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COOLでJAZZYでACIDな都会の夜に stay tune。~Suchmos~ [邦楽]

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10月のとある日曜日の午後、私は某アパレルメーカーのプレセールを覗きに、一人で有明の東京ビッグサイト に行った。

私は昔からバーゲン運がないというか、好きな服に出会えた試しがまず無いのだが、その日もやっぱり気になるアイテムは見事にひとつもなくて、完全に手ぶらなまま国際展示場駅のホームで新橋行きの ゆりかもめ を待っていた。

すると背後から突然
「セール、あまりいいものなかったですか?」 という声がして振り返ると、40歳くらいに見える長身の スーツ姿の男性 がニッコリ笑って立っていた。

急だったので 「えっ?ええ・・・まあ・・・」 と、あいまいに答えて、一歩離れたと同時にちょうどホームに滑り込んできた銀色のゆりかもめにそそくさと乗り込むと、混んだ車中の正面にきれいに2席だけ空いている。
その男性が、微笑んだまま「どうぞ、座りましょうよ」 と私を促した。
ここから30分近くも乗るから出来れば座りたいし、まあ変な感じの人じゃないし・・・と思って、言われるまま彼と隣り合って座席に座った。

電車が走り出し、東京ベイエリアの広々とした景色を眺めつつポツポツとその男性と話をしていたら、何と今私が毎日仕事で、AV機器を納入する新市場用の提案書まとめに苦労している、まさにその市場に特化したビジネスを展開している企業の社長をしているという。

しかも私の自宅のすぐ近所にある関係施設に日々営業で出入りもしていることも判明した。
私にとってはちょうど情報が欲しかったその市場をどう攻略していくべきか、の面白い見解を色々聞かせてくれて、いつしか話はやたらと盛り上がり、あっという間に新橋に着いてしまった。

話が佳境だったし、少しだけ名残惜しい感じはしつつ、会釈をして離れようとしたら
「もし良かったら汐留で少しお茶でもしながら続きを話しませんか?」 と邪気のない笑顔で言う。

私も長いこと生きてきて、街でナンパもけっこうされてきたと思うけれど、こういう「お茶しない?」 的な常套句を出されて、本当にお茶をしたことは1度もない。
でもこの彼の、自分で会社を起こすまでの苦労話とか、独自の事業ビジョンとかを30分聞いていて非常に好感が持てたことと、何よりもスーツ姿がピシッとしていて品があり、アクの強くない系の整った顔に真っ白い歯のこぼれる笑顔が何とも涼やかで。
会社の同僚男性は数多くいれど、こういうタイプには久しくお会いしていない。

少し迷って(まぁ、迷ったふりをしたというか) 「そうですね、じゃあちょっとだけ・・・」 と答えて、さっき出会ったばかりのその人と私は、コンコースを汐留方面に折れて歩いていった。

その後シティセンターのカフェで、短時間のつもりが2時間以上も居座ってさっきの続きを話した。
彼は会社社長である名刺もくれ、仕事の話や生い立ちの話、亡くなった母親の話など様々な話題を出してくるのだけど、プライベートの「今の自分」については一切言及しない。
なので私も、名乗りこそしたけれど自分の仕事の話以外はほとんどしなかった。

顔はかなり若い感じだけれど、この落ち着いた口調はやはり40歳くらいだろうか。
"僕が不甲斐なくて弟が親を見ている" とか言っていたから独身みたいだなあ。
私はどのように思われているのだろう、だいぶ年上とは当然思ってるだろうなあ、などと色々頭の中は渦巻いていたし向こうもそうなんだろうなとは察知したけれど、お互いにその辺には近づくこともないまま、さすがに夕方遅くなってきたので二人お店を出た。

彼は浅草線の改札まで私を見送ってくれ最後に
「良かったら再来週くらいにまた会って、こんどは飲みに行きませんか。」 と言う。そして「さっきの名刺にアドレスがあるのでmilkさんからメールください。絶対くださいね。ほんと絶対」
と言って笑顔で手を振って去って行った。

うーーむ。
今これを読んでいる人、よくこのブログを覗きに来てくれる常連の方々などはもしかすると
「バカじゃねーの、久々にナンパされてイイ年して浮かれてんじゃねーよ、いつものmilk_teaらしくもない・・・」と思っているのかもしれない。
まあホントその通りなのだけど実際、こういう感じってかなり久しぶりだったのだ。

初対面で、お互いを探り合いながら少しずつ情報を出していく、男女のちょっとスリリングな感じ。
「ピンクのニットが顔に映えてますね~」とか真正面から誉められる感じ。
「僕、ホント久しぶりに誰かに仕事の愚痴いいましたよ。社長って孤独な商売なんですよね」なんて心情を吐露される感じ。(ええ、ええ、口がうまいだけでしょうけどね)

一人になって浅草線に乗り込むと 「さて、どうしよう」 と考え始めた。
だいぶ年下っぽいし。けっこう簡単にお茶についていった上に、自分から相手の名刺のアドレスにメールするとしたら、何か軽くてナメられそうで不本意だし。でもな。きっと社長業で忙しく、女性との出会いもないのかな。私をどういう感じに捉えているのだろう。

・・・などなど、正直かなりホワホワした気持ちであれこれ思いめぐらしながら、本当に何とな~く、特に意図もなく、名刺を見ながら彼の名前を google の検索窓に打ち込み Enter を押した。
そうしたら・・・。

Facebook に彼の名前があった。
そこに入ってみると生年月日が書いてあり、まだ 35歳 だった。
ず、ずいぶん若かったんだな・・・。 でもまあ、そこまではいい。

彼にはほんの数ヶ月前に赤ちゃんが生まれていた。
奥さんの出産に立ち会うリアルすぎる実況画像もそれに続いた。
お宮参りの時の幸せそうな家族写真も上がっていたし、もっと遡ると、数年前の奥さんとの出会いから初デートから披露宴から、あらゆる情報がFacebookにアップされていたのだった。

かなり良いおうち。奥さんは20代後半で、いかにも育ちの良いお嬢様風のすごい美人。
彼らはたまに友人たちを招いてホームパーティなんかもやってるし、ごく最近も奥さんと二人で都内一等地のフレンチレストランでお食事デートもしている。
ファッション雑誌のVERYなんかでよく出てくるやつだな。
「月に1度は子供を親に預けて夫婦でディナーに。そんな都内デートには彼がミラノ出張で買ってきてくれたPRADAの新作バッグが大活躍」 みたいな読者ページ。こういうのを本当に地で行ってる "リア充"な人種ってやっぱり居るんだな・・・
・・っていうか、さっきまで会っていた笑顔の無邪気なあの彼がそうだったのか・・・・。

急に体温が一気に下がったような、頭の後ろがひんやりするような感覚があった。
気付くと浅草線はとっくに京急本線へと変わり、見慣れた横浜駅周辺の味気ないビル群がライトに照らされて視界に広がってきた。徐々に怒りが湧いてくる。

いや、別に年齢や家庭のことなどを話してくれなかったことを怒っているんじゃない。
私も何一つ自分のことは話していないし。

ただ、名前の4文字を入れて検索しただけで、かなり踏み込んだプライベート情報が全て出てきてしまう、そんな在り方を自分に許している情報管理感覚が欠落した人間が、どうしてあのようにストレンジャー感を醸し出しながら街でナンパなんかしてくるんだ。・・バカ じゃないのアンタ??

