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【本編解説:前編】 映画 『レット・イット・ビー』 ~幻の映像が蘇る!~ [Beatles]

        

遠い昔、一目で好きになって4度か5度は会ったが、その後は電話だけのデートを何百回と繰り返し
それでもいつしか自然消滅してしまった男性と、20年ぶりくらいで最近いきなり再会した。

・・・・という感じに限りなく近い、映画 『レット・イット・ビー』 との再会である。

とはいえ、音声だけでは限りなく慣れ親しんでいるので (この辺は前回の記事をご覧下さい)
どのセリフにどの音がかぶるとか、どの曲がどこから始まりどこで切れるか、みたいな音の記憶
だけは怖いほど残っているわけで・・・

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  ここでいきなり、クイズ☆レット・イット・ビー!! パフパフ~
  【問】さて、これはどのシーンの音でしょう?

  ドドッドー ミミッミー ソソッソー ドドッドー ・・・ドーン!! キャハハハハ・・・!!!
                     (オクターブ上)

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ノーヒントでわかった人・・・・・・・けっこうなビートルズオタクです。 (ё_ё) b
(答えは文中にて、そのシーンが出てきたらお答えします。)

そんな懐かしくも親しみ深い"音声" と、覚えているようで覚えていない "映像" との、何十年ぶり
かの見事なるコラボレーションに(・・・って、普通に映画のビデオを再生してるだけだが)、私は
思わず棚の上のデジカメを手に取り、テレビ画面の写真撮影を始めた。
これにはまさしく、テープレコーダーをテレビのスピーカーにくっつけて必死でテレビ音声を録音した
少女時代の涙ぐましい作業風景が我知らず脳裏をよぎり、妙なデ・ジャブー感覚があったりした。

みかん狩りに行ってきた人が、みかんがたくさん採れたので帰りに近所の家に少しずつおすそ分け
をするように、レット・イット・ビーの画像がたくさん撮れたのでブログでそれをご紹介をするというの
は、ある意味とても自然なことである。(すごい論法)

ちなみに、撮った画像はスウェーデン度数(=画質粗悪度)がかなり高いので、二次使用は
オススメしない。(頼まれたってこんな汚ねー写真要るかよ!という声も聞こえそうですが)

さて諸々ご納得いただいた(?)ところで、映画 『レット・イット・ビー』 解説編のスタートですが
私の好みで、ところどころ早送りも入っております。一時停止もかなりあるでしょう。場面が前後
してたりもあります。ま、誰かが自分の部屋でポテトチップ片手にビデオを見ながら独り言を
言っている・・・・程度の認識でひとつ。
(今回も長そうだぁ~、皆様、右手首の腱鞘炎にご注意!)

               *        *        *


冒頭のファーストカットがこれ。音もなく・・・・。うむ、渋い!!!
タイトル文字か?と見せかけて、カメラが引くと、それはシンバルの白いカバーに描いてある字で
あった。
  


それをスタッフが黙々とスタジオ中央へと運んでいく。ドラムのセッティングがおもむろに始まる。
後ろを大きなベニヤ板をかついだ人がタイミング良く通りすぎたりするが、とても自然ぽいところが
やっぱりかなり不自然。イイ芝居してるじゃね~か!(笑)


ここで、いまだ音声もないうちに、映画タイトルが出る。微妙にハズしたタイミングでフイと出るのが
SO COOL。機材を運ぶ足音だけが響く。



まだ主役が出てきてもいないのに、スタッフの動きからしてすでにテンションが恐ろしく低い。
一応天下のビートルズの歴史的所業なんだし、そんなにけだるそうに運ばなくても・・・。



そして、哀しげなピアノのメロディが始まる。のっけから、突っ伏して泣いてしまいそうに哀しい
メロディ。何かと思ったら、ポールが弾いているのだった。横で、これまた淋しげな表情で黙って
寄り添うリンゴ。


このころのポールはもしかするとビートルズ時代の中で一番男前な時期だったかも。
童顔だけに、ヒゲをたくわえていると妙な貫禄が出る。

・・・・暗い。 
リンゴが暗い顔をしてると、必要以上にどんよりムードが漂う。なんでそんなに悲しそうな顔で
ポールの手元を見つめているんだろう。
この映画で「助演男優賞」は間違いなくリンゴだと思う。要所要所で、メンバー間のどうにもならない
ギクシャクした微妙な状況を、言葉ひとつ発さずして的確に表現するのに成功しているからだ。
(なんで主役は4人のはずなのに"助演男優"なんだか・・・リンゴォ~)

このピアノの音色は、物語の初めに、かくも絶望的なトーンで響き渡るのだがその一方で妙に
引き込まれる何かがある。かわいいポールとおかしなリンゴが、この陰鬱なBGMの前に言葉も
なく俯いて座っているというだけで 「なんかこの映画、普通じゃないかも?」 とイヤでも期待感
が高まるのである。

ちなみに、テレビ放映版ではこの静かなオープニングシーンに、思いっきりムッシュかまやつ
濃いナレーションがかぶっている。
「ジョン。ポール。ジョージ。リンゴ。この偉大なる4人の天才音楽家が・・・・・・」 みたいなやつ。
(4人の名前の順番は間違いなくこれ。)何百回と聴き倒した音声バージョンが、このナレ入り
だったので私としては特に違和感はなかったのだが、こうして音のないオープニングシーンと
見比べてみると・・・・ウザイですねぇ、かまやつヴォイス!!(笑)

さてそのあと、打って変わって無意味に明るいリンゴとジョージのふざけた表情がドアップになり
そして・・・
いきなり始まる 『Don't Let Me Down』 でこのドキュメンタリー映画は幕を開ける。
この、ハサミで切ったような始まり方がいかにもカッコイイのだが、この映画ではこの構成が随所に
使われている。雑につなげてある感じが逆にクールなわけである。

さて、歌が始まった直後にも、4人の間にチラチラと見え隠れする、雪女のような長い髪と青白い
扁平な顔がある。


え?どこに居るのかって?



