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【後編】 ポール・ウィリアムス ~カーペンターズにまつわるエトセトラ~ [洋楽]

              
         なかなかP・ウィリアムスにたどり着かないが、画像は執拗にP・ウィリアムス

今年に入ってから、しばらくぶりに映画を数本観たことで 「映画ってやっぱりいいよなぁ!!」と
水野晴郎ばりに感慨にふけった私は、家のビデオ棚を漁っては、以前好きだった作品を色々
見始めた。(一時期、映画作品のビデオ録画に凝って、やたら録り貯めしたのである)
その中に、最近リメイクで話題になった 『犬神家の一族』 のオリジナル版もあったので、久しぶりに
佐清(スケキヨ)の不気味な白い顔でも拝んで、暖冬の折、背筋でも寒くしてもっと冬を体感しよう
と、夜半も過ぎてから鑑賞を始めた。
 
 前段も始まらないうちに話題が映画にそれて恐縮この上ないが(前回記事
 からすでに脱線ムード満載だし、ついでだ・・・)、この 『犬神家の一族』
 (オリジナル版)は市川崑監督による、日本のミステリー映画の金字塔と
 言ってよい本当にスゴイ作品である。"凄い" と漢字で書いたほうが
 ふさわしいか。
 日本の映画界の未来を担う岩井俊二監督も、この作品を 「自分の映画作り
 の教科書」 と言っているくらいで、彼特有の映像美や編集方法は、新しい
 ものに見えて実はこんな意外な筋から多大な影響を受けていた訳である。
(祝!画像の横に文章をつけるhtmlのハウツーをついに会得!大成功っ ← 遅すぎなんだよ!)

私も市川崑は昔から好きだった。といっても私にとっての市川崑作品は、小学校時代よく見ていた
テレビ時代劇の 『木枯らし紋次郎』 であって(中村敦夫主演。上条恒彦の主題歌も時代劇っぽく
なくてカッコ良かったんだよね・・・。あのミスマッチさは新しかった)、特にそれ以外は知らなかった
わけだが。
しかし、本作品製作にあたっての市川崑と横溝正史と角川春樹事務所という思い切った組み
合わせが何と言っても絶妙だった。異質なコラボが奥行きある上質なものになる好例というか。
何度観ても、濃密で豪奢で耽美で、洗練された作品だと思う。「硫黄島」のように直接的では全く
なくとも、"戦争"によって誰もが運命を狂わされた哀しい現実もきちんと描きこまれており、一族の
中での連続猟奇殺人事件という一見現実離れしたようなストーリー展開にあって、どこも絵空事
には感じずに全編観ることが出来るのも見事という他ない。

で・・・(気を取り直して本題へ) 『犬神家』を最後まで観終わりエンドロールを追いつつ、しばし
紛れもない日本独特の、陰鬱な和の余韻にどっぷり浸っていたところ、何故か唐突に画面に
カレン・カーペンターが大写しに出てきて、『ジャンバラヤ』 なんかを陽気に歌っている映像に
急激に変わった。(これがまた、腹が立つくらいに陽気)
「はぁっ?なんで??」 テープをイジェクトして、雑に貼られた手書きのタイトルラベルを今一度
確認してみたら、『犬神家の一族・ほか』 と書いてあった。

しばらく見続けているとやがて画面は、頭頂部の一部だけを南国鳥のように白くした、今より少し
若い関口宏が穏やかに語るシーンに。
これは以前日曜の夜に日テレでやっていた 『知ってるつもり?!』 という番組で、国内外の著名人
の生い立ちや、その栄光と挫折の軌跡をドキュメンタリータッチで追い、適宜スタジオに場面を移し
ては司会の関口宏やゲストコメンテーターがあれこれ分かったふーなコメントを加える、という内容の
ものであったが、そのビデオのラベルにあった 『・ほか』 とは、他でもない、その番組の "カーペン
ターズ編" のことであったらしい。
犬神家が3倍モードで録画してあるのに対し、こちらは標準モードで録られているところを見ると
私なりにかなり気合を入れて録画したようだが、どういうわけか観るのを忘れたまま何年もの時が
経ってしまったようだ。
しかし、なんで犬神家の映画のあと!?とあまりの遊離感にズッコケながらも、
「これは、私のブログのカーペンターズ(ポール・ウィリアムス)編の【後編】をちゃんと仕上げろという
神の啓示かも」 と思い、気を取り直して真剣に見始めた。