だったら最初から、「ね、僕の娘の写真見てください。可愛いんですよ。妻も美人なんです、ほら、これは披露宴の写真です、これは新居の!」とか、コーヒー片手に話してくれれば、それはそれで
「あらまあ、ホントに可愛い赤ちゃんと奥さんねっ!」って穏やかに話も聞いてあげたものを。(いや、まあ聞かないけどね)

ついでに、確認のため 自分の名前でも検索してみる。
私の名前は、とある文学座あがりの元B級女優と同性同名なので、出てくるのはその人の情報ばかりで、やはり私本人の情報は一切出てこない。
1件だけ、会社のOB会で老人OBたちと撮った全体写真が1枚出てきてビックリしたが、それは奇跡的に写りが良くて少し安心した(笑)
いずれにしても、私はネット上では完全なNobodyだ。よし、勝った
これはあくまでも私見だが、ネットで探しても探しても何の情報も出てこないという人間のほうがはるかにカッコいい。
 
それにしても。ホントいい加減にしろよテメェ~~ 凸(-_-*)
たかがナンパだって、やるならそれなりの美学をもってやるべき。悪い男になるならなりきれ。
やり方がハンパなんだよ、だいたい!

そしてちょっとチヤホヤされたからって頬染めてすっかり楽しい気分になっちゃってた、メデた過ぎる自分にもつくづく嫌気がさし、私は溜息を押し殺しながら、もらった名刺を1cm角くらいになるまで折り続けた。

状況描写がえらく長くなったが、結末はこのようにどうも後味が悪かったとはいうものの、35歳の初対面の男性と3時間くらい間近でお話をして、つくづく思ったことがある。

若い」ってそれだけで美しいんだな。
「若さは年齢ではなく心のありようだ」 みたいなことを提唱した人がいたと思うが、そんなのやっぱり、まやかしだ。

会社ではほぼ45歳より上の男性たちにまみれて日々仕事をしている私だが、彼らだって皆働き盛りで活き活きしていてそれなりに若々しいのだけど、35歳は肌の質感がちょっと違った。
きれいに揃った歯の透明感のある乳白色は、色選びを間違ったおじさん・おばさんの差し歯の純白とは世界が違う。
目尻に深めに出る笑いじわだって、35歳のそれは瞬間で消えて肌の上に残らない。体内に貯め込んでいる水分量がちがうんだろうか。

でも私が言ってるのは外見のことだけではなく。
35歳が語る将来の夢や展望は、定年間近の人が身近に迫った老後のプランについて語るのとは当然ながらまったく違っていて、言葉の端々から弾けるようにキラキラしていた。
若い人= 未来をたくさん持っている人、なんだな。当たり前のことなんだけど。

私自身、正直いってまだそんなに老け込んだような実感はないし、現に駅のホームで男性に声を掛けられたんじゃないか。まだ何とか大丈夫に違いない。と自分を励ましてみても、事実として35歳の男性を前に、あっ違う・・・と愕然とした自分が確かにそこにいた。

そして改めて思ってしまったのだ。
悪あがきしていると言われても、やっぱりまだまだ私だって過去よりも、見えない未来に目を向け瑞々しく美しく生きたいな、と。見せ付けられた若さにひるんで後ずさりしてるようではいけない・・・・


相変わらず前段ばかりがすごーーく長くなってしまった。
(皆さん途中で脱落してない?本編はここからですぅ~)

そんなことがあってから私は、自分の周囲にある色々なものが急に気になってきた。
10年も前から気に入ってずっと着ていたトレンチコートの丈なんかが「あれ?この長さってもしかしてもう今っぽくないのかもしれない」 と思えてきたり、朝のメイクの最中も 「この眉のラインの引き方は果たしてこれでいいのか?」とか、ついには自分のiPodの中の楽曲リストを改めてスクロールして眺めては「私って古い音楽ばっかり聴いてるんだなぁ~」 なんて今さらながら思ったりするようになった。

その辺りからか。
洋楽のHit Tune とか Apple Music を調べてはソウル系のGoldswaggerとか、謎のジャズグループとか言われてる Nulbarich とか、新しめのアーティストのアルバムを色々ダウンロードして聴き込んでみたりしていたのだが、それなりに気持ちよく聴けるとしても、どうも心の芯にまでグッと入ってくる作品には出会えずにいた。

な~んかね。最近の洋楽も(ってザックリ過ぎるけど)無難にまとまり過ぎているというか、優秀な音楽プロデューサーの意図が見え過ぎるというか、遠い昔に聴いた事のある誰かの曲の二番煎じっぽかったりとか、何か訴えてくるものが少なくて。

そんな折も折・・・・スポットで相当な数で放送されているので皆さんもご存知かとは思うが、HONDAのVEZELっていうハイブリッド車のCM。

真っ赤なVESELハイブリッドが、霧のかかる首都高を走り抜け、銀座三越前の交差点を左折して築地方面に向かっていくシーンに流れてる曲。(あれは絶対三越)



(↑ 最初アップしてた動画がいつしか削除されていたので、2021年、別の動画に代えました)
J-POPにしちゃ辛口な感じだから最初は洋楽かな?って思ったんだけど、歌詞の中で ♪Tokyo Friday Night~って言ってるから、きっと日本のアーティストなんだろうな・・・・と思いながらも特に調べるでもなく2週間くらいは聴き流していた。

ただ、そのCMがあまりにCOOLでカッコ良く、音が耳に残るので、ある日たまらずネットで調べてみると 『Suchmos (サチモス)』 というちょっと覚えにくい名前の日本人グループの曲だった。
思い立ったが吉日、ということで、iTunesでこの曲が入っているアルバム 『LOVE&VICE』 をダウンロードしてみる。

そこからどっぷり私のSuchmos Days が始まり、数日後には他の全アルバムも購入、ついでにYouTubeに上がっているPV映像なども全て取り込んで、毎日毎日飽きずに視聴を繰り返している状態である。
(あれ?1年前の尾崎豊の時と同じテンション(笑))

