ月間はそのまま見られますので、スマホ等から加入されて見るのが一番簡単だと思います。アカウントさえ作ればログインしてタブレットやパソコン等から見られるので便利でした。

ご覧になられたら久しぶりに新しい記事を期待しています(笑)
by シャック (2022-01-24 05:52) 

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