まず驚いたのは、ティーンの頃のカレン・カーペンターの可憐さだ。(上手いシャレ)
可憐・・・・というか、いかにもアメリカらしい、コロコロに肥えた元気で明るい女子学生という感じ。
ピーナツバターとジャムをはさんだサンドウィッチを立て続けにいくつも食べてそうだ。

弾けるようなまん丸な笑顔を浮かべていたこのカレンこそが実は本当のカレンだったに違いない。
この頃、彼女の体重は66kgもあったということだ。しかしおそらく、実際はこのくらいが彼女の適正
体重だったのかもしれない。このドッシリとした体格でドラムセットの前に座っている写真を見るに
「こりゃ、陽気でパワフルなドラミングしそうだわ・・・」と、最初彼女が単なるドラマーだったという
一見意外に思えた事実に、何の違和感も覚えなくなる。

そんな彼女も、デビューに合わせて過激なダイエットを開始し、世界中で爆発的ヒットを遂げる頃
にはもうすでに、皆んなの知っているあのスーパースキニーなカレンになっていた。
結局のところ、私が思っていたよりももっとずっと早期の段階で、彼女は早すぎる死への階段を昇り
始めていたのだった。

初めてカーペンターズが、バカラックの名曲 『Close to You』 でビルボードの1位を獲得したのは
1970年の夏。その週にTOP10に入っていた他のアーティストと言えば、スティーヴィー・
ワンダー、テンプテーションズ、ジャクソン5、スリードッグナイトなどクールに時代を彩る、賑やかしい
ロックやモータウンのトップスターたちで溢れ返っており、そんな中を、"掃き溜めに鶴" のごとくに
清らかに佇む "Carpenters - Close to You " の1行は確かに異質に見える。

その後、番組は、カーペンターズの楽曲というよりも、カレンの病気と死への真実にどんどん迫って
いく。確かに、時代にそぐわない妙な生真面目さを感じさせる兄リチャードと、ガイコツが顔に浮き
出たような異常に細い体躯から天使のような丸みのある美しい歌声を繰り出す妹カレンの組み
合わせは何か少し異質で、そもそも異性の兄妹という存在自体、同性の兄弟・姉妹のようにコミカル
に扱うことも出来なければ、かといって深く濃い男女の愛を切々と歌い上げるのも違和感がある、と
いうことで、結局はピッタリ来るカバー範囲としては 「無垢でクリーンな世界」 しかなくなってくるの
である。兄妹デュオにはそういう限界があった。

そういった事から端を発し、色々なジレンマが重なってカレンが拒食へと走っていく様子を、終盤に
向かい関口宏やメインコメンテーターの加山雄三、浅井慎平なんかがむやみに重々しい口調で
悲劇的にカーペンターズを語ってまとめ、最後にカレンがリチャードのピアノの横で 『アヴェ・マリア』
を荘厳に歌う映像が流れて番組は終わるのであるが・・・・

いやぁ、本当に美しく爽やかな歌声。真のヒーリング・ヴォイス。
しかしそれは良いとして、何か彼女の早すぎる死とカーペンターズそのものを結びつけてこんな風に
悲壮に語って、不運のヒロインとしてまとめてしまう意味っていうのも、あまりないような気もする。
彼女の人生は確かに短すぎたが、これだけ素晴らしい永遠に色あせない楽曲を数多く残して早足
で俗世を去っていくというのも、ほんの一握りの選ばれし人間の最も美しい生き方のようにも
思える。
ある時代に確実に彼女が存在し、磨きこまれた宝石のようなその歌声を人類の音楽の歴史に
刻んでいってくれたことのみを我々は喜び、ありがたく拝聴しているだけでいいのだ、きっと。

と、ここで切り良く文を終わりにすれば、「カーペンターズ編」の1つの記事ということで普通は充分
成り立つのだろうが・・・・違う、違う!!
これは カーペンターズ じゃなくて ポール・ウィリアムス編 なんでした!
(とは言え、前編 にさかのぼって考えても、いっこうにポール・ウィリアムスに近づかぬまま。
ここに来て、もはや目的地不明の域に)

さて気を取り直し・・・・(まだ書くのか?)