このSuchmos、いったい世間ではどのくらい知られているのだろうか。
少なくとも、HONDAなんかのCMに使われるぐらいだから、その時点で充分メジャーなのだろうが、それでもまだ 「知る人ぞ知る」 なのか。
ためしに、会社で3人くらいの同僚に「Suchmosって知ってる?」と聴いてみたところ、全員が全員
知らな~い」 だった。

でもネットなんかで調べてみると、「最近、ナンチャッテSuchmosなバンドが二匹目のどじょうを狙って急増中」 みたいな記述があったりして、その世界ではすでにBIGな存在らしい。

私のこのブログを見に来る方々がどのくらいこのグループを知っているかは分からないけれど、ひとまず「大半はきっと知らないのでは」という想定で進めてみる。





手始めとして、表題曲である 『Stay Tune』 のこのPV映像を見てもらえば、彼らの音楽がどういう種類のものであるかはだいたいお分かりいただけると思う。

メチャクチャ辛口のPOPSというのか、それともいわゆる ACID JAZZ というのか。
曲によっては HIP HOP 方向でもあるし、私の好きなブラックミュージックの要素も感じる。
どこまでも温度の低いオトナなサウンドの感じはAORっぽくもある。上記の曲などは明らかにそういうAORムードですね。

確かにかなり今っぽい、というか、真の意味での「2016年12月現在の今っぽさ」というより、過去に遡ってこのスタイルの音楽が常にまとってきた 「これが今の最先端であるかのように見える」タイプのサウンドだ。

実際、久保田利伸が 『Honey B』 とかで売れていた頃(1990年代初頭)のグルーヴィなムードにも似ているし、奥で鳴ってるエレピの雰囲気はStevie Wonder とかBilly Joel とかを彷彿とさせたりもし、それらを考えると別にすごく「今っぽい」わけじゃない。私たち世代からすると、どちらかというと逆に "懐かしい" のかもしれない。

あと、このボーカルの突き放したような渋めの歌い方は、ORIGINAL LOVE(以下オリラブ) の 田島貴男を思い出す人も多いと思う。
私は元々オリラブがとても好きなのだが、中でも彼らの1992年リリースの3枚目のアルバム
結晶 SOUL LIBERATION』 は本当に気に入って、当時気が狂ったように毎日聴いていたものだった。
2001.jpg

この『結晶~』はオリラブが最も ACID JAZZ に傾いた作品と言われており、そのクールさたるや、明治キシリッシュのHYPER COOLかLOTTEのブラック・ブラックレベルの、とにかく涙が出るくらい甘みの無い強烈なミントガムのようなサウンド。
このアルバムが出た翌年ぐらいに、新曲がドラマの主題歌に使われたりして急にメジャーになったこともあってか、私の感覚ではこれ以降の作品は比較的J-POPらしくなったというか、『結晶』ほど無駄に尖ったテイストではなくなり、良い意味でも悪い意味でも丸くなっていった気がしている。

かの 『ミュージックマガジン』 で今年の夏に特集された「90年代の邦楽アルバム・ベスト100」 にもこの『結晶』はランクインしており、そこのコメントでは 「渋谷系の流れを受け継ぐ今のシティ・ポップ
と呼称される音楽の源流を辿れば間違いなくこの作品にぶつかる」 とまで書いてある。

そう、この若手グループ Suchmosのサウンドは、かなり 『結晶』 っぽいのだ。
このアルバムと Suchmos の『LOVE&VICE』 をひとつのプレイリストに入れてシャッフルで聴いたら、もしかするとどっちがどっちか分からなくなるかもしれない。
この辺りを総合するに、Suchmos は「シティ・ポップ」なのだろう。そしてやっぱり ACID JAZZでもあるらしい。

印象的なリフと歪んだ感じのカッティングギターに、クールにグルーヴィに動くベースライン、パシッとキレのいいドラム、そしてフェンダーローズっぽい音色のエレクトリックピアノが追憶的なトーンを後方で奏でている。
ここに乗るヨンス(YONCE)のボーカルは、基本ハイトーンだがドライでジャリ感のある声質で歌唱力もかなり高い。歌詞の内容も割と無感情でどこまでも乾いており、目を閉じると渋谷、青山、六本木界隈の夜の映像が像を結ぶ感じ。
この追憶感とシティ感のミックスが、カッコ良さと何か甘酸っぱいようなものを感じさせるのかも。

メンバーたちの佇まいや服装など、ビジュアルは一見「渋谷系」っぽいんだけど、顔つきや表情には落ち着いた知的な光が宿っていて、明らかにガチャガチャしたセンター街付近とかじゃなく、ディープでお洒落な奥渋谷方面が似合う感じ。

特にボーカルのヨンスは、いつも着てるAdidasのジャージやミリタリーっぽいジャンパーなどは確かにいわゆる渋谷系スタイルだが、短めの髪をさらにアメリカの海兵隊員みたいにタイトにまとめてる感じとか、ひょろっとした体躯で変にカッコつけて自分を作り込み過ぎていない自然体な雰囲気なんかが非常にイマドキっぽく、そこはかとないインテリジェンスも感じる。
経歴は良く知らないけど、英語の発音もとても良いためかコスモポリタンなムードも漂っていて「帰国子女枠で上智大に籍を置いているが、音楽ばかりやっていて現在は休学中」みたいなプロフィールだとしたら、かなり納得の感じだ。(実際は知りません)

その後、調べて知ったんだけど Suchmos っていうグループ名は、かのルイ・アームストロングの愛称 “サッチモ” から取ったんですと。
へ~まさかそんな古いところから。アナタたち若いのに感心ねえ~。(隣のオバサンか)

で、もう少し調べてみるに、ボーカルのヨンスだが、その名前の響きからして一瞬 「え?韓流?」とか思いそうだけど、ごく普通の日本人で単に名前が「ヨウスケ」 君というらしい。きっと学生時代からのニックネームなのだろう。
そして、神奈川県の茅ヶ崎の海沿いで生まれ育ったとのこと。
で、地元の高校の軽音部でロックバンドをやってたんだって。なんだかんだ言ってけっこう普通。都会のビル群とかいうより、わりと♪砂まじりの茅ヶ崎~って感じなのね。

だいたい、彼らの1stアルバムに入っている 『YMM』 っていう曲は、"横浜みなとみらい" の頭文字の "YMM" らしいし。なかなかの神奈川県民臭。急に親近感が湧いてくる。