ここですよ、ここ (矢印で指し示してみました・・・・ほとんど亡霊写真)

かと思うと、いきなり

ドアップ、出た~~っ ナゾの東洋人、怖い!
我々同人種が見ても得体の知れない感じがするんだから、欧米人の目から見たら、この黒い髪と
黒い目の無表情な女の存在は、薄っきみ悪いでしょうね~、さぞや。

だいたい、改めて見てみても本当、ド厚かましいですよ。いくら恋人ジョンが
「24時間一緒に居よう。だって二人は愛し合っているのだから・・・」とか、熱にうかされたような事
言ってたとしても、男の仕事場にノコノコ女がついていくんぢゃない!!
「土佐の一本釣り」の純平も恋人・八千代にそう諭してましたもん。(誰も知らんわ、そんなの!)

とはいえ・・・・これって究極の愛の形ではあるよなあ。昔、チューリップがその大ヒット曲
『心の旅』
         ♪もしも許されるなら 眠りについた君を 
          ポケットに詰め込んで そのまま連れ去りたい

と歌っていたが、愛する人を片時も離さずにそばに置いておきたいと願うのが、男女の愛情の
究極かつ当たり前な感情である。「1週間に1度会うくらいがちょうど良い」なんて言っている恋愛は
本物ではない。というか、少なくとも絶頂期ではない。
一瞬でも離れると、どこかに行ってしまうのではないか、誰かに取られるのではないか、と心配する
のが最高時の感情である。
かく言う私も、こと恋愛関係となると、わりとこうなりやすいタイプなので(だったので、にしておくか)
「ああ♪この人と、"ベトちゃんドクちゃん"みたいに24時間一体化していたい♪」 と、よく思う
(思った)ものである。 (そういえば、本物のベトちゃんドクちゃんは結局どうなったんだっけ??)

何か徐々に話がおかしくなってきたが(笑)、とにかく、ジョンとヨーコの在り方は、その究極の愛の
理想形をほぼ地でいくものであり、私なんかは実は、彼らのことがずっと羨ましかった。
日本でも、池田満寿夫と佐藤陽子なんかがちょっと近い雰囲気があったけどな。
イヤどうでもいい、どうでもいい。

それにしたって


いくら何でもこんな中央に座ってることもないじゃんね。(矢印もういい~)
もっと端っこに座っときなさいっ、このシロウトがぁ~!私がポールだったとしても絶対腹立つと思う。

さて気を取り直して・・・・次に来るのが 『Maxwell's Silver Hammer』


これって、いかにもポールらしいノーテンキな曲で、マル・エヴァンスの叩く金づちの音が、なんか
微妙にズレてたりして妙に可笑しい。・・・可笑しいはずなのだが、特に誰も笑い転げては居ない。
暗い。シラーッとしたムードの中、独裁者ポール様の陣頭指揮のもと執拗に繰り返されるこの曲。

こうして聴いてみると、なんか意外と大した曲じゃないような気がしてくる。アルバムで聴くと
フィル・スペクターの魔法にかかってなのかイイ曲に思えてくるわけだが。



出ました!これは非常に印象的なシーン。『I've Got a Feeling』 のポールのシャウトのあと
ギターがスライドして音を下げていくところをポール様が熱心にジョンとジョージにご指導。
「そうじゃない。もっとゆっくりと・・・・違う違う、もっと滑らかに下がっていくんだよ」などといって
噛んで含めるように説明。


そんな状況を 「1人で大イバリしちゃって、小っちゃい男よねぇポールって。ねぇジョン?」てな表情
で黙って見つめるヨーコ。


さて、場面は一転し
「おっはよ~っ!ご機嫌うるわしゅう?」などといって明るくスタジオ入りし、いきなりリンゴと
横並びになりピアノのメチャクチャ弾きを始めるポール。
普段は完全夜型で進むのが常の彼らのレコーディングだが、この時は映画の撮影クルーの都合や
スタジオ使用の関係で、撮影のスケジュールはまっとうな社会人スタイルで連日朝から組まれて
いたらしいが、この「おはよう!」の、スタッフへのイヤミのようにも聞こえる元気な挨拶からすると
やはり本当なのだなと思える。
(しかし、もしかするとイギリスの Show Biz も日本と同様、朝も夜も挨拶は「おはよう」なのかも
しれないが)

それにしても、この映画の前半、すなわちアップル社のスタジオではなく、寒々しい映画スタジオ
でのレコーディングにおける、ポールの哀しい空回りぶりはスゴイ。
自分の発案で実現した、レコーディング風景を追ったドキュメンタリー映画が面白いものであるべく
そこらぞこらで笑ったり喋りまくったり奇声を発したり、気の毒なまでに1人で頑張っているのが
アリアリ。しかし、誰もついてこない・・・。浮きまくるポール。孤立は深まるばかり。

そして、おちゃらけたあとには、いきなりこのシーン。
何よりも有名で、もしかするとこのシーンのおかげで今も我々はこの作品を簡単に鑑賞できない
のかもしれない、問題のシーン。
ポールがジョージのギターの弾き方について激しく責め立てている。
「何も難しいことなんか言っちゃいないよ俺は!すっごく簡単な事をやれって言ってるだけなんだよ。
こんな事もやれないって言うんじゃおまえ・・・・」「あーやるよやるよ、おっしゃる通りにすりゃいいん
だろ!」 などなど、かなりシビアな口喧嘩が展開される。


「はぁ~また始まりましたか・・・やれやれ」みたいな、助演男優賞リンゴの表情。
でもまあ確かに私がジョージだったとしても、このシーンを何千万人に見られるのはカンベンして
もらいたいかもな。