ずいぶん前に【前編】を書いてから、私はカーペンターズのBESTモノ2枚と 『Horizon』 を
iPODに改めて入れ込んで、何かというと聴き込んでみたのであるが、そのリアルな結論としては

 ◎ 癒される!まことに素晴らしい!
 ◎ ・・・しかしどうしても眠くなる!何故だ・・・・
   (一度は夕方、車中にてこれを聴きながら完全に昏睡してしまい3駅先まで
    行ってしまいました)
 ◎ 何と名曲の多いことか!!
 ◎ しかし平凡でつまらない曲もかなり・・・・・・・・
 ◎ こんなに "言葉" が明瞭に聴こえるポップスソングが他にあろうか?
 ◎ でもその割に、メッセージとしてはあんまり伝わってこないのは何故・・・・

と、富士急ハイランドのジェットコースター並みに上がり下がりの激しい評価が下される結果と
なった。^^; (まあこの辺は前編にて充分語りました)

そして興味深いことに改めて気付く。

私の好きなカーペンターズ・ナンバーはやはりと言うべきか、ポール・ウイリアムス作品ばかり
なのであった。

リアルなところで、私が好きなカーペンターズ・ソング TOP5をシビアに5曲選んでランク付けして
みると :

               
        
        第1位  Rainy Days and Mondays ★
        第2位  I Won't Last a Day without You ★
        第3位  I Need to be in Love
        第4位  We've Only Just Begun ★
        第5位  This Masquerade

こんな感じですかね。(ある意味、超ありきたりな選曲でお恥ずかしい・・・・)

まさに5曲のうち3曲がポール・ロジャニコ作品だ。(★印作品)
この3曲は、改めて聴き直すとやっぱり果てしなくスゴイ名曲だと思う。
その理由なども合わせ、5曲の個人的講評を述べてみよう :

第1位 Rainy Days and Mondays

  メロディがきわめて美しいだけでなく、ポール作の、アメリカ人らしからぬアンニュイな歌詞が
  大変印象的。雨の月曜日の朝、果てしなくブルーな気持ちで湿気のこもった満員電車に乗り
  込むような後ろ向きな気分って、ノーテンキなアメリカ人には一切無縁そうな印象があるけど
  あ~そんなことないんだな、やっぱり憂鬱だったりするんだ・・・と妙に安心するような。
  そして、月曜のブルーを一掃しすぎない程度にハジける、Cメロ(ブリッジ部分)。
  メランコリックであくまで真面目なリチャードのアレンジもいいし、カレンもこの曲の世界観を
  上手く歌い上げることが出来ている。何百回聴いても、飽きの来ない魅力がある。
  この曲に関しては、ポール・ウィリアムスが歌っているこれよりも、カーペンターズのほうがいい。
  なので1位。

第2位 I Won't Last a Day without You

  メロディ展開が憎いまでに絶妙。も~美しすぎる。そしてRainy・・・のCメロなどよりも、もっと
  別方向から心の内にグッと入り込んでくるような、味わい深くも繊細で美しいCメロ。
  そこからまたAメロへ戻っていく流れも滑らかだ。(宇多田ヒカル&椎名林檎によるカバー
  バージョンでのここのコード展開はきわめて秀逸)
  そして、再びアメリカ人らしからぬ、ちょっと弱気でネガティブな心持ちが感じられるポールの
  歌詞が取りわけ素晴らしい。
  「虹を超えることが出来ないとしても・・・一番小さな夢すらも叶わないとしても・・・」
  ・・・ネガティブだ。
  楽曲の良さだけで言ったら個人的にはダントツ1位を上げたい曲なのだが、カレンの歌唱が
  上記のような、くすんだ "心のひだ" を今ひとつ表現し切れていない。リチャードのこの曲の
  解釈同様、単純に前に押し過ぎな感じだ。惜しい。
  (この曲を元々カーペンターズで聴いていた時は気付いていなかったのだが、宇多田&椎名
  バージョンを聴いて、この曲の本当の味わいというか、細かく仕込まれた音の妙みたいなもの
  を知ったのだった。)