YMM.jpg
確かに、YMMのミュージックビデオには、みなとみらいのクイーンズイーストが。


トップに上げたHONDAのCM曲 『Stay Tune』 はもちろんものすごく疾走感があって、たぶん誰が聴いてもカッコイイ、わかりやすい曲だけど、私が特に気に入っている曲のうちの1つはコレですね~ ↓





これは Stay Tune よりあと、今年の夏にリリースされている。
ソウルフルなスローテンポに、何とも言えないユラユラした浮遊感。
何度となく転調されることでますます心掴まれる。J-POPなんかでは転調というと後半に来て半音か1音、上に上がるというケースが大半で、非常にドラマティックな演出効果があるものだが、この 『MINT』 で何度か出てくる"下にさがる転調" は、高まっていくテンションをまた無理やり鎮めにかかってくるような、妙に心がグラグラ揺さぶられる感じが何とも魅惑的だ。

そしてMVの映像がとにかくメチャクチャかっこいい。
それこそ渋谷駅前が出てきたり、首都高の東京湾の風景や環七通りの車窓、ヨンスの実家付近なのであろう茅ヶ崎の街や海辺も出てくる。
映像全体を覆う、肩の力の抜けてる感じ。"女子" がいっさい映像に出てこない、その草食っぽさ。淡くナチュラルなトーン。アナログレコードを触る手や、リハの合間にひとり読みふける文庫本。今のムードって割とこういう感じなんだろうな。

とはいえ、毎朝通勤電車に乗ったりしてると、横に立つ若い男の子のイヤホンから音漏れして聴こえてくるのは、EXILEっぽいお安い演歌みたいなチャラいメロディや、女の子の声がキンキン聴こえてくるアニメソングみたいなのばっかりだし、だいたい今の若者って洋楽は全然聴かないし。
売れてる曲だけ拾い食いして、1枚のアルバムを頭から最後までトータル的にじっくり聴いたりもしないみたいだし・・・なんて思っていたのだが。

でも、実はそんな世代の中にも、きちんと音楽と深く向き合い、それこそルイ・アームストロングの時代から遡ってたくさんの音楽を時系列にしっかり聴き込み、自分の血として肉として、そこから再び新しい音楽価値を創造し、表現し、発信しているハイスペックな層は今もたくさんいる。
というかおそらく太古の昔から今に至るまで、優れた若い才能というものはずっと一定割合で産み出されてきているのだ。

実際、前述のオリラブの 『結晶』 をリリースした時の田島貴男は当時 26歳 だったのだが、Suchmosのヨンスも今年でおそらく 26歳 ぐらい。
(年齢の記載は見つからないが、メンバーがみんな89年生まれとかだから、おそらくそのくらい)

当時の田島はものすごく成熟したオトナに見えたし、ヨンスはまだまだひどく少年ぽいが、実は2人は同じような年齢で同じような音楽をつくっていたのであった。

もしかして、音楽の創作能力という切り口で言うと、"26歳" ぐらいが最も創作脳のフレッシュさと、経験や知識の蓄積量とが好バランスで作用する最良のタイミングなのではないだろうか。
それより若いとまだまだ楽理知識や経験値が整っておらず、それよりあとだと、加齢による右脳の劣化が少~しずつ始まってくるのだ、おそらく。

桑田佳祐 でいうと、アルバム 『NUDE MAN』 とか 『綺麗』 の頃が26歳。伝説の名盤2枚だ。
ユーミン ならば、不朽の名作 『SURF & SNOW』 の時。ほらほら。
ビートルズ で言ったら、まさに東京公演をやった年のジョン。その年に出したアルバム『リボルバー』 の "Tomorrow Never Knows" なんて、ジョンが急激に才気走ってきた事を実感する1曲だし。だからやっぱり、26歳。何となく納得でしょ?

話が少し散漫になってきたので無理やり戻すが、とにかくSuchmosは今かなりキてる。
私の知る限り、TVに出てくる事はほぼないし、人の口にのぼっているのを聞いた事もないのだがどうも相当な人気らしい。
何か、今彼らはいわゆる「インテリ文化系女子」に絶大な人気らしく、LIVE会場は「私はちょっとその辺のバカ女達とは違うのよ」 といった顔をした、いかにも賢そうな女の子たちで溢れかえってるらしい。

これは、suchmos で検索して出てきたツイートのひとつだが、
tweet.jpg

笑っちゃうけど、こういう感じらしい。なんか私もすごく良く分かる(笑)いや、私はインテリ系でもお洒落系でもないけども。

『Stay Tune』 をヘッドフォンで聴きながら駅のコンコースを歩いたりしていると、この曲のテンポが
ちょうど、ちょっと急ぎ目に会社に向かう早足とほぼ同じスピードなので、この劇的にお洒落なサウンドと共に風を切ってカツカツと歩を進めている自分に一瞬酔い知れ「もしかして私いま、けっこうカッコいいんじゃないだろうか」 と大きな錯覚をすることになる。

でも、そうやって気持ちだけでも上がり目に、ショーのランウェイを歩くような気分で街を歩き、日々を送っていれば、時には若い男性がふいに声を掛けてきたりする奇跡もやってくるのだからまだまだ守りに入ることもないかもしれない。
アクティブに生きなきゃですね。

そういえば・・・あの35歳の会社社長の彼は
「へえ、milkさん音楽が好きなんだ。僕も好きですよ。最近はJAZZを聴いてます」 なんて言っていたけど、そうそう、それ貴方のfacebookで見たよ。

ほんの1ヶ月前ぐらいに、奥さんのお母さんと二人で、JAZZを生演奏してるレストランでお食事してる写真を上げて、「めったに聴かないけどJAZZもいいですね!」 なんてコメントつけてたよね。
妻の母親と二人でお出かけ、なんて本当に絵に描いたような理想的な旦那様ね。うらやましい。

でもそこでフルコースを食べながら聴いた、アルバイトミュージシャンたちの演奏する数曲のスタンダードナンバーくらいで、最近JAZZ聴いてますとか訳知り顔で言われても。
浅っいわねぇ。やれやれ。お話にならないわ。
もっと音楽体験と人生経験を積んで、オトナの男になってから来てちょうだい。
・・・あれ?(笑)

ということで、私の Life with Music はなおも孤高に突き進みます。

細々ですが、来年も1つか2つは記事を更新したいです!
皆様 Merry Christmas、そして、良いお年を。

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whiteberry

ご無沙汰ですね!
あまりに更新がないので、毎日一応チェックする習慣すら消えかけていましたが、これも長年のカンなのかよっぽどご縁があるのか、昨夜すぐ見つけて新しい記事拝見しました!
いつもながら予告もなくアップされてしかもまたいつも以上に膨大な文章量!確かにこれではそうそう簡単には書けないでしょうね。