ところで今回、私が譲り受けたビデオテープには字幕がない。指南役のかまやつも居ない。
なので、彼らがしゃべるそのままを聴き取るしかない。私は一応、5教科の中では英語が一番
得意(学生視点の狭~い比較対象)、程度に得意ではあるが(いや、もうちょっとだけ得意か?)
専門エリア(?)はアメリカ西海岸の米語である。何人か居たアメリカ人の友人が皆、その地区の
人間だったからである。なので自慢じゃないが東海岸になると、かなりもうヒアリングは弱い。
それが海を越えて英語の本場イギリスになると、実はもっとわからない。
しかも、この映画の中での彼らの言葉は、ただでさえドンヨリした空気の中での、音楽用語や
音楽的表現を多用したボソボソした会話である。
なので・・・結構、わからない。・・・いや、かなりわからんぞ!!カナピー。自信砕け散る。
でもさぁ、それが日本語であったとしても、「なぁ、ここんとこ、も少し上げ目で行かねぇか?今の
だとイマイチ後半弱いっしょ」 「そうね~、じゃキモ~チそんな感じで行っとくぅ?」みたいな
仲間うちの会話が一部だけ聞こえて来ても、たぶんよくわからないに違いない。(負け惜しみ)
ということで、会話全文を拾って解説することは出来ません。あしからず・・・。



それにしても、この映画の中のポールは自信に満ち、才能にあふれ、表情も豊かで雄々しく、
ヒゲがよく似合い見目麗しく、やはり "力ある者は美しい" の法則どおりであり、一方
支配される側のジョージなどは、視線もキョトキョトと、うつむき加減でいかにも自信なげである。
結局世の中は、支配する者とされる者に分かれて成り立つものなのか。

そんなジョージが、新しい曲を作ったといって、まずリンゴにゴソゴソ話をしはじめる。


「ヘヴィーなワルツ(調の曲)なんだよ!」といって、ギターを弾きながら 『I Me Mine』 を歌い始め
ると、スタッフが集まってきて、ジョージの歌に皆んなで耳を傾ける。



これがねー。アルバムに入ってるバージョンよりも、シンプルでずっと胸に沁みるんですね。
ギターの音色もいい。ジョージのなでるような声が優しく響く。
いい曲じゃ~ん・・・・・・・・なんて、静かに聴き入っているとぉ・・・・・・・



こら~~っ ジョンとナゾの東洋人の女~~!!
ヘヴィーワルツの調べに乗じて、そこで何、ヘヴィにイチャついてんだ~~!
おまぇらの為に弾いてるわけじゃねぇぞ~~!! (-_ー#)



しまいにはフロアを縦横無尽に動いて、踊り出す二人。
お呼びじゃないっていうのに!ステップめちゃくちゃだし!!(イライラ~)

まあ、この時、二人は結婚の2ヶ月前だったというし。
誰にも止めようのない仲良しルンルン状態だったのだろうな。
それにしても、我がもの顔でスタジオを出入りする異人種の女の存在というのは、自分の家の
中を他人が勝手にうろつき回っている不快感や違和感にほど近いものであったに違いない。
ジョンが、ヨーコの展覧会に行っていなかったら。脚立(きゃたつ)に上り、置いてあった虫眼鏡で
白い天井に「 yes 」 と書いてあるヨーコの作品を見なかったら、ビートルズの解散はもっとずっと
あとのことになっていたのかもしれない。
(ストーンズのように何十年も続いたとは、どうにも思われないが)

ところでちょっと話は逸れるが、この 『I Me Mine』 の曲であるが、中間部の 
   ♪I, I, Me, Me, Mine ! I, I, Me, Me, Mine !
の箇所って、改めて聴くと何かかなりムリがないだろうか?あまりに飛躍しすぎるというか、
狙いすぎというか・・・。この部分はないほうが、全体に線が細いままで美しいのでは・・・?
このジョージの初披露シーンを見ていても、あの部分は元々は無かったのではないかと推察
されるのである。
どうせまた熱いポールが1人イキがって、「こんなの付け足したらどうだろう?」とかいって、
イヤがるジョージを気にも止めず、無理やり入れ込んだのではなかろうか?(何の根拠もない私見)
まあ、何にしてもイイ曲だけどな。大好き。

かくして・・・・この、どうみても失敗だった映画スタジオでのレコーディング風景はここで幕を閉じる。
明らかに、散漫なレコーディング。
ここまでの様子を見れば、当初予定のアルバム『ゲット・バック』のリリースが暗礁に乗り上げたの
も当然といえば当然である。
どのセッションも、それぞれが映画のカメラを意識し、魂を入れ込み切れぬまま惰性でおこなった
ものばかりであり、どこか1本筋が通っていない。もちろん基本的にはいずれも名曲であり、彼らの
リアルな息遣いの聴こえる演奏には余りある程の価値があるわけだが、ぬぐいされない「散漫さ」
がどうにも際立ってしまっている。
これをのちに、うまく1枚のサントラ作品にまとめ上げたフィル・スペクターはやはり天才であった。

この失敗をぬぐうべく、彼らは気を取り直し、レコーディング場所を移動することとなる。



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予想通り、1回ではまとめられなかった。
残りは、【本編解説編】【後編】にて。(わかりにく~)


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ツインリバーブ

こんにちは!お騒がせモノのツインリバーブです。先日は失礼いたしました。遂に本編始まりましたね。わくわくしてきました。私の持っているビデオ(古いな〜)もレーザーから落とされた物なので字幕なしです。30回以上名画座に通った経験と記憶から、戸田奈津子さんの翻訳を思い出しながら見てました。ポールのジョージへの厳しい指示も、ジョージの死後、ポールが「彼を弟のような存在だった」を信じ、厳しい兄に反発する弟という感じに解釈したいものです。実際、ジョージ本人は世間でいう「リードギタリスト」という自覚というか気負いはなかった人だったので、仕方ないのかな〜とも思います。チェット・アトキンスやカール・パーキンスのスタイルを愛し、楽しくギターを弾きたかった静かなるfabですからね。ジョージのギタースタイルにはブルースの影響があまりないから、独自の旋律が生まれるでしょう。歌を引き立てるギター・・・そんな気がします。クイズの「キャハハハ」で解ってしまいましたが、語りすぎるとまた迷惑?かけるのでやめておきます。続き楽しみにしていますね。
by ツインリバーブ (2006-04-21 15:20) 

parlophone

こんにちは~。
milkちゃん、ご無沙汰してま~す。

本編解説篇、待ってましたよォ。
待ち疲れたかなあ(ごめん、うそうそ^^)

読んでいてだんだん映画を思い出し、だんだん興奮してきました。
そうそう、こうだった!