第3位 I Need to be in Love

  ここでポール・ロジャニコ作品以外を持ってくるのは流れ的には面白くないのだが、この曲は
  何だかどうしても好きなので止むを得ない。しかし、カレンもこの曲が1番か2番くらいに好き
  だったそうだ。 
  歌詞を追うと、ポールの作る詞とは少し違って、女性らしい湿度を持ったシンプルに愛を求める
  内容で、もしかするとカレン自身もこの歌詞にはストレートに素の自分を投影できたのかもしれ
  ない。
  ハープを前面に出したちょっと大仰なイントロや、バカ丁寧と言っていいくらいにキッチリ、ネットリ
  と充てられた歌は一見 too much なのであるが、楽曲のピュアな美しさ、スケールの大きさに
  見事にハマっている。カーペンターズの永遠に色褪せることのない魅力や人気は、こういう曲で
  まさに発揮されていると思う。
  この曲は数年前、何かのドラマの主題歌に使われてもいて、そのおかげでまた新しいファン層
  も得て、ベスト盤がたくさん売れたらしい。
  しかし日本の民放局なんかに、この壮大で麗しい名曲に張り合える内容のドラマなんか作れる
  ものだろうか。

第4位 We've Only Just Begun

  リチャードはこれを、カーペンターズの最高傑作としているらしい。
  私も、ポール・ウイリアムスが歌っているバージョンのほうで語っていいのなら、もっと上位に
  つけたいくらいなのだが。
  カレンの美しく濁りのない声で「私達、今日が人生のスタートなのよ!」と、キラキラ歌われる
  のももちろん感動的なのだが、ポールのちょっとジャリッとして、しかもどこかで空気が漏れて
  いるような間の抜けた声で 「僕ら・・一緒にやっていかないか、今日から。どうだい?」 と
  不器用に、でもナイーブに温かく囁かれるほうがやっぱり心に沁みる。
  音数が少ないのも素朴な優しさを強調する。
  これもやはり、カレンの華麗なる一本調子と、リチャードのアレンジによる生真面目な明るさが
  本来この曲が持つ陰影のある奥行きを若干平坦にしているように思う。
  しかし、この曲はアメリカでは結婚式の定番ソングみたいだ。
  (日本で言う、竹内まりや「本気でオンリーユー」的な)
  サンノゼに住む私のアメリカ人の友人のお姉さんが結婚した時のビデオを送ってもらって
  観たことがあるが、2次会のパーティで、まさにこの曲をBGMに新郎新婦が入場していた。
  当たり前だがポール・ウィリアムスバージョンではなく、カーペンターズのそれであった。
  アメリカ人の大半は、大衆ソングに「陰影」「ワビサビ」「にごり感」という要素は特に必要として
  いないのだと思う。
  カレンが優しく歌う静か目のAメロで招待客は入口に注目し、華やかなブラスと共に爆発する
  サビで新郎新婦は満面笑顔で入場してくるのだ。
  従って、ジャリ感・地味感たっぷりのポールの We've Only Just Begun は大して売れ
  なかった。絶対こっちのほうがいいのに。
  ところで、驚くのがこの曲は元々、銀行のコマーシャルソングだったらしく、これをテレビで聴いた
  リチャードが気に入ってカバーしたということだ。
  「僕らの人生は今始まったばかりさ」 → 「だから、銀行口座をまず作ろうぜ!」という意味合い
  だったということになる。やや引き~