で、ごめんなさい、予想を裏切らずサチモス存じ上げなかったです。でもCMは見たことありますね。
CM聞いて心に残って、というところからここまで書き上げられるその見事な文章力と展開能力にはいつもながら恐れ入ります。

それにしても!ナンパすごい!ありえない!
私はこれまでもアンケートか募金、あるいはせいぜい新人美容師のカットモデルですね、良くても。練習用のですよ、誰でもいいやつね。
きっとmilkさま、ほんとにお綺麗なんでしょう。私ら世代の希望の星ですわ。励みになります。
見てらっしゃったかどうかですが、ドラマ「逃げ恥」で、石田ゆり子さんが一回り以上年下の30代男性と結ばれるじゃないですか。
私たち世代もまだまだってことですよね!
(同世代で我々とひとくくりにする乱暴さはお許しを!ゆり子さま)

くだらない質問。ピンクのニットと書かれていますが、実際どんなお洋服着られてたんですか。全体。ピンクのニットってかなり可愛いイメージですが。後学のために…(なんのー。)
by whiteberry (2016-12-26 10:02) 

milk_tea

whiteberryさんしばらくです。1年ぶりの更新にもかかわらず、いの一番にコメントをくださり本当にありがとうございます。

そうなんです。私の場合、書き始めるとどう~しても長くなり、全然まとまらなくて。
書き始めて座礁した記事がいくつも転がっています。
このままだと2016年は1本も書かないことになってしまうので、頑張って書き上げました。

そうですか、whiteberryさんもSuchmos知らないですか、やっぱりね・・・。
きっと今回はコメント全然来ませんね・・・。Suchmosで検索して辿り着いた人も、長大な前段の話を読み終わる前に脱落するでしょうし・・・(笑)

>それにしても!ナンパすごい!ありえない!

うーん、どうしてもそこに喰い付いちゃいますかね~。
この話は本編の序章に過ぎないんですが。と言われても無理か。
私としては、あれは「ナンパ」ではなく、あくまでも「出会い」だったのだ!と
まだ好意的に捉えている自分がいますが・・・(哀れ・・・)

私の友人で1人すごい美人がいるのですが、彼女は小さい頃からキレイキレイと言われ続けてきたために、顔を誉められるのがどちらかというと嫌いだ、とか言ってました。彼女なら当然ながら街のナンパなど完全無視にちがいないですが、私の場合どうしても「こんな私に声を掛けてくださるなど、何とありがたいお方」という気持ちになってしまい、「ありがとうございます」とかお礼言っちゃったりします。基本、卑屈なんですよね~^^;

>ドラマ「逃げ恥」で、

はい、知ってますよ~。確かにあの2人はかなりの年齢差でしたが最後ハッピーエンドでしたね。石田ゆり子はただ若く見えるだけでなく、変に若ぶらずにきちんと大人の女性をやってる落ち着いた感じが良いですね。
確かにあれならアラフィフ女子も素敵と思えるかも。

>実際どんなお洋服着られてたんですか。

どうでもいいところ、興味を持っていただき恐縮でございます。
ピンクのニットといっても、ぶりっこピンクじゃなくて、スモーキーピンクみたいな。
形もスッキリしてるやつで(フリフリとかついてないですよ)それに白いジーンズに
六本木ヒルズ(!)で買ったアンクルストラップの9cmヒールサンダル履いてました、あの日は!
お洒落は足元から、なんて言いますが、確かにお高い靴を履いてると何となく自信を持って堂々としていられたりしますよね。あの日は、そのせいでほんのちょっとイイ女風に見えたのか?それとも、仕事の合間のヒマつぶしに、簡単についてきそうな隙だらけのおばさんに声を掛けただけだったのか?(くっそ~)

まあ、そっちの話はいいとして、whiteberryさんも良かったらSuchmosのアルバム、是非聴いてみてください。「私ちょっとイケてるかも?」ってだんだん思えてきて確実に気分が上がりますよ^^
by milk_tea (2016-12-27 00:33) 

JT

こんにちは、JTです。(またお前かよ)

前半読んで、milkさん遂に運命の出会いが、などと思っていましたがそんなオチでしたか(残念)。本名と画像、家族情報もさらっすって、社長業の名前売り用なのかしらん。

Facebook見ましたよん、って嫌味なメールでも送ってもよかったのでは。

さて、Suchmos、私も「知らな~い」(笑)。
聞いてジャミロクワイを思い起こしましたが、確かに田島貴男っぽいですね。
今時の若いバンドでみんな上手いですね。スタジオでこれだけの音を出すなら、ライブもめっちゃかっこよさそうですね。

調べたら、COUNT DOWN JAPANにも出演とのこと。WOWOWで見られるかも。

>だからやっぱり26歳なのだ!

なるほど、なるほど。ちなみに一時期海外では27歳で死んじゃう人多かったですね、ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、ジム・モリスン、ブライアン・ジョーンズなどなど。ピークの次の年って関係あるのかもしれませんね。

>優れた若い才能というものはずっと一定割合で産み出されてきているのだ。

優れた才能のある人は、多分どの時代に生きたとしても頭角を現すのではないでしょうか。根拠ありませんが。

>来年も1つか2つは記事を更新したいです!

ええっ、少な!
冗談です(笑)。
これだけの文章読ませて頂けるので、1~2本で結構でございます。

milkさんもよいお年を!



by JT (2016-12-28 13:26) 

milk_tea

JTさんこんばんわ。先ほど会社の納会から戻ってまいりました。明日から年末年始休暇です!

>(またお前かよ)

全く思わないですっ。当ブログ全盛期(?)に来て下さった沢山の方々で、今もなおコメントを下さるのは、もうほんの数人。なのでJTさんがちょくちょく来ていただけるのはありがたい以外にありません。
皆さんどうしているのかなあ。それぞれにそれぞれの人生を歩いてらっしゃるのでしょうね。というか皆さんやはりfacebookとかに移っているんでしょうか。

>milkさん遂に運命の出会いが、などと思っていましたがそんなオチでしたか(残念)。

はい。石田ゆり子になり損ねちゃいました。( -_-) チッ
社長業の名前売りったって、奥様の出産シーンとか載せる必要ないですよねえ。
今の30代くらいの方々はそうやってプライベートを晒し合って、いいね!を押し合って、それで関係を温めているのかもしれないですね。大変だ。
逆にもっと若い人たち(10代とか)はfacebookやると自分の親が「お友達ですか?」に出てきちゃってテンション下がるから、絶対にやらないそうですけどね。