あれ、パロちゃんって『LET IT BE』のレイザー・ディスク持ってたんじゃあ?
と今思ったでしょ?(笑。
持ってないんですよ~。
あれ、MASAさんの思い違いです^^
ずいぶん欲しかったんですけどね、たまに見かけると4、5万という値段だったのであきらめました。

映画は劇場公開時に見て、すごく感激したんですが、数年前に字幕入りのブート・ビデオを持っていただけで、それもオークションでビートルズのレコードを落札してくれた人におまけであげちゃいました(笑。
だから最近ぜんぜん見てないんだよね~。

ところで「I Me Mine」ですけれど、

>どうせまた熱いポールが1人イキがって、「こんなの付け足したらどうだろう?」とかいって、
>イヤがるジョージを気にも止めず、無理やり入れ込んだのではなかろうか?

これはおそらく違うと思います。
なぜなら、こここそがこの歌のキモだからです。
ここの部分を歌いたいがためにジョージはこの曲を作った^^
ジョージのこの歌はポールへの当てこすりなんですからね。

ジョンの「How Do You Sleep?」とかポールの「Three Legs」とか、当てこすりの歌は有名ですが、いちばん最初にやったのはおそらく『WHITE ALBUM』におけるジョンの「Glass Onion」で、次がジョージのこれ。

何かというと「オレ、オレ」とリーダー気取りのポールにうんざりして「オレオレ詐欺か、おめーは!?」という気持ちで作った?のがこの歌ですから、美しいワルツのメロディーに騙されてはいけません。
「ぼく、オレ、オレ、俺の!」(10.5ポイント)
「ぼく、オレ、オレ、俺の!」(12ポイント)
「ぼく、オレ、オレ、俺の!」(14ポイント)
(ここのところポイントを少しずつ大きくしたつもりで読んでね^^)

と叫んでスッキリ~~~。

ジョージ、やるときゃやるじゃん(笑。

それにしても12:57にアップした記事に15:27にコメントつけてるふたりって、ちゃんと仕事してるのかね(わはは)。

(と思ったらぎゃ~、ツインリバーブさんに先越された…)
by parlophone (2006-04-21 15:33) 

幻燈遮断機

おもしろい!楽しかった~。毎回こうだとあわあわ。
ポールはこの時期「オケに嫌われっちゃった指揮者」状態だったわけですね。
指揮棒ビシビシいわせて
「そこのヴィオラ!ピッチ合って無い!もう一度最初から」
しらけるオケ、てんぱる指揮者みたいな。

ところで「シルヴァー・ハンマー」ってスペクターがプロデュースしたヴァージョンもあるんですか?
アビイ・ロードに入っているのはジョージ・マーティンですよね?
うーむ。まぁ、ジョンが「ポールはこの曲に随分と金と時間をかけた」っつってたからなぁ。
ヴァージョンがいろいろあるのかもしらん。うん。
by 幻燈遮断機 (2006-04-21 22:09) 

milk_tea

ツインリバーブさん、1番乗りありがとうございます。
>30回以上名画座に通った経験と記憶から、戸田奈津子さんの翻訳を
>思い出しながら見てました。

30回以上!スゴッ!それにしても、あれの字幕も天下の戸田奈津子だった
のですね。もう、何でも戸田奈津子。独禁法に触れてますよねぇー。

>厳しい兄に反発する弟という感じに解釈したいものです。

なるほど。そう考えると少し和らぎますね。本来の年齢的には、二人は何歳
くらい離れているんですっけね。

>「リードギタリスト」という自覚というか気負いはなかった人だったので、
>楽しくギターを弾きたかった静かなるfabですからね。

素敵ですよねー。それって・・・。なんか、ジョージがもう居ないことが今さら
ながら悲しくなってきます。

>クイズの「キャハハハ」で解ってしまいましたが、語りすぎるとまた迷惑?
>かけるのでやめておきます。

あれ、わかる人には簡単すぎるクイズでしたねっ。
後編が後編で終わるか自信ないですが(書き出すと、どーーーーしても
長くなってしまう。本当に病気)、次回も是非ヨロシクお願いします!
by milk_tea (2006-04-21 22:34) 

milk_tea

おっ!parloさんではないですか!留吉さんはお元気ですか?(笑)
>持ってないんですよ~。

えーっ、持ってなかったんですかぁ~??なーんだ。色々リアルな話が聞ける
と思いきや。福岡での上映会も出来ませんねぇ・・・。^^

>それもオークションでビートルズのレコードを落札してくれた人におまけで
>あげちゃいました(笑。

何でやねーーん!!レコードはオークションで売っちまうわ、ブートビデオは
タダであげてしまうわ、ビートルズファンの風上にも置けないヤツ!風下で
しばらく立ってなさーい!!(笑)

>ここの部分を歌いたいがためにジョージはこの曲を作った^^
>ジョージのこの歌はポールへの当てこすりなんですからね。

うむうむ、はい、あてこすりの意味なのは知ってます!
ただ、あそこ以外にも、普通にAメロ部分から「1日中、俺、俺、俺・・」とか
たくさん言ってるでしょう。私の考えとしては、Aメロのところのように、ワルツ
のリズムと優しい声で「俺、俺、俺・・・」と歌うのと、ギターかき鳴らして
声高に「俺!俺!俺ーー!」とシャウトするのでは、前者のほうが一見穏やか
な分、逆に当てこすり方が高等かな、とも思うんですよね。
で、そこをポールが「それさ、後半4拍子にして、俺!俺!俺!ってシャウト
させちゃったらどうよ?」と、掘られた穴にあえて自分から入っていって口笛を
吹いているような、結局ポールの独り勝ち!みたいな感じだったんじゃないか、
という意味合い含めの「私見」なんですけどね。深読みしすぎか!

