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災害にふさわしい音楽なんて [音楽的雑談]

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いつもの1週間がつつがなく終わろうとしていた金曜日の平和な午後を切り裂くように、いきなり
起こった 東日本大震災 から、早くも2週間が経つ。皆さんご無事でしたか。

震災の直後から、テレビはしばらくの間、民放局もCMを入れずに24時間ノンストップでニュース
番組を流し続けていた。
その後、AC(以前の公共広告機構)の人間教育的なCMがイヤというほど挿入されるように
なったが、どの局でもつい数日前まで、通常の番組を一切排除してのニュース特番はなおも
続いた。

その間、当たり前といえば当たり前だが、「BGM」というものを一切聴かなかった。

しかし考えてみれば、ふだん朝の情報番組や昼のワイドショーなどで誰か有名人の訃報を
伝える時などは必ず、 「絶望的過ぎない程度に哀感を帯びた」 柔らかなピアノソロか何かの
BGMが悲しみと温かさの中間の絶妙なムードを保って静かに流れるのが常である。

今回つくづく感じたのは、こんどの大震災くらい悲惨な状況を伝える映像にピッタリ来る
BGMなど、一切存在しないのだなと言う事であった。

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『トイレの神様』 植村花菜 ~泣ける名曲を襲った悲劇?~ [邦楽]

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気がついたら前の記事アップから早くも半年の月日が流れている。時の流れが加速度をつけて早くなってきている気がする今日この頃。
忙しさにかまけてすっかりブログからも遠のいていたけど、たまには何か書こうかな。
思い立ったが吉日と言うし、今日はひとつ勢いで書いちゃおう。


     [かわいい]        [かわいい]        [かわいい]


年末のある日のこと、実家に行ったら 「トイレの神様」 というタイトルの白い単行本がリビングのテーブルに置いてあった。
聞くと、患者さん(母は病院勤務)にプレゼントされたという。

あぁ~知ってる、今ちょっと流行ってる植村ナントカの歌のタイトルだ。
きっとその歌にまつわるエッセイか何かだ、と思ってしばらくソファに座ってその本を読んでみた。
ななめ読みで半分近く読み進みそれなりに面白いと思いながらもその日はそれで終わりになった。

そして大晦日になり、例年よりちょっと低めのテンションでぼんやりと NHK紅白歌合戦 を見ていたらまさにその植村花菜が出てきて、穏やかに情感的に例の 『トイレの神様』 をアコースティックギター片手に歌い始めた。

そういえばこの曲、今回の紅白の目玉らしい。
記者会見の席上で、「切るところが全く無い曲なので、9分間の歌を紅白でもカットせずに歌いたい」と、初出演歌手らしからぬ毅然とした発言をして、しばし話題になっていたことも思い出した。

これについて和田アキ子が 「冗談じゃない。厳密にいったらどんな歌だって作詞家さんが思いを込めて書いてるものなんだから切るところなんかない。あんな訴えを受けてNHKがホントにノーカットで9分も歌わせるような考えなら、じゃあ逆に私の歌は普通より短くしてもらっていい。どうぞNHKさん、そうしてちょうだい」 と、怒りゆえの変化球コメントをして物議をかもしていたのも知っていた。

なので、どれどれ・・・という感じで居ずまいを正して植村花菜のステージを見始めた。

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アリス 『遠くで汽笛を聞きながら』 ~ありがとぅぅっっ!~ [ひとかけらのお歌詞]

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          遠くで汽笛を聞きながら 
          (作詞/谷村新司 作曲/堀内孝雄)
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         生きてゆきたい、遠くで汽笛を聞きながら・・・            
         何もいいことがなかったこの街で・・・
       

はぃ?アリス??
・・・と、今ちょっと、私を小バカにしかけましたね?

でも皆さんも胸に手を当てて考えてみてほしい。あるはずなんです。
「このアーティストに特に興味はないんだが、この曲だけは何だか昔から好きなんだよね~」
というケースが。それもかなり多く。

アリス・・・。私が小6~中1くらいの時に最も一世を風靡していた。
TBS 「ザ・ベストテン」 で、アリスの 『チャンピオン』 が何週にもわたって1位だったのもよく
覚えている。

私は基本的に面食いであることが大きく影響して、アリスに興味を示したことはただの1度もない。
(そんなキッパリ言わなくても)
それに当時ちょうど、"ロックの貴公子" Char に夢中で、その白いスーツ姿や洋楽カブレした感じ
の華麗なギタープレイなんかに完全に入れ込み切っていた私には「チャンピオン」や「最後の誓い」
辺りに特に顕著に見られる、 "フォークソングなんだろうに、無駄に根性いれてる感じ" が非常に
土着的でダサく感じられ、興味ないどころかどっちかというと「大嫌い」であった。
鼻が上向いた薄毛と、細目のチョビヒゲと、無口なバケモノの組合せ。カッコイイわけがない。
(どうしよう、何かの偶然でご本人たちがこれを見たら・・・?)

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『微笑がえし』 キャンディーズ ~ひとかけらのお歌詞 Part 6~ [ひとかけらのお歌詞]

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           お引越しのお祝い返しも済まないうちに
           またですね
           ・・・・・・・
           いやだわ貴方 すすだらけ
           可笑しくって 涙が出そう


ビートルズのあとに何でいきなり キャンディーズ なのよ?とお嘆きの方も多いかもしれないが
いつまでたっても記事が更新されないよりはマシ、とあきらめてちょっと頑張って読み進んで
いただきたい。今回は久しぶりに、"ひとかけらのお歌詞" シリーズです。

『微笑がえし』
言わずと知れた、当時の"一人勝ち" 芸能プロダクション、渡辺プロの看板アイドルグループで
あった キャンディーズ の解散前最後のシングルである。

この曲には私のある遠い日の思い出の1シーンが色濃く重なっている。

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ビートルズはやっぱり最高! ~ある秘密会合の記録~ [Beatles]

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図らずも、Beatles ネタが続きます。

昨晩、"JBT" の会合があった。
「JTB(旧・交通公社)」じゃないですよ。「JBT」。

これは何のことかというと、『×××(私の会社名)・ビートルズ・友の会』 の略。
え、そんな大層な団体があるの?と思ったかもしれないが、会員数は今のところ4名だけである。
(しょぼっ)
ぶっちゃけ単なる "ビートルズファンの小さな集い" に過ぎないのだが、メンバーには、ビートルズ
来日時は既に中学生だったという当社の役員を始め、広報系のキーパーソンなど含み、単なる
"楽しい仲間たち" というだけではない格式高げなムードも漂う。(そうでもないか)

正確に言うと、昨晩は「第2回会合」であった。
「どうもあの人、かなりのビートルズファンらしい」という不確かな情報をもとに、部門の枠を超えて
結成されたこの会。その記念すべき第1回目は今年の7月頃に行われたが、その時は各自が
持っているビートルズ関連のレアグッズや、とっときのエピソード(日本橋高島屋の食料品売場で
ジョン夫妻に出くわした話とか)など持ち寄り、居酒屋で焼酎を舐め々々親交を温めたわけだが
昨晩はそういうのとはまた一味違ったのである。

最近新しく出来た、まるでエステサロンのような高級カラオケ店のシアタールームを借りて、
ゆったり本革ソファに座りながら事前に用意したプログラムにしたがって会を進め、いつになく
内容の濃い、楽しい中にも知識人達のサロンのようなアカデミックなムードすら漂う非常に濃密な
時間を過ごすこととなった。

今回は、この秘密会合の(たいして秘密でもない・・・)素晴らしきプログラムの中身を、ちょっと
ご紹介してみたいと思う。

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祝!ザ・ビートルズ リマスター盤CD発売! [Beatles]

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No.9・・・・・No.9・・・・・No.9・・・・・

私が、ビートルズの楽曲の中で唯一ほとんどまともに聴き通した事のない 『Revolution No.9』
の中に入っている、この印象的なナレーションのリフレイン。
(200)9年9月9日、すなわち今日、ビートルズ14アルバムの新リマスター盤CDが発売という
ニュースを最初に聞いた時、頭の中でこれが何となく脳内再生された。

ビートルズファンの多くが "ボックス買い" に走っているようだし、発売日をみんな指折り数えて
待っていたに違いない。発売当日の今日は各地で様々なビートルズ・イベントも開催されている
との事。素晴らしい。
これで今までビートルズをほとんど知らなかったような若い人たちも多くのビートルズナンバーに
改めて触れる機会を得、その偉大さ・素晴らしさを思い知ることになるだろう。

ま、でも長年のファンとしては、何だか嬉しいような淋しいような。
(はい、またお得意の「なんのバックグラウンドもない関係者気分」出ましたっ)

個人的には、ビートルズに関してはもう放っておいてほしい。それは「昔の彼氏のことをそうそう
引っ張り出して話題にしてもらいたくない」 といった気分にかなり酷似している。(どこが・・・)

いいの!ビートルズの良さは解る人だけ解れば!あんまり一般大衆のもとに晒して下世話に
かき回して手垢まみれにしないでちょうだい。(わかった、わかったっ)

と言いながら、完全に対岸に居てその騒ぎを遠巻きに見ているのもそれはそれで淋しいもの
だったりする。出来れば賑やかな祭りの端っこにたたずみ、「立派になって・・・よよよ・・」 と
一筋の涙もこぼしたい。(←最初から立派だし、アンタ関係ないから!)

そんなわけで実は私も、「参加することに意義がある」ってことで2枚だけリマスター盤を予約
しております(笑)
今晩帰ったら送られて来てるかな~?そんな早く来ないか?

ということで、さて!

私が予約した2枚は何でしょう?2枚とも当たった方には粗品を差し上げます!

(先週末、炎天下の中で海辺でやってきたバーベキューパーティのビンゴ大会で景品として余った
マギー審司のデッカくなっちゃった耳と、花王アタックNEO(新発売の洗剤)がちょうどありますよ)

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『帰れない二人』 --- 帰らない清志郎のこと [邦楽]

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タイミングを微妙に外しているけれども、忌野清志郎 が先日夭逝し、その悲しみがボディブローの
ように業界をじわじわと覆っているように見える今日この頃。
私は彼の死に2つの事を思った。

ひとつは、K君のこと。
私がハタチくらいの時、高校からの大親友 メグミ に初めての彼氏が出来たのだが
(違うな、2人目かも・・・どうでもいいか)その彼 K君 が筋金入りの清志郎ファンだった。
その心酔ぶりは尋常なものではなく、髪型もファッションも口調も生き方も清志郎を完全に模して
おり、傍目から見たら滑稽なものでしかなかったが、真面目なメグミのどこにそういう要素があった
のか、親友の私でも驚いたほどに彼女は恋人K君にすべて合わせて、ファッションからスピリット
から「ロックンローラーの彼女」に完全になりきっていた。

よく2人でポンコツの軽自動車に乗って(ロッカーは貧乏臭くなければならないゆえに)私の家に
遊びに来るメグミの送迎にマメに付き合ってくれていたが、いつも運転席から照れくさそうに首を
伸ばして「よっmilkちゃん、元気?メグミをヨロシクなぁ・・・」と、言葉少なに笑顔で声をかけて
くれた、優しいK君であった。
彼は大学もロクに行かずに、清志郎のようなミュージシャンになることを夢見て活動していたが
2年くらい付き合ったのち、彼らは割とあっさり別れた。まっとうに生きる女の子には、そんな地に
足つかないフワフワした夢をもった男と人生を共にする勇気なんか、やはりない。私もそれは
仕方ないと思った。

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生パット・メセニー で ☆新年おめでとう☆ [洋楽]

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遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます

2009年は、2ヶ月に1度は必ずや記事を更新する決意の milk_tea です。 レ(゜゜レ) ガッツ!
(別に、ガッツポーズ取るほどの高い目標でもない)

さて、今年の私の初夢は不思議なものでした。
私は、何故かデザイン会社みたいなところのOLをやっていて黙々とデスクワークをしてるんだけど
私の正面のデスクに座っているのが、お笑い芸人ペナルティーのワッキーじゃないほう(名前は思い
出せない!)で、その左の席に居るのがカンニング竹山。その3人でグループ作業をしている模様。
ところが私の右横10mくらいのところで、誰か知らない男性(社員らしい)が床に座り込んで下手くそ
なトランペットを吹いているんだけど、そのメロディが 『タクシードライバーのテーマ』 なんですね。
あの、デニーロの映画のね。
(あれはメインはサックスだけど、夢の中ではトランペットでそこを吹いていた)

それはやたら突っ掛かって耳障りながらもなかなか味のある演奏だったんだけど、何せオフィス内
でもあり、私が
「何だか仕事してるムードに 『タクシードライバー』 は暗いし脱力しちゃって合わないですねぇ~」
って独り言のようにつぶやいたら、ペナルティーの人が
「そうかな?俺はいいと思うよ。なんかすっごい沁みるけど?」 カンニング竹山も
「サラリーマンの気分ってまさにこんな感じじゃない?ピッタリだよ。たまらんね」とか言って、作業の
手を止めずにつぶやいていた。私は何も答えずに 「みんな、何かいいよなぁ~」と思いながら
やたら穏やかな気分で仕事をしていたのであった。

まあそれだけの夢なんですけど。
フロイトの夢判断的にはどういう心理なんでしょうかね。
でも 『タクシードライバーのテーマ』 が流れる初夢、なかなかシブイでしょう。どんな1年を暗示して
いるのかな。

・・・って、文頭から長々と相当どうでもいい話で、これでは皆さんが先を読んでくれないじゃんか!
バカバカバカ!(笑)

気を取り直して本文に行く。

先週、青山Blue Note に私の愛するパット・メセニー・グループのライブを観に行って来ました。

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生きてます! [音楽的雑談]

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ご無沙汰しております。

しばらくブログを放りっぱなしにしておいたら、ふと気付くと本文の色んな箇所が青く色変わりして
妙な吹き出しが出ては、様々な広告表示が出るようになっている。
ナンだこりゃ!いつからだ!

どうも調べてみると 「60日以上記事を更新していないと、勝手に広告表示がくっつくようになる」
と、ある。 ど・どういうこと~?どんな嫌がらせなの~。
でもまあ確かにね。"さすがに2ヶ月に1度くらいは更新しようぜ" という事なんでしょう。
そりゃそうですよね。放置しすぎです。
乳飲み子を置いて、スノボをしに彼氏と3日間も家を空けた若い母親の呆れた事件がだいぶ前に
ありましたが、近いものがあります。(近くはない!!)

ということで、相変わらず忙しい毎日でなかなか記事も書けずにおりますが、何か書いて更新
しないとあまりに広告表示がウザイので、つなぎのために筆を取っておる次第です。

自分自身のことはあまり書かないことにしているのですが。
つい先日、某所に於いてライブに出演いたしました。
(上記画像のステージ右のほう・・・女性が2人うっすら写っております・・・どっちだ milk_tea?)

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『アルハンブラの想い出』 ~懐かしい My Favorite Song ~ [洋楽]

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もう3ヶ月近くも前のことだが、私はまたひとつ、ひっそりと?年を取った。
このくらいの年齢ともなると、誕生日だからといって騒がれても逆に迷惑だったりして(まあ、騒がれ
たくても、もはや誰も騒いでなどくれないが)静かに平日のその日を過ごしていたが、そんな中
ある友人がふいに、自分で弾いたギターのソロ演奏のデータを私にプレゼントしてくれた。

何かこのように書くと、それはものすごくクサい行為のように一瞬聞こえるかも知れないのだが
全然そういうことではなく、ギターがメチャクチャうまいその彼に 「いつかヒマがあったらこの曲を
演奏して録ってくれないか」と前々から頼んでいたのである。

そんな背景でもあり、誕生日プレゼントだからと言ってディスク表面に色々独自のメッセージや絵柄
が印刷されたCD-Rだったりしたわけでは全くなく、その音源はPCを経由し「ファイルオクール」で
いともアッサリと送られてきた。でも、逆にいいのである、そんな気軽さが。

で、前置きが長くなったが、プレゼントしてもらったその曲とは、ベタではあるがクラシックギターの
超スタンダード 『アルハムブラの想い出』 であった。

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『Cry me a River』 ~都会の夜を彩るジャズソング~ [洋楽]

               

私は東京港区の芝浦生まれだ。

といっても、かなり小さいうちにすぐに横浜のほうに引っ越してしまったので、オシャレな都会を謳歌
して育ってきたわけではない。ただ、記憶の源流に芝浦近辺の映像は知らぬ間に色濃いらしくて
私は東京タワーが視界の一片に入る風景がどうも本能的に好きらしい。少し前までは、レインボウ
ブリッジなどウォーターフロント方面の美しい風景にちょっと人気を奪われ続けていたが、最近では
東京タワーも美しく多種多様なイルミネーションが施されるようになり、なかなか負けていない。

やはり、東京は良いなと思う。
何と言っても世界に誇る大都市 "トーキョー" だ。"ヨコハマ" は私のホームタウンでどこよりも
心和んで温かく愛してやまない場所だが、やっぱり凛と立ってぼぅっと赤く光る東京タワーを囲む
ように六本木ヒルズや東京ミッドタウンのビル群が広がり、遠くに新宿副都心がかすんで見えたり
する見事な夜景を一望にするバーなんかにたまに行ったりすると 「すみません、惨敗です。
横浜くんだりからのこのこやって参りました。」てな、ひれ伏すしかないような気分になるのだった。

話がなかなか核心(音楽)に行かないが、核心に行かないついでにもうひとつ脇にそれるけれど
そんな夜景がパノラマのように広がる、ほの暗いバーラウンジなんかに行くと、いつもの自分より
ちょっと(いや相当)頑張って 「この程度のところ慣れ切ってますから、べ~つに・・・」といった、
沢尻エリカほどの驕慢さは出さずとも、少し気取ったオトナの女っぽい空気は醸し出さないと
いけない。

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音楽は楽しい・・・35年前に帰る年末 [音楽的雑談]

             

あけましておめでとうございます。

気付くとまた1年が過ぎて行った。怖いくらい早い。
1日1日をもっと大切に過ごさなきゃいけないな。

さて・・・去年だか一昨年だかに、似たような記事を書いておりますが。
一時のブームも去って、普段は足が遠のきがちなカラオケ・ボックスであるが、忘年会シーズンとも
なると流れで何度か足を踏み入れることになる。昨年末もそれは同様であった。

年も押し詰まった12月の最終週は、会社で何かと可愛がってもらっている部長クラスの男性2人と
元同僚の女の子と4人で忘年会をしてそのままカラオケへとなだれ込んだ。
50に手の届いた部長クラスとは言え、彼ら2人は気だけは異常に若い。(←人の事は言えない)
軽いというか"軽薄" に近い・・・。したがってカラオケボックスでの選曲といったらだいたい予想は
ついていたが、結果的には予想をはるかに上回る軽薄ぶりであった。
郷ひろみの「よろしく哀愁」とか沢田研二の「危険なふたり」、平浩二の「バスストップ」など
調子っぱずれのハイトーンボイスで一生懸命歌っている・・・。
まあ個人的に言えば、いい年をしたオジサンが若者に対抗してオレンジ・レンジだのEXILEだのを
必死に歌う図よりも、年代に従ってジュリーとか新御三家とかを歌っているほうが見ていて無理が
なくてまだイイとは思うのだが、そうは言ってもやっぱりその下世話なムードにゲンナリしてしまう。

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REBECCA(レベッカ) ~全速力で駆け抜けたその栄光の軌跡~ [邦楽]

          

突然だが
こんな私が実は、80年代後半に邦楽ロック界を席巻した REBECCA (レベッカ) の大ファンだったのをご存知だろうか?

まあご存知のわけはない。
身近にいる人でも、知っている人はほとんど居なかったと思う。
当時から周りの誰にも言ったことはなかったのだが、私は実はレベッカのアルバムは全部持っているし、なんと91年の解散コンサート(本当の最終日)にも人知れず行っていたのである。

私とレベッカの出会いと言えば、それは忘れもしない、私が大学に入ってさほど経たない頃、ある日の夕食後に当時高校生の弟が食卓に座ったまま雑談でしてくれた話だったが、

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【緊急寄稿】 阿久悠を偲んで・・・・ [邦楽]

                     

阿久悠 氏が亡くなったという訃報は、昨日の昼過ぎくらいに友人がメールで教えてくれた。
その瞬間、何か遠くに住む親戚の叔父あたりが亡くなったような、かなりリアリティをもった衝撃が
身の内を走った。(この例えは全然良くない)

かといって別に私も、以前ブログで何度かにわたって阿久悠について記事を書いた以外は
日常的に特別思い入れがあったわけではないので、そのまま淡々と時間を過ごしていたのだが
今朝目をさましてすぐにテレビをつけ、彼の訃報のニュースを見た時、はっきりと形をもった喪失感と
悲しみに包まれたのだった。

朝のワイドショーにはピンクレディーの未唯(Mie)が生出演しており、可愛かったアイドル時代から
すると、相当人工的に変貌を遂げた鼻筋や輪郭で、時に淋しげに、時に明るく色々しゃべっていた。

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サンタナ 『哀愁のヨーロッパ』  ~それちょっと違うだろう!?~ [洋楽]

                                      
常にiPodがお友達の私だが、通勤途上はシャッフル演奏(いわゆるアトランダム演奏)が楽しい。
かつて何度も言っている事だが、音楽は、来ると分かって聴くよりも、予想しないところでフイに
出会う方が感動が深いものである。
自分で好きで入れ込んだ数千曲でも(私の16GBのiPodでは今のところ2000曲弱)、忘れた頃に
フッと巡ってくると、メロディや音色や歌詞の良さに改めて胸を深く打たれたりする。

私の場合、シャッフル演奏にするとやたらとよく出てくるのがパット・メセニー、アース(E,W&F)、
Char、あと サンタナ だ。理由はまあ簡単で、アルバムが山ほど入れ込んであるからだ。
サンタナは8枚くらい入っているので、しょっちゅう出てくる。特に、ライブ盤やベストも入れてある
ために、重ねて収録されている人気曲の 『Black Magic Woman』 や 『Europe』(邦題:
「哀愁のヨーロッパ」)なんかはかなりよく出てくる。

ミーハーでお恥ずかしい話だが、私は昔から 哀愁のヨーロッパ が大好きである。何だかんだ
言っても、数あるサンタナの曲の中でも結局一番好きかもしれない。

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