>Facebook見ましたよん、って嫌味なメールでも送ってもよかったのでは。

いや~、そういう意地悪をする気にはなれませんでした。
それを言ったところで、意味の無い弁解とか聞いてもしょうがないですしね。

>ジャミロクワイを思い起こしましたが

あ!どこかのサイトでその名前は出ていました。似てると。
私はジャミロクワイはほとんど聴いてきてないんです。以前CMに出てましたよね。カップヌードルだったか、密室みたいなとこで踊ってるやつ。あれでしか見たことがありません。やっぱり似てるんですね。

>一時期海外では27歳で死んじゃう人多かったですね、ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、ジム・モリスン、ブライアン・ジョーンズなどなど。ピークの次の年って関係あるのかもしれませんね。

おおーっ、それは興味深いお話。
ピークを過ぎた直後に死ぬ。なんか関係ありそうな気がしますね。
自分の中でひとつの到達を見て、そのあとに訪れる空虚を埋めるためにクスリ漬けになっちゃうみたいな。

いやはや、来年も引き続き宜しくお願いします。JTさんにも実りある1年がまたやってきますようにお祈りしております!
by milk_tea (2016-12-29 01:21) 

AKIRA

ご無沙汰しております。
アップされた長文は、ちゃんと読んでますがなぁ〜(笑)
最近はfb中心になっています。ソネブロ時代から仲良くしていたMASAさんとは今もfbでアレコレやっています。
milkさんほどではないけれど、年に数回良きレコードに巡り会えた時などにソネブロアップしています。
しばらく触らないと、記事の上げ方すら忘れるような感じですが、
想也さんの記事読みたくて最近はブログ開く機会も以前より増えましたよ。

しかし、面識のない女性に声をかけ、その人の事、何も知らないで、薄っぺらいプライベートを撒き散らす人ってなかなかのツワモノかそうでなければ・・・困ったちゃんですね。
この歳(56歳)になると「見透かされる」事の怖さもあり、なかなかプライベートや浅い知識全開で書き捲る事はできません。
反面、出したい情報もあるんですが「それ公開したらアホでしょ」って自制心もあり・・・厳選しています(笑)


by AKIRA (2016-12-30 10:18) 

milk_tea

大安さん、大変ご無沙汰しています。上で呼びかけたからか、往年の?コメントメンバーからの書き込み、嬉しいです!お元気そうで何よりです。

>最近はfb中心になっています。ソネブロ時代から仲良くしていたMASAさんとは今もfbでアレコレやっています。

やはりfacebookなんですね。
私はそもそもあまりやる気はありませんでしたが、今回の35歳君のやつを見て、ますます遠のきました。私も必要な時に中が見られるようにFBのアカウントだけは持っているんですけど、名前で探されるとイヤなので、実名にしていないです。(ズルなやり方)会社の仲間が何百人もやっているのでお友達申請を断るのも失礼ですしね。

>なかなかのツワモノかそうでなければ・・・困ったちゃんですね。

これは想像ですが、たぶん「自分の名前でググッたらこれだけの情報が他人に流れていく」っていう認識が薄かったのでしょうね。友達になっている何百人に自分の近況を知らせている感覚しかなかったのでしょう。
なぜ、「薄かった」「なかった」と過去形で言っているかというと、何故か彼のfacebookは私に会った日から今日までの3ヶ月くらい、新しい更新が一切ないからです。あとでたぶん気がついたのではないでしょうか。「あ、俺やっちまった・・・」と。

>この歳(56歳)になると「見透かされる」事の怖さもあり、なかなかプライベートや浅い知識全開で書き捲る事はできません。

あ~それは耳が痛い。大変お恥ずかしいです。^^;
浅い知識であれこれ書くのはまさに私のやり方っ
でも実名や顔を出していないからその恥は私には直接振りかかってこないので、ここぞとばかり好きなこと書きまくっちゃってるんですよね(笑)

申し遅れましたが大安さん、あけましておめでとうございます。
今年も良い1年にいたしましょう!
by milk_tea (2017-01-01 15:27) 

シャック

milkさん、はじめまして。

書き込むのは初めてですが、10年程前から毎朝覗かせて頂いています。

こちらを知ったのは、行きつけのバーで聴きなれた「Two of Us」が流れてきた時、(おっ!Two of Us・・・・はてなんか違う?俺めちゃくちゃ酔っ払ってるのか?)と言う体験をした次の日に、ネットで検索してmilkさんのブログに辿り着いてからです。

体験した状況がほぼ同じだったので笑ってしまいましたが、おかげであのTwo of Usがサントラだと言うことを知ることができました。ありがとうございました。

最近はあまりに更新がないので皆さんのコメントとそれに対するmilkさんの返信を楽しみに巡回する日々でしたが、先日の朝、1年ぶりに更新されているのを発見し朝から得した気分になり早速Suchmosを借りて聴いてます。

Suchmosすごくいいですね。都会的なサウンドででも何か懐かしい感じ、僕も久保田利伸を思い出しました。

うまく書けませんでしたが、記事(コメント?)を毎日楽しみに巡回している人もいるという事をお伝えしたく、初書き込みしてみました。

今後ともよろしくお願いします。
by シャック (2017-01-03 09:09) 

milk_tea

シャックさん、どうも初めまして!よくぞコメントをくださいました。
なんかとっても嬉しかったです。コメントを拝見してちょっと目頭が熱くなったぐらいです。(最近めっぽう涙もろい)

>おっ!Two of Us・・・・はてなんか違う?俺めちゃくちゃ酔っ払ってるのか?

本当だ、美容院での私の体験と同じですね!
というか、実はこのコメントをいただいて、「そんなの私書いたっけ?」って感じで・・・探して読み直しました、自分の記事を。ちょうど10年前に書いたものでした。
改めて、あまりの文章の長さに辟易しました、我ながら・・・(笑)

>最近はあまりに更新がないので皆さんのコメントとそれに対するmilkさんの返信を楽しみに巡回する日々でしたが

そういうありがたいお方が日本のどこかに存在しているって、すごいことですっ。
新年早々、本当にもったいないようなお話を聞いて、もっと私も頑張らなくちゃ!と
しみじみ思いました。こんなブログを楽しみに見てくださる方がいたり、ナンパしてくれる男性がいたり、人生まだまだあきらめたらいけませんね!

>早速Suchmosを借りて聴いてます。

おぉぉ~~~。それはすごい。本当ですか。
この年末年始であのHONDAのCMも相当TVで流れてますが、やはりカッコいい。
おっしゃる通り、都会的だけどどこかちょっと懐かしさがあるんですよね。

>うまく書けませんでしたが、記事(コメント?)を毎日楽しみに巡回している人もいるという事をお伝えしたく、初書き込みしてみました。

もう、本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。
よし、今年は3本は書く!(少な!)