>『WHITE ALBUM』におけるジョンの「Glass Onion」で、次がジョージのこれ。

そうかー。それにしても陰湿で暗い奴らだ!文句があるなら直接言えや!
って感じですよねぇ~(笑)
一緒に曲作りながら、内心「これって、やっぱし俺のことぉ~?」なんて思い
ながら演奏付けたりしてるわけでしょ。そら解散もするわ(笑)

>それにしても12:57にアップした記事に15:27にコメントつけてるふたりって
>ちゃんと仕事してるのかね(わはは)。

バレましたか。^^;
だってだって、記事アップしないって怒られたりして・・・・ (- -、)
仕事どころじゃありません(笑)
昨晩、1枚1枚画像を取り込んでいるだけでヘトヘトになり、最後は昼休み
に昼食抜きで仕上げました。ええ、バカですとも!
(でも、平日午後3:30に長文ブログ読んでコメントつけてるparloさんも
なかなかどうして・・・・笑)
by milk_tea (2006-04-21 23:14) 

milk_tea

幻燈ちゃん。どうもです。
>毎回こうだとあわあわ。 
おうっ。普段は長いばっかりで面白くなくてなっ! (ノ-_-)ノ ~┻━┻

>しらけるオケ、てんぱる指揮者みたいな。

ホントそういう感じ。ポールのてんぱり具合はスゴイです。

>ところで「シルヴァー・ハンマー」ってスペクターがプロデュースした
>ヴァージョンもあるんですか?

そういえばシルバーハンマーはアビーロードでしたね!(今気付く)
それは確かにフィル・スペクターじゃないですね(笑) 
口から出任せで生きてます。すみませ~ん。
by milk_tea (2006-04-21 23:34) 

parlophone

>>それにしても12:57にアップした記事に15:27にコメントつけてるふたりって
>でも、平日午後3:30に長文ブログ読んでコメントつけてるparloさんも

ぎゃ~、これはもう大顰蹙もののコメントになってますねΣ(゚д゚lll) 
この「ふたり」というのはぼくとmilkちゃんのことです。
ツインリバーブさんのことではありません(;´Д`A ```
いつものようにメモ帳にコメント書いて貼り付けたら、
書いてた時間と実際に投稿した時間にズレが出て、
まるでmilkちゃんとツインさんのことを言ってるようになってしまいました…。
ごめ~~ん^^;

>はい、あてこすりの意味なのは知ってます!
>掘られた穴にあえて自分から入っていって口笛を吹いているような、
>結局ポールの独り勝ち!みたいな感じだったんじゃないか、

なんと!!
そこまで読んでの記事だったんですか!!
な~るほど~、それはじゅうぶんあり得るかもしんない。
う~ん、なんだかmilkちゃん、ぼくの遥か上のほうでBEATLESを理解してますね~。
畏れ入りやした…。

>一緒に曲作りながら、内心「これって、やっぱし俺のことぉ~?」なんて
>思いながら演奏付けたりしてるわけでしょ。そら解散もするわ(笑)

言われてみればそうだよね~。
10代からいっしょにず~っと活動してきて
お互い家庭を持ったり、名誉も金も手に入れると
昔みたいに大声で怒鳴りあったりできなくなるのかなあ。
かなり人間関係でクタクタにはなりそうですねえ。

>ビートルズファンの風上にも置けないヤツ!
>風下でしばらく立ってなさーい!!(笑)

あは…あはは…。
ほんとですね…。
反省しま~~す^^;
by parlophone (2006-04-21 23:56) 

milk_tea

>ぎゃ~、これはもう大顰蹙もののコメントになってますねΣ(゚д゚lll) 
>この「ふたり」というのはぼくとmilkちゃんのことです。

あ、大丈夫です。そう理解してますよ。ツインリバーブさんも、そうは
思ってないと思いますよ。(あ、私の返しがおかしかったのか!?)

>お互い家庭を持ったり、名誉も金も手に入れると
>昔みたいに大声で怒鳴りあったりできなくなるのかなあ。
>かなり人間関係でクタクタにはなりそうですねえ。

ですね。本当は何も変わらないのに、周囲が色々変わって行くから
4人の関係性も徐々に形を変えていくんでしょうね。
そういう意味では、どこかでも書いたけど、ストーンズとかは本当に偉大
ですね。日本で言うとサザンとかも。
結局は"長く続ける"ということが実は何よりも尊く偉大な事なのではない
でしょうかね。音楽に限らず。
by milk_tea (2006-04-22 00:19) 

Zamora

Milk_teaさん みなさん こんばんは。

後編、絶対一回では終わらないと思いますよ。だって、ここまででも未だ1/3も進んでないもん。

これからどんどん音楽的になっていく訳ですよね。私見ですけど、いがみあってるとこももちろん興味津々で観ましたが、ポールとジョンが顔見合わせて「よしっ!!」てなとこは、その何倍もいい訳で。としたら、この後1回で終わる訳無いでしょ。

