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BLOGビギナーの2日目 [自分史]

だんだんにBLOGの仕組みを理解してきた第2日目・・・。
私の音楽の歴史、中学時代です。

●中学時代
小学校までは、クラスでもアクティブでかなり目立つ存在だった私は、家で独りじっくり音楽を聴くようなタイプでは当然なく、Charのファンとは言っても、1枚だけアルバム(しかもカセット)を買ってもらって友達の家に持って行って一緒に聴いたり、テレビで彼が「逆光線」やら「闘牛士」やらを歌っているのをテープレコーダーのマイク部分をテレビのスピーカーにくっつけて録音しては喜んだりという幼く浅いものだった。
ところが中学にあがると同時に引越しをして、1人も知り合いのいない新しい世界で学生生活をスタートした辺りから、自分の奥に潜んでいたやや暗い部分が頭をもたげだした。

お小遣いやお年玉の貯金などでCharやビートルズのLPをせこせこと買っては、家で1人レコードセットの前に正座をして聴きこんでいるような時間が増えだした。
ビートルズマニアだった兄だが、それでも持っている音源はだいたいカセットテープだったため、私はどうしてもレコードが欲しくて自然と自分で買うことになった。
ビートルズのアルバム集めは高校2年くらいまで続いた。(そこでほぼ全部集まってしまった・・海賊盤なども数枚だが買ったり。)

中3の時、横浜の関内にある小ホールでCharがライブをやると聞いて、まだ少女の私は1人で行く勇気がなかったが、友達でCharファンは1人も居なかったし(その頃にはもう、『ロック御三家』全盛の時代は終わっていた。ちなみにそれはChar、世良正則、原田真二の3人)とはいえ母親に頼んで一緒に行ってもらうほどの子供ではなかったので、しょうがないのでやっぱり1人で行った。

なんと!前から2列目だった。やっぱり裸にジャケット姿で、ギターをかついで走って現れたCharは、夢の中の王子様のように格好がよく、ギターもギンギン走っていた。
今でも悔やまれるのは、Charがピックを投げてほぼ私の足元に落ちたのに、気弱な私は何だか恥ずかしくて、隣にいた知らないお兄さんに静かにそれを渡してしまったのである。

熱狂のライブの次の朝、いつものように親友の小百合ちゃんと登校したが、どうしても昨夜の感動を誰かに伝えたかった私は
「ねーねー私昨日ね、すっごいコンサート行ったんだよーーメチャクチャ良かったの。Open your eyes って曲のギターがね・・・」とか熱く語り出したのだが、野口五郎ファンの小百合ちゃんは
「えー。五郎のほうがいい。Charってもう売れてないんでしょ?首長くて気持ち悪いよ」
の一言ですぐに話題を変えられてしまい、
「もう二度と女友達と音楽の感動を共有しようとするのはやめよう、逆に淋しくなる。」と15歳の私はその時固く心に誓い、その後ずっと音楽に関しては、きわめて孤独な一人旅をすることとなった。

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