またコメントいただければ何よりです。今年も何卒よろしくお願いいたします!
by milk_tea (2017-01-03 21:25) 

人力飛行機

 あけましてあめでとうございます♪本年もどうぞよろしく(礼)

 最初に、このコメントにはレスはしなくていいです。私は色的にちょっと問題があるし、主催者さんが私に関わってこの場所のカラーを変えたくないので。

 なので一方的に喋らせてもらいますね。よろしく。
 
 まず、私のHP「Seyn フォレスト」に、新年早そう書き込みが成就しました。その内容は見てのお楽しみですが、かなり辛辣です。しかし正当なことを言ってるので良い書き込みです。

†ピーターバラカン・萩原健太 対談 ポール・マッカートニー来日特番 DJ 萩原健太 をめぐって

 といって人力雑記帳のvol.2にあります。宜しく。

 あと、milk-teaさんがアバンチュールを書いてたので私のアバンチュールも書いてみます(要らないかもしれませんが (笑))

 昨年なんですが。私が働いている仕事場で某男性A氏から携帯メールを見せられたんですね。そこに「人力さんのことが大好き♪うまく行くと良いなあ」と書いてある。で、こんな会話がありました。

A氏「貴方。この人、Bさんて知ってる?俺の友達なんだけど」
人力「ええ知ってます。何度か仕事で一緒になったことがあるし」
A氏「貴方、Bさんのことどう思うの?」
人力「いえ、特に好きでも嫌いでもないというか」
A氏「俺が‘今、仕事場で人力さんと一緒だ’とメールしたらこんなこと書いてきたんだよ」
人力「ああ。でも僕と一緒のときはそういう素振り、一切ないんですよ」
A氏「ああそう。分かった。でもさ、呑み会で一緒になるくらいだったら良いよな」(どうも呑み会を開く雰囲気)
人力「ええ。別に。でも何も起こらないと思いますよ」

 そんなことがありました。因みにBさんて女性。60代で、お孫さんもいると誰かから聞いたことがある。はっきり言っておばあさんです。そういう高齢者でもあんな高校生みたいな感受性というか、恋心あるというのが意外で。そこは逆に新鮮に感じましたねえ。

 まだありまして(笑)これも仕事場でのことですが。高校中退で入ってきた女子がいて。或る時、その人Cさんが、私が傍に来る時、涙ぐんでいることに気が付いたのですね。涙ぐんで、視線を合わせない。その涙ぐんだ直後に仕事を一カ月急に休んで。気になって気になって。「え?俺のせい?」て。
 
 そのCさんの「人力が近寄ると涙ぐみ視線を外す」がその後も数回あり、それはでも本人は好意のことなど口にしないのでこっちはアクション取ることはなく。でCさんはそのうちに辞めてしまったので、本音は分からずじまいです。辞めた後にそのコのことが気になりだして、「あなたがそうなら付き合おう」と書いたけど返事はない。いまだに「あれは何だったのかな」と不審に思うことがあります。女子の心理は分かりません。

 というわけで、今年一年お互い良い年になりますように♪
by 人力飛行機 (2017-01-06 15:47) 

milk_tea

人力飛行機さん、再びコメントどうもありがとうございます。今年も宜しくお願いいたします。レスは不要ということでしたが、一応簡単に。

人力飛行機さんのサイト、見方が難しくて結局中身にたどりつけませんでした・・・。
頭っからもう文章が難しくて。大江健三郎の評論でも読んでいるような、読んでも読んでも自分の中に意味が入ってこない!^^; IQのレベルがちがうようです)
こういう方が私の浅薄なブログで立ち止まっていただけたということが、ある意味奇跡的かもしれません^^;

人力飛行機さんのアバンチュール体験、面白く読みました。おそらく人力飛行機さんはご本人に自覚がないぐらいにステキな男性なのか、あるいはそのC子さんは単にひどい花粉症とか結膜炎とかなのか・・・(そうそう涙ぐむって・・・)
いやいや失礼しました。きっと前者でしょうね!(笑)
何歳になっても男女ゴトでドキドキ・ワクワクしたりしたいものですよね、誰しも。
そこが完全に枯れてしまったら人間やはり終わりだと思います。
by milk_tea (2017-01-08 14:24) 

easyplus-lj

毎度毎度ではございますが、ごぶさたしております。
更新があったのを本日やっとこさ知りまして(滝汗

で、いきなりのSuchmos・・・。

確かにこのCM、気になっておりました。
映像と曲のマッチングが良いのでしょうかね?
なんだか80年代から90年代前半のホンダがどんなクルマ出してもかっこ良かった
頃のCMを髣髴とさせます。

CR-XのCMにSALON MUSICの「Spending Silent Night」が採用されて
いた、あの雰囲気と申しましょうか・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=NQRBhFAunyM
(今、改めて聴いたら、すんげーカタカナ英語だわ(汗))

さて、私、Sachmosという名前だけは知っていたのですが、どんなジャンル
なのかは全く知らず。
しかも、「さっちもす」なのだろうと思っていたくらいで、まさか「さちもす」だとは
思ってもおりませんでした。

ただ、ルイ・アームストロングの愛称の「サッチモ」から来てるのであろうと、勝手に
思っていたのだけは当たっていたので、良しとしましょうw

「Stay Tune」って、耳障りがいいだけでなく、微妙に何か引っかかる感じが
あって、なんかいいなぁ、と最近なかなかなかった感覚を思い出させてもらい
ました。

で、何かが引っかかった(?)人が結構いたのか、アルバム「THE KIDS」は
ゴールドディスク認定(10万枚突破)とのこと。

この先、結構来るのかもしれないですね。

「THE KIDS」買ってみようかな・・・。

でわ。

by easyplus-lj (2017-02-19 03:25) 

milk_tea

easyplus-ljさsん!大変ご無沙汰です。1年ぶりくらいではないでしょうか?
(って、記事更新が1年くらい空いていたのだから当然ですね)

>映像と曲のマッチングが良いのでしょうかね?

そうでしょうね。何かこう3年後にオリンピックを迎える密やかな高揚が見える東京の街を、イマドキなタイトなシェイプの赤いホンダ車が走り抜けるワクワクする映像に「♪Tokyo Friday Night~」の渋い歌声があまりにカッコいい。

>なんだか80年代から90年代前半のホンダがどんなクルマ出してもかっこ良かった頃のCMを髣髴とさせます。

HONDA車のCMですか・・・・今そう言われてすぐ思い出すのは、マイケル・J・フォックスが出ていたINTEGRAですね。「カッコインテグラ!」とか「キモチインテグラ!」とか叫ぶのがインパクトありました。

>CR-XのCMにSALON MUSICの「Spending Silent Night」が採用されていた、あの雰囲気と申しましょうか・・・。

これ、映像を見てみたのですが、この曲全く知らなかったです!何年頃だ??