なので、時間的には幾らでも待ちますから、思う存分書いてくださいね。アイミーマインの洞察なんかもう完敗です。その勢いで。

私はさっき、息子がLetitbeを観たいというんで、丁度いいと思って久しぶりに観たんですよ。そしたら私のDVD、元のフィルムに有った筈の1シーンが無かったんです。Milk_Teaさん、気が付きました?ネタ元のLDって相当怪しいですよ。

私の「ネタ元LD⇒スウェーデン説」はかなり信憑性が高いです。って、くだらん自慢してるなぁ。
by Zamora (2006-04-22 01:28) 

ayumusic

こんばんは。
milkさんの記事を読んで、オノ・ヨーコのことをちょっと考え、「ただの私」(オノ・ヨーコ)を読み返しました。
確かに貞子のような、ぱっと見エキセントリックな女性ですが、この本を読むと、意外とセンシティブで思慮深いひとだってことが分かります。
「ロックは下積みの人間のもの」の章では、最初男性上位主義だったジョンが、ヨーコと知り合ってから、女性の社会的立場を知り驚いて、その後女性解放に目覚めた、ことが書かれています。「私はただ私でありたい、と思って暮らしてきただけ」っていうヨーコのメッセージは、支持したいと思います。
by ayumusic (2006-04-22 22:34) 

MASA

しまったー、夕べは疲れてとっとと寝てしまったあいだにUPしていたのかあ。出遅れました(苦笑)。
ポール・ファンとしてちょっと言わせていただくと、確かにここでのポールは浮いています。浮きまくりです。しかしポールは音楽的・社会的意義という点からビートルズ存続の重要性を誰よりも理解しており、バラバラになりつつあったこの時期のメンバーの結束を何とか維持しようと一生懸命だったわけです。それがワンマンっぽい仕切りに写ったりしているのですが、裏を返せばポール以外の3人の何だかダラダラしたやる気のない様子が見て取れるわけで、ポールがハッパをかけないわけにはいかなかったという状況でもあったわけです。

結局このプロジェクトはポールVS.ジョン、ジョージ、リンゴという決定的な対立の図式をつくり、メンバー間のミゾを深くした結果となってしまったのはポールにとっては大きな誤算だったことでしょう。
この後「ABBEY ROAD」のレコーディング・セッションを最後にビートルズは事実上解散してしまうわけですが、解散当時に世間的な批判が誰よりビートルズ存続を望んでいたポールに集まったという事実にファンとしてはやり切れない思いを感じます。
ほんとはポールが何もこんなスタンド・プレーにも見えるような行動を取る必要などなく、無理にバンド存続を図るより解散すべき時期なら潔くキレイに解散するべきだったのかも知れません。
そんなことを思ってしまう悲しい記録映画ですよ、これは。
by MASA (2006-04-22 23:32) 

lucy1956lucy

ある記述によれば、トゥイッケンナウムでのセッションは殆どが昼間行われたそうで、夜型の彼らにはかなりキツいセッションだったらしいですね。映像からも寒そうなスタジオでテンションの上がらないセッションをもり立てていたのはポールだし、まぁ提案者ですから当然でしょうけど。ポールとジョージの関係も映画以上に(映像にない部分ですからはっきりしたことは不明ですが・・)激しかったらしく、脱退を決意してスタジオを去ったジョージに対し家まで謝罪(説得?)に行ったのもポール。ジョージの条件を飲んでアップルでのセッションが再開できたからこそ、ルーフトップでの名演が生まれたのも事実ですから、ジョージ派の私も、ワンマンだけどポールの熱意は評価してます。その後の1対3プラス2(クライン&スペクター)の構図や一番バンド存続を願ったポールが批判の的になったことは悲劇的でしたね。
by lucy1956lucy (2006-04-23 00:41) 

milk_tea

Zamoraさんこんにちは!

>後編、絶対一回では終わらないと思いますよ。だって、ここまででも未だ
>1/3も進んでないもん。

そうなんですよねー。ただ私は、映画スタジオ編、アップルスタジオ編、屋上
ライブ編の3つの流れの中では一番映画スタジオ編が好きなんですよね。
(それって、ある意味ひねくれてるでしょうかね?)それでむやみに長くなって
しまった、というのはあります。なので何とかあと1本で全て収められるかと。

>いがみあってるとこももちろん興味津々で観ましたが、ポールとジョンが
>顔見合わせて「よしっ!!」てなとこは、その何倍もいい訳で。

そうそう!もちろんそうですよね。空気が悪い中にも、Two of Us でジョンと
ポールが頭を突き合わせて1つのマイクで歌っているシーンのような、残り火
が煌くみたいな部分を探すのがまた楽しいのです。

>私はさっき、息子がLetitbeを観たいというんで、丁度いいと思って
>久しぶりに観たんですよ。

いいなぁ~、お父さんが Let it be の映画を「ほら、みてごらん」なんて
差し出してくれる家庭。ハイソだ!

>元のフィルムに有った筈の1シーンが無かったんです。
>Milk_Teaさん、気が付きました?ネタ元のLDって相当怪しいですよ。

テレビ放映版の音声との比較で気付いたわけではないのですが、私も
1、2箇所で「あれ?ここ、もしかしたらちょっとハショってるかも」というのが
ありました。一体そのLDってのは何だったんでしょうね!?
by milk_tea (2006-04-23 16:57) 

milk_tea

ayumuさん毎度です~。お忙しそうですね。私もかなり・・・。

>確かに貞子のような、ぱっと見エキセントリックな女性ですが、
>この本を読むと意外とセンシティブで思慮深いひとだってことが分かります。

エキセントリックとは特に思わないですが(見た目は貞子でしたが)確かに
「私はただ私でありたい」の姿勢が、良くもあり、悪くもある、という人ではある
と思いますね。
ジョンレノンほどの才能とセンシティビティを持った男の人生観を180度変えて
しまったわけですから、当然タダモンじゃないです。
映画『イマジン』で、ジョンとヨーコがベッドインのパフォーマンスをしている時
に、インタビューのためその現場に訪ねてきたイギリスの漫画家の人と二人が
言い争いをするシーンがありますが、あの辺でも、何人(なんぴと)をも寄せ
付けないヨーコの頑強な理想主義と、それを妄信し舎弟のように彼女の思想
に付き従うジョンには、私はどうにもならないもどかしさはやはり感じました。
まあ、色々な意味で、"世界のオノヨーコ" だとは思っていますが、やはり
好きにはなれないな~(笑)
by milk_tea (2006-04-23 17:37) 

milk_tea

MASAさんいらっしゃいませ~

>ポールは音楽的・社会的意義という点からビートルズ存続の重要性を誰
>よりも理解しており、バラバラになりつつあったこの時期のメンバーの結束
>を何とか維持しようと一生懸命だったわけです。