第5位 This Masquerade

  カーペンターズは元々、ビートルズの「涙の乗車券」のカバーで世に出たわけで、誰かのヒット曲
  をリチャードのアレンジセンスとカレンの美声で見事に姿を変えたカバー曲にして売り出す、と
  いうのが基本的な戦法だった。
  そしてこのマスカレードも、レオン・ラッセル作品をカバーしたもの。いわば元から「傑作」だった
  ものでこういったジャジーな名曲をカレンが、あまりヒネこびず真っ直ぐに美しく歌うのだから
  悪いわけはない。
  だいたい、元は彼らはジャズトリオだったはず。しかしそれにしては、この曲の歌唱にジャジーさ
  は匂わない。
  しかしきわめてジャジーな名曲が、あんまりジャジーじゃなく爽やかめに歌われてアクが抜けて
  いる感じも、そんなに悪いものではない、ということで5位にランクイン。(本当に好きなのか?)

  でもま、よく考えると単に、のちにジョージ・ベンソンでヒットしたこの曲が好きなだけかもしれ
  ない。(この辺は私のマイナー(調)体質を大いに発揮。マイナーのジャズが心に沁みるという
  のはいかにも安易なんだけど、しょせん私にはジャズはわからないのです。)        

ということで、カーペンターズは、カレンの癒しの歌声ばかりが取り沙汰されるが、結局は
素晴らしい楽曲がまず有りき、なのだ。
少なくとも私の中では 「いい楽曲を歌っているからカーペンターズが好き」 ということになる。
そして、その「いい楽曲」の大半がポール・ウィリアムスとロジャーニコルズの作品だったという
わけだ。 (ここに来てやっと本題か・・・・長い道のり・・・・)

   往年の円広志のよう・・・

ポール単体では、実際問題、さほど突出した実績を残していないと思われるが(俳優としても、
まあそこそこ?あまり知らない) ロジャー・ニコルズとのコラボレーションは、ジョン・レノンとポール
マッカートニーの比類なきタッグに限りなく近いくらい、素晴らしいものであった。

彼らは別に学校の同級生だったわけでもないし、お互いの才能に引かれて、いつしかペアを組む
ようになったわけでもない。
単にレコード会社が思いつき(?)で「この2人、合わせてみるか」と、組み合わせてみただけ
らしい。
ここで注目は、ロジャーはずっとバスケットボールの選手をやっていて、ものすごく背が高かった
らしく (ただでさえ大きい白人の中で "ものすごく背が高かった" とは一体どのくらい・・・)
一方ポールのほうは、映画などでもおなじみのように、ちょっとサルを彷彿とさせるくらいの小男。
この2人が並ぶと、ビジュアル的にはおそらく "オール阪神巨人" のようなコメディ・タッチな存在感
が漂ったに違いない。
なので、レコード会社の冗長な企画会議の果てに、「面白いから、あえて」組み合わせてみたと
いうことではないだろうか。(まあ身長は関係ないだろうけど)
そしてこの一見ふざけたマッチングは、ロジャーによる、フレッシュな才能ほとばしる、デリケートで
浮遊感あるメロディーに、ポールのアメリカ人離れ(?)したナイーブで陰影のある感情を優しく
綴った歌詞の組合せにより、破格に奥行きある素晴らしい名曲を多く世に送り出すことになった。

彼らの作品で、カーペンターズナンバー以外でも有名な数ある楽曲のひとつに、
スリー・ドッグ・ナイトが大ヒットさせた 『Old Fashioned Love Song』 があるが

改めて聴くと、ポールが歌っているバージョンのこの曲ときたら本当に素晴らしいのである。
スリー・ドッグ・ナイトのそれは、シンプルに明るく元気なトーンで、一世を風靡しただけあって当然
文句なく良いのだが、ポールのほうは、何と言うか幾つかのチャプターに分かれている感じで、
最初は淋しげなギターと、うらぶれたトランペットのイントロで、何がそんなにツライんだというくらい
哀愁に満ちたマイナー立ち上がりで来るのだが (ポールの歌声がこれまた、世を拗ねた感じ)
サビに来ると、いきなりメジャー調に変化し 「あれ?悲しいんじゃなかったっけ?意外に明るいね
アンタ・・・」 と意表を突かれる。
そんなこんなしている間にエンディングに向かうと、穏やかだった演奏はにわかにどんどん熱く、
音も厚くなってきて、しまいにはディズニーランドのパレードにうっかり飛び込んだかのような
ノーテンキなディキシー調に変貌する。
最初の哀しみはどうしちゃったのよ!3分でそうまで変わるのか?ちょっとソウウツ気味では??と
作り手の神経を疑うほどの仕上がりとなっている。
私の基本理念として、1曲の中であまりにも描く世界、トーンが変貌していく作品は本流ではない
のではないか、という考えがある。
(例えばビートルズで言うと 『Happiness is a Warm Gun』 みたいな感じか)
歌謡曲の世界でも、小室哲哉あたりから、サビに来てまるで別の曲のような、キーもテンポも
変わればメジャー/マイナーも入れ替わる、といった楽曲の作り方がよく見られるようになったが
だいたいのものは、面白くはあっても、どうしても違和感があって私は好きではない。
しかしこの 『Old Fashioned Love Song』 は、何故だか単純に振り回され感が楽しいし
マイナーからメジャーへのつなぎに説得力があり、確実にイイ曲なのである。

それにやっぱりポールらしいナイーヴな歌詞がいいし、去っていった恋人への思いを切々と言い募る
のに、フリースタイルのディキシーサウンドでドンチャカ陽気にまとめるハジけ方には、普通の
スケールでは測れない突出した才能を感じないではいられない。

昨年末から、彼のアルバムを3枚ほど何度も聴いてみているのであるが、どの曲も本当に良い。
心のうちをそのままの形で手の中に包んでそっと目の前に置いたような優しさ、素朴さ、さりげなさ
に満ちていて、その装飾性のなさが逆にメロディーの美しさを最大限に際立たせている感じだ。

そんなポールだが、カーペンターズの人気に乗じてにわかに陽の目を浴びたあとは、徐々にドラッグ
に溺れて奇行を繰り返すようになっていったらしい。
聴けば聴くほどじんわり心に沁み渡ってくる、そんな「スルメ」のようなポールの音楽は、スルメを
酒のつまみにはしないアメリカでは心底理解はされなかったのかもしれないが、おそらくどんなに
時代が流れても、どこかで誰かが必ず彼の歌を愛して、1人静かに聴き入っていることと思う。

                 *        *        *

長々と引っ張った割に、ポール・ウィリアムスについての考察はかくも浅かったですが^^;
自分的には満足です!
ここまで読んで下さった方、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。



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deacon_blue

☆ こちらのBEST5に入っている曲を1曲訳しているのですが,一箇所訳せなくて難儀しています(苦笑)。しばらくアップできそうにありません。
by deacon_blue (2007-02-17 20:08) 

milk_tea

deacon_blueさん、nice!とコメントありがとうございます。
過去にコメントとか戴いたことがあったのか、周辺のどなたかのブログで
コメントを書かれていたのか失念してしまったのですが(ゴメンナサイ~)
deaconさんのブログ拝見したことがあるな・・・。私が好きなアーティストと
かなりカブってますね。そして面白いですね。
訳せなかった歌詞はどの辺りですか?よろしかったら教えていただいて
一緒に考えてみましょう!
by milk_tea (2007-02-17 22:00) 

GOMENTE

長過ぎてnice!ボタンがどこにあるのかわからない。。あ、すぐ上か。
読んだよ。なんかくれろ。
相変わらずの文才というか文章のエンタメっていうのかmilkさんの才能に感心しつつ。。(しつつ何だ!)
あまり造詣が深くないので前編で書いた以上のコメントはないのですが。。。
カーペンターズは今のスタジオ技術でもう一度ミックスしたものを聴いてみたいです。やはりあのテレビっぽいというかオートレベル調整かけっぱなしみたいな音のつぶし方も「なんかひっかかってこない」要因のひとつかなとおもいます。
by GOMENTE (2007-02-18 00:55) 

MASA

久しぶりのアップですねえ。あんまりサボってちゃダメぢゃないかー。わ、ここにクモの巣がっ(笑)。
