【番外編】 映画 『硫黄島からの手紙』 ~観てしまいました~ [非音楽ジャンル]
音楽とは全然関係ないのだが。
昨日、『硫黄島からの手紙』 を見てきた。
本当は、お正月に観てとても面白かった 『プラダを着た悪魔』 をどうしてももう1度見たくて、改めて
1人で映画館に向かったのだが、何を思ったか、つい『硫黄島からの手紙』を観てしまったのだった。
私は、戦争に関連した本や映画が意外に好きだ。
何故なのかはよくわからない。
それだけに、こんなに巷で話題になっている硫黄島を観ない手もない、と思った。
2時間半にもなるこの作品を見て、私はついに最後まで1粒の涙もこぼすことはなく、妙に乾いた
空虚な気持ちで映画館を出た。
しかしあれからもう丸1日以上の時間が経っているのに、いまだにこの映画のことを考え続けて
いて、いつまで経っても意識が離れていかないことにさすがに自分でも当惑し始めた。
風が吹き渡る硫黄島のセピア色の風景や、二宮君扮する西郷の血まみれの顔などがまぶたの裏
に浮かんだり消えたりし、妙な虚脱感も抜けない。
パソコンに向かうと、気付くと You Tube で硫黄島陥落の実写映像を探したり、出演した数人の
無名俳優の名前やプロフィールを調べてしまったりして、どうしても頭を切り替えて次の行動に行く
ことが出来なくなっていた。
そのうちふと、これは自分の言葉で、思ったことを文章にして吐き出してラクになるのが一番いい
かも、と突然思い立ったのだった。
(なるべくBlogに音楽のテーマ以外は書かない方針なのだが・・・)
ちなみに、以下は物語の核心・結末にまで触れているので、これから映画を観ようと思っている人は
読まないほうが良い。
(いわゆる ネタバレ というやつです)
【番外編】 小説 『東京タワー』 ~これはズルだ!泣くしかない!~ [非音楽ジャンル]
今日はちょっと、超・番外編だ。
"音楽"についてではない。書評である。
今、私の顔は腫れ上がっている。朝起きてから、アイスノンで目の周り全体を冷やしたが
出勤時間も迫ってきて仕方なく、ボワボワの目にまさに「腫れ物に触るように」簡単にアイメイクを
して家を出てきた。
昨晩遅くに、1本の小説を読み終えたからだった。
今思いっきりベスト・セラーの、リリーフランキー初の長編小説『東京タワー』である。
基本的に私は、本に関しては考え方が古い人間で(え、音楽も!?) どちらかというと現在存命
の作家よりも、この世から去っている作家の作品のほうを読むことのほうが多い。作者が死んで
相当経っても世の中に認められている作品くらいでないと、この忙しい生活の中あえて時間を
作って読むのに、お金と時間の無駄になりかねないからだ。