>ただ、ルイ・アームストロングの愛称の「サッチモ」から来てるのであろうと、勝手に思っていたのだけは当たっていたので、良しとしましょうw

そこはさすがのeasyplus-ljさんですね。

>「Stay Tune」って、耳障りがいいだけでなく、微妙に何か引っかかる感じがあって、なんかいいなぁ

そうそう。絶妙な引っかかり感がありますよね。Tuneって日本語にしにくい言葉ですし。日本で、CMに入る前に司会などが言う「チャンネルはそのまま!」っていうやつが、英語だと Stay Tuned !ですよね。でもあくまでも Stay Tuned ではなく Stay Tune なのが、逆に和製英語っぽくてカッコイイのかな。
「THE KIDS」はおっしゃるとおり、かなり売れているみたいですね。
なんだかんだ、まだ聴いてない私です・・・。
私も、iTunesでダウンロードしようかな、せっかくファンになったのだから^^;
(結局この熱も一時的だったということか。)
しばらくの間さんざん聴いて、ある程度落ち着いたあとの感想としては、やっぱり全然 Original Love のほうが音楽的奥行きは深かったです。まだまだこれからだ、Suchmos!(笑)
by milk_tea (2017-02-19 22:03) 

easyplus-lj

毎度毎度ではございますが、早速の御返事ありがとうございますw
で・・・

>HONDA車のCMですか・・・・今そう言われてすぐ思い出すのは、マイケル・
>J・フォックスが出ていたINTEGRAですね。「カッコインテグラ!」とか
>「キモチインテグラ!」とか叫ぶのがインパクトありました。

と、言われると、答えずにはいられない私・・・orz

SALON MUSICの「Spending Silent Night」なんですが、84年とか
85年くらいでしょうかねぇ。
https://www.youtube.com/watch?v=VrJ2QSVu4dY&t=15s

さて、ちょうど、その頃のCMでしたら、

インテグラのCM
山下達郎「風の回廊」
https://youtu.be/Tt6o1EupSk0

プレリュードのCM
映画「地下室のメロディ」のメインテーマ
(これは数年後かな?)
https://youtu.be/v_gRX-Z6JBQ

・シビックのCM
ルイ・アームストロング「What A Wonderful World」
https://youtu.be/-0g4cKhAJqU

とかでしたかねぇ・・・(懐
あ、サッチモだ・・・(汗

では、「Stay Tune」以外の現在のホンダのCMはどうかと言えば
フリードのCM
Pharrell Williams「Happy」
https://youtu.be/2ptaoBpRrEE

フィットのCM
Mark Ronson「Uptown Funk feat. Bruno Mars」
https://youtu.be/ReM-VZXEdLE

ヴェゼル以外はちょっと今更感満載かも(滝汗

でわ

by easyplus-lj (2017-02-20 00:56) 

milk_tea

easyplus-ljさん、懐かしいCM情報のコメントありがとうございます。
もしや車好きなのですか?それともCMそのものに造詣が深いのかな。easyplus-lj さんはホント色々なこと詳しいですもんね。
風の回廊のCMはすごく懐かしい!
私が大学生~社会人になって数年、という6,7年の間は本当に車全盛の時代で、私もホント色々な車の助手席に乗りました(笑)
ファミリア(いわゆる青ファミ)、セリカ、ソアラ、プレリュード、トレノ、ED、RX-7、シルビア、レビン、スープラ、セフィーロ・・・・(超懐かしいっ)
これ、言っておきますが「付き合っていた男の車」じゃなくて、会社の同期男性とか、友達の彼氏の車とかも入ってます。1度でも乗せてもらった車という意味^^;
いわゆる「デートカー」っていう範疇の車が多かったですね。今、巷で見かけるのは無骨でガッチリした車ばっかりで、色気がなくて何かつまらないですよね!(笑)

話を戻しますが、P.WilliamsのHappyって、あれだけ単調な展開の曲なのにすごく広がり感があって、どれだけCMなどで使い回されても決して色あせない魅力のある、すごい曲だなって思います。
by milk_tea (2017-02-26 23:18) 

easyplus-lj

毎度毎度たびたびすみません。

>話を戻しますが、P.WilliamsのHappyって、あれだけ単調な展開の曲なのにすごく
>広がり感があって、どれだけCMなどで使い回されても決して色あせない魅力のある、
>すごい曲だなって思います。

そうなんですよねぇ。
私もこの曲、好きすぎるあまり、つい24時間連続Happyサイト
http://24hoursofhappy.com/
を観てしまいまして・・・。

さすがに1時間連続Happyでお腹いっぱいになりました(呆

ちなみに毎時0分からはファレル・ウイリアムズ登場です。

話変わりまして、とある女性歌手が「Happy」が好きすぎて、その思いを熱く
twitter上で語ったところ、彼女のお友達の歌手(男)の方から一言

「カツ丼ハッピー♪」

と・・・。

Because I'm Happy♪
の部分がそう聞こえるとのこと。

それ以来、どうしても
「カツ丼ハッピー♪」
としか聞こえなくなった私(滝汗

でわ

by easyplus-lj (2017-02-27 23:48) 

milk_tea

easyplus-ljさん、お返事するのを忘れていました。失礼しました。

>私もこの曲、好きすぎるあまり、つい24時間連続Happyサイトを

こんなのあるんですね。驚きました。
どんな曲でも、24時間連続再生に耐えうるものって、そうそうないですよね。
HAPPYは偉大な曲といえるかもしれません。
あの曲って、Aメロもサビもメロディラインは全く同じ。しかもメロディラインというほどのメロディラインはなく、基本的には「F-E♭」(ファ-ミ)の2音を延々行ったり来たりしているだけ。応用的には色々な音にフェイクしてるけど、ファ・ミを上下するのがこのメロディの基本形ですね。
で、サビになると、コードだけが変わって(これまた、変わるというほど変わるわけじゃない。構成音が似た少しちがうコードになるだけ)あと、コーラスがつく。サビはこの違いだけなのに、ちゃんと派手に「サビ」になっている。もう、怖いほどにずっと同じ繰り返しなのに、24時間聴こうと思えば聴けちゃう、(聴けちゃう人がいるから、そういうサイトがあるのでしょうし)つくづくスゴい曲だ!!!

>「カツ丼ハッピー♪」

ほんとだ、カツどんハッピーに聴こえる。
いや~、サチモスもこのくらい懐の深い音楽を目指してほしいですね。
(と、無理やりこの記事の主題に戻って、終了。おあとがよろしいようで・・(笑))
by milk_tea (2017-03-11 20:01) 

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