いや、本当そうだと思いますよ。ある意味、最もビートルズを愛した男に
違いないですよね。
私も、この映画では最もポールにシンパシーを覚えています。それゆえの
今回の記事のトップ画像です。(これ、とってもカッコいいですよね!?)

>結局このプロジェクトはポールVS.ジョン、ジョージ、リンゴという決定的な
>対立の図式をつくり、メンバー間のミゾを深くした結果となってしまったのは
>ポールにとっては大きな誤算だったことでしょう。

本当ですね。溝を埋めようと、溝の上でもがけばもがくほど溝の亀裂が深く
なっていくという悲しい結果となりました。

>解散当時に世間的な批判が誰よりビートルズ存続を望んでいたポールに
>集まったという事実にファンとしてはやり切れない思いを感じます。

70年あたりは私もまだ幼稚園に入ったか入らないかくらいの年齢だったため
このスーパー記憶力をもってしても解散当時のムードというものは思い出せ
ないのですが(笑)、やはりポールが完全に悪者になっていたのですね。

>そんなことを思ってしまう悲しい記録映画ですよ、これは。

そうですね。ビートルズ解散を早め、現実よりも、より安直な図式を世間に
印象づけることとなった罪深い記録映画だったのですね。
でもその悲しさが、いいんですね~。この映画!(←どうしても好きらしい。笑)
by milk_tea (2006-04-23 18:07) 

milk_tea

Lucyさん、どうも初めまして。nice!もいただき恐縮です。
(他の方々のところと違って、あまりそういうシステムに重き置いてないん
ですけど、戴くとちょっとウレシイものですね!)

>脱退を決意してスタジオを去ったジョージに対し家まで謝罪(説得?)に
>行ったのもポール。

へぇ~へぇ~へぇ~(85へぇ) そんな逸話が~。

>ジョージ派の私も、ワンマンだけどポールの熱意は評価してます。

あ、ジョージ派なんだ。(笑)多いんですね、意外にジョージ派。
でも私も、よーく考えるとジョージの曲で嫌いな曲はほとんどないです。
(インドしすぎるのはちょっと・・・なのですが)
映画の中の、一歩引いた彼の存在感もたまらなくワビサビがあって(笑)イイ
ですよね~。ポールのおかげで色々な憂き目も見たけれど、でもやはり
ポールの才覚によってあそこまで引き立ててもらったというのは確実にある
でしょうね。
いやぁ~私はホント、皆んなそれぞれに大好きです。(あ、リンゴも一応。笑)
後編もまた書きますので(いつになるかは・・・)、引き続きご愛顧のほど
宜しくお願いします。
by milk_tea (2006-04-23 18:31) 

縦割

厚かましくも、督促をかけた張本人の縦割です。(すいませんでした)
うーん。映画、思い出しましたよ!なんか完璧に。
単純にものすごく引き込まれて面白く読みました。
クイズの箇所もなんとなくわかります。リンゴが関係してますね?(笑)
だんだん思い出してきました。面白いもので、塊で思い出すもんですね。
この映画のスゴイところは、ただただひたすらに彼らの演奏をじっと
見つめ続け、記録映画に徹しているところでしょうね。余計なものを全て
排除しビートルズがビートルズであること以外何も語っていない視点が
ものすごく
かっこいい。
ところで、上記にイマジンについて書かれていましたが、あの作品もかなり
興味深いものでしたね。お城のような屋敷に住むジョンとヨーコが、なんか
牛乳にパン浸してゴソゴソと食べてるようなシーンが印象的だったな。
あーあれも見たくなってきた。こんどそれで記事書きませんか。(笑)
蛇足ですが、池田ますおと佐藤陽子、笑ったなあー。
by 縦割 (2006-04-24 14:34) 

milk_tea

いらっしゃいませ。縦割さんのために、昼メシ抜きで書いた前編です(笑)
何とかご満足いただけましたでしょーか^^;

>クイズの箇所もなんとなくわかります。リンゴが関係してますね?(笑)

はい、リンゴと子供が関係しています。 ( -_-) ~♪

>この映画のスゴイところは、ただただひたすらに彼らの演奏をじっと
>見つめ続け、記録映画に徹しているところでしょうね。

ホントそうですね。果たしてこれを「映画」と呼んでいいのか?単なる「記録」
じゃないのか?っていうくらい、単なる記録映画ですね(笑)
そこが好きなのです。

>お城のような屋敷に住むジョンとヨーコが、なんか牛乳にパン浸して
>ゴソゴソと食べてるようなシーンが印象的だったな。

おーっ、私も!!あのシーンは何ともいえないですね。
彼らの屋敷の広大な庭に(庭というか、ほとんどひとつの村落が入るくらい
の庭)ホームレスみたいな若い男が侵入して、それを捕まえて、居間で
彼を囲んで皆んなで朝食を食べるシーンですね。
(朝食なのかは知らないけど、あれが朝食じゃなかったら絶対におかしい
だろう、というくらいの粗食っぷり)
ジョンが猫背でパンをぼそぼそ食べる辺りは「あーやっぱり育ちが育ちだった
だけに・・・」と何か涙を誘うものがありますね。すごいマズそうに見える(笑)
うんうん、あの映画でも充分「前編・後編」で行けますわ!
(もうウンザリですってか?笑)
by milk_tea (2006-04-25 11:07) 

