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神々しく金色に光るあいつ ~大きな玉ねぎの下で~ [ひとかけらのお歌詞]

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        千鳥が淵 月の水面 振り向けば      
        澄んだ空に光る玉ねぎ

     (これ以上書くとまたJASRAC問題で削除されてしまうので、ここまで)


気付けばすっかり季節は秋。
日々何となくせわしなくて、さほど大した話はないけど新しい記事をたまには入れてみようということで、久々の 「ひとかけらのお歌詞」 シリーズを。

つい先週の話だが、たまたま仕事で東京・九段下にある "S館" という施設を訪ねた。

そこは戦中・戦後の日本の世相や人々の暮らしを今に伝える歴史資料館のようなところで、小学生の社会科見学とか、靖国神社参拝とセットで遠方から訪ねてくる年配者も多いという、まぁいわゆるそういう意味合いの場所。
(A首相とかもきっと来てるだろう。夫人とともに。)

私の会社のAV機器が館内に色々入っているので、その活用レベルやメンテ状況をヒアリングするという取材に近い仕事だったのだが、その建物の途中階の一部がちょっとした見晴台のようになっていて、そこでしばらく待ち時間があった。

一緒に来ていた同僚は煙草を吸いに行ったのか、まもなく姿が見えなくなったが、私は独りでそこに立って北の丸公園の方向の雄大な風景をぼんやり眺めていると、

「4月に来ていただいたらここの景色はもっとすごいんですよ」 

と、その日取材担当だった還暦前後とおぼしき男性職員が後ろから近づいてきた。

「あ~、そうでしょうね。あの木々は全部桜でしょうからね。」

「そうなんです。全部咲くとそれはもう圧巻ですよ。もう少し晴れてると武道館の擬宝珠(ぎぼし) もキラキラと光って綺麗ですしね。」

「武道館。そうですか・・・。え?何?いま何て言いました?ギ、ボ、シ?」

「はい。あの金色のね」

「あーーー・・・・」

あの玉ねぎのことか。"ギボシ" っていうのか。 へぇ~~。

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スガシカオ のビターな世界 ~No sugar, with some milk~ [ひとかけらのお歌詞]

             うきぶくろをもって
             (作詞・作曲/スガシカオ)
           suga2.jpg

            うきぶくろをもって~海に行こう
                  ・・・
            水平線のかなたに1そう
            船が浮かんでるのは
            遠い国の 密入国者の船かな……


先月、会社の仲間の1人がやってきて
「milkちゃんって いきものがかり は好き?」と唐突に聞いてきた。
私は、皆さんが思うより常識的な人間で、滑らかな人間関係を尊ぶほうなので
「まあ好きですよ。ヴォーカルのあの子、歌うまいし」 と笑顔で答えた。

すると驚いたことに 「じゃあ決まり!7月に横浜アリーナでライブがあるんだけどチケットが1枚あまっているから付き合ってよ」という返しが来た。

私は常識派とか非常識派とかいう以前に、実は 断ることが苦手な性格 で、家に突然やってきた「◯◯の証人」 みたいな宗教の勧誘とかも、ひとくさり話を聞いてしまうほうだ。
それに、Life with Music を標榜している私だし音楽全般を広く愛する心は大事にしたい。しかも何より 「チケット代いらないから」 って言うんで、私はそのお誘いを受けることにした。

そしてその翌日には、いきものがかりのアルバム2枚を手渡されて
「これ聴いて必ず予習してね。予習しないとライブってつまらないよ」 と釘をさされた。
それは私もよく分かっていることなので、家に帰ってすぐにiPodに曲を納めようとしたのだが、最近iPodの容量も相当一杯一杯になっている事を思い出し「良い曲だと思ったものだけ入れよう」と考えた。そして2枚のアルバムの曲の頭を40秒くらいずつ順に聴いて行ったのだが・・・・。

   「まずい・・・気に入った曲が、ただの1曲もない・・」   Σ( ̄▽ ̄;) 

(ここ、いきものがかりのファンも見に来るかな?来ないよね?)

まさか?と思ったのだけど、見事なくらいに1曲たりとも私の心の琴線に触れなかったのである。
吉岡聖恵の歌は上手い。楽曲もポップでいい。元気も出る。でも何だろう、今の自分にこのピチピチと希望に満ちた世界を真っ直ぐに受け止める受け皿がないのか・・・

  「♪ ありがとうと伝えたくて……」 (言わなきゃわからないようじゃダメだよね)
  「♪ ひとりじゃないんだ……」    (いや結局はひとりだと思う、人間なんて)
  「♪ この手で未来を繋ごう……」  (今を生きるだけで精一杯かも、ごめん)   

私ってこんな感じなんで、ホント申し訳ない。7月のライブ、楽しめるものかな・・・・。
(それでもお誘いを断ってない私って・・・)

一方。妙に私の心の琴線を鳴らしてやまないのが、上記のスガシカオの不気味この上ない歌詞である。(泣)

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アリス 『遠くで汽笛を聞きながら』 ~ありがとぅぅっっ!~ [ひとかけらのお歌詞]

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          遠くで汽笛を聞きながら 
          (作詞/谷村新司 作曲/堀内孝雄)
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         生きてゆきたい、遠くで汽笛を聞きながら・・・            
         何もいいことがなかったこの街で・・・
       

はぃ?アリス??
・・・と、今ちょっと、私を小バカにしかけましたね?

でも皆さんも胸に手を当てて考えてみてほしい。あるはずなんです。
「このアーティストに特に興味はないんだが、この曲だけは何だか昔から好きなんだよね~」
というケースが。それもかなり多く。

アリス・・・。私が小6~中1くらいの時に最も一世を風靡していた。
TBS 「ザ・ベストテン」 で、アリスの 『チャンピオン』 が何週にもわたって1位だったのもよく
覚えている。

私は基本的に面食いであることが大きく影響して、アリスに興味を示したことはただの1度もない。
(そんなキッパリ言わなくても)
それに当時ちょうど、"ロックの貴公子" Char に夢中で、その白いスーツ姿や洋楽カブレした感じ
の華麗なギタープレイなんかに完全に入れ込み切っていた私には「チャンピオン」や「最後の誓い」
辺りに特に顕著に見られる、 "フォークソングなんだろうに、無駄に根性いれてる感じ" が非常に
土着的でダサく感じられ、興味ないどころかどっちかというと「大嫌い」であった。
鼻が上向いた薄毛と、細目のチョビヒゲと、無口なバケモノの組合せ。カッコイイわけがない。
(どうしよう、何かの偶然でご本人たちがこれを見たら・・・?)

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『微笑がえし』 キャンディーズ ~ひとかけらのお歌詞 Part 6~ [ひとかけらのお歌詞]

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           お引越しのお祝い返しも済まないうちに
           またですね
           ・・・・・・・
           いやだわ貴方 すすだらけ
           可笑しくって 涙が出そう


ビートルズのあとに何でいきなり キャンディーズ なのよ?とお嘆きの方も多いかもしれないが
いつまでたっても記事が更新されないよりはマシ、とあきらめてちょっと頑張って読み進んで
いただきたい。今回は久しぶりに、"ひとかけらのお歌詞" シリーズです。

『微笑がえし』
言わずと知れた、当時の"一人勝ち" 芸能プロダクション、渡辺プロの看板アイドルグループで
あった キャンディーズ の解散前最後のシングルである。

この曲には私のある遠い日の思い出の1シーンが色濃く重なっている。

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『君たち キウイ・パパイア・マンゴーだね。』 中原めいこ ~ひとかけらのお歌詞~ [ひとかけらのお歌詞]

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      君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。
              (歌・作詞・作曲/中原めいこ)


        君たち キウイ・パパイア・マンゴーだね             
                (中略)                  
        咲かせましょうか 果実大恋愛
                 (フルーツスキャンダル)

『学生街の喫茶店』のあとにコレか!?とお嘆きの貴兄も多いと思うが、まあ脱力しないで読んで
いただきたし。

これ、私が高校を卒業したばかりの初夏の 中原めいこ のヒット曲である。
その頃は、今以上に国内の化粧品メーカー各社があからさまに競い合って、四半期ごとに季節
先取りの新製品のキャンペーンをテレビCMで大々的に打ち出しており、それには必ずタイアップ
のJ-POP (ってその時は呼ばなかったが)ソングがセットになっていた。

夏モノの化粧品(日焼け対策モノや原色系、パール系のアイシャドウやら口紅やら)は、5月に入る
と同時ぐらいに各社が一斉にCMを打ち始める。
この曲もまさにそれ。この年の夏商戦は、まさに資生堂とカネボウの一騎打ちで、資生堂は
「SUN’s」 というサンタンローションを中心としたシリーズで、よく知らない褐色の肌のラテン系の
美人モデルがキャンペーンガールをやっていた。タイアップソングは大沢誉志幸の 『その気×××』(「その気ミステイク」 と読ませる)。

この曲が、浜辺をビキニを着た小麦色のガイジン女がモンローウォークで歩く映像とゾクゾクする
ほどマッチしていてクールでカッコ良く、私は一発で大沢誉志幸のファンになり、レコードを借りに
友&愛(貸しレコード屋)にひた走ったし、そしてまた海に行く予定も特にないのに、SUN’sのサン
オイルとファンデーションのセットを買い込んだりした。メーカー側から見れば、ネギをしょって
自分から鍋に入っていくカモぐらいウハウハなミーハー消費者であった。

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お知らせ [ひとかけらのお歌詞]

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今までずっと続けてきた "アーティストそのものに長文でしつこく(?)迫っていく" スタイルは
そのままに、時々 『ひとかけらのお歌詞』 シリーズも挟み込んで行くことにしました。

過去のヒット曲(特に邦楽とは限りませんが)を1回に1つ取り上げ、その歌詞について自分なりの
考察をくわえるものです。
(これで、もう少しひんぱんに記事をUPすることが出来るようになるかも~♪)
「ひとかけら」と言いながら、これすらもまた、長文になる可能性もありますが(笑)
引き続きどうぞヨロシクお願いします。

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余談ですが・・・・ライスチョコ
私は、GODIVAよりも、ピエール・マルコリーニよりも、実はこのチョコが一番好きです!
私が子供の頃は1個10円で、パッケージの包みがちょっとこれとは違いましたね。
遠足のお菓子代、指定の "ピッタリ300円" にするために欠かせないお菓子でした。

(ちなみに、このシリーズに "お菓子" は一切関係ございません!)


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