roland bynum

兄がえんぴつの線画が得意で、ビートルズの四人の顔をそれはそれは
綿密に描いたやつを狭いアパートの兄の机の前の上の方に貼り付けてあった。私はビートルズがその時代の最先端を意味するものだとはなんとなく
分かってはいたが、まだテレビのモンキーズとビートルズが違うものなのか
同じものなのかはっきりしない状態だった。最も印象深いのが、「リンゴ」という人が一番人気があるのだと兄に聞かされてからで、なぜ外人が果物の名前を名前にしているのか、自分の育った日本と何か深い関係があるのか、不思議な思いで、小学校の友達に聞いたりしたことをを覚えている。その友達も小学校2年ぐらいの分際でアイムビリーバーを口ずさんだりする生意気な東京の下町小僧だったが、リンゴとモンキーズのミッキーを混同していて、きっとリンゴがすきなんだよなんてほざいていた。ちょっと事情があってその兄とはその後、生き別れになっちゃって、ずいぶん悲しい思いもしたのだが、ビートルズのレコードのアップルマークを見るたびに兄を思い出した。後年レットイットビーの映画をテレビで見たとき、女の子がシンバルか何かをバーンを鳴らして
リンゴ氏がわざと驚いてみせるオドケタ表情を見て、私はあの長髪のビートルズが好きだった兄さんを思い出した。兄もよくあんな表情をして洟垂れ小僧の私をケタケタと笑わせて喜ばせてくれた。やっぱ兄さんコンプレックスという面で、私にとってビートルズの面々は代理兄みたいな欲求を満たしてくれるものなんだなーなんてことをよく考える。
by roland bynum (2006-04-26 01:12) 

milk_tea

rolandさん毎度です!
あ、なんかちょっと朝っぱらから涙腺がゆるみそうになりました。
エエ話や~(笑)
すでに、1コメントの中だけで、三丁目の夕日的作品に仕上がってるっ。

>なぜ外人が果物の名前を名前にしているのか

あははは~、これ私も一番最初、漠然と考えました。
頭の中の変換では「りんごスター」になってて、なんか日本と外国のコラボ
企画のバンド??みたいなイメージで捉えてました。
一番最初にビートルズを認識した曲は何故か「Because」で、2年生の時
弓子ちゃんの家で私が大声で「♪ビーコーーーーズ」って歌っていたら、
「なんの歌?それ?」と聞かれ「・・・よく知らない」と答えた記憶があります。
って、私の話になってしまった(笑)
rolandさんのように、ビートルズの存在というものが音楽観という枠を超えて
人生の何がしかの基本になっている人は多いでしょうね。
皆、それぞれに色んなドラマを抱えて生きているのだなぁ~と、ちょいと
感動した朝でした。(仕事場ですが・・)
by milk_tea (2006-04-26 10:02) 

ayumusic

6月にWOWOWで、ビートルズデイがあるようです。もし、それでレットイットビーを放送するとしたら、DVD録画でもすれば完全保存版ですね。楽しみー。
by ayumusic (2006-04-30 23:17) 

milk_tea

ayumuさんどうもでーす。
先ほどから、やっとこ重い腰を上げて?後編を書き始めてるところです!
そうそう、これ10時間番組ですってね。来日40周年だって。コッワー。(笑)
でも私、WOWOW入れてないんです。(泣)
どなたか私の代わりに、つぶさに見て、録画して、あとで報告して下さいっっ
by milk_tea (2006-04-30 23:57) 

なるp

Beatlesって宇宙的な生命体だったんだなと最近思うことにしている。Fab4の姿を借りて地球に残した曲や言葉。文化というより文明に近いような。だから彼らについての研究やエッセーを読んだだけでもなにかエネルギーの一部は今も確実に伝わってくる気がする。
milkさんの熱くて可笑しい文章が素敵すぎる。また他のも読ませていただきますね(*´ω`*)
by なるp (2016-10-13 04:26) 

milk_tea

なるpさん初めまして。
しばらくブログを見ずコメントに気付かずにいました、失礼いたしました。
この記事書いたの、もう10年も前なんですねえ。時の流れはおそろしい。
映画のビデオテープを再生しながら、そのテレビ画面にカメラを向けて接写して画像を撮ったんですよね。子供の頃にテレビのスピーカー部分にテープレコーダーを押しつけてピンクレディーの歌を録音したりしたのと同じ方式。アホでしたね~
でもこれを読み返して、無性にまたこのドキュメンタリー映画、見たくなりました!しばらく見てない!
あっ、でもビデオテープしかないんだった。うちのビデオデッキまだ動くっけな・・・?

「文化というより文明」!確かにそういうレベルだったかもしれませんね。
50余年前に、多感な少年たちが初めてビートルズサウンドを耳にして強力
磁石のように魅きつけられた、その魔法みたいな瞬間はかなりの特殊体験だったことでしょう。
言っても私なんかは、ビートルズの存在を初めて認識したのは彼らが解散してから5年以上も経ってからですからね。彼らの音楽に熱中し始めたあとになってから「もうこのグループは解散した」と知った時はかなりの虚脱感がありました。やはりリアルタイムであるか無しかは受け止め方に大きな違いがありそうです。

もうビートルズが来日したあの数日間から、50年の月日が流れているんですよ。
ビックリしちゃいますね~。もう少ししたら、小学校の音楽室の壁に、バッハやベートーベンの肖像画の横に、ビートルズの4人の写真も並んだりすることもあるかな?
by milk_tea (2016-10-26 00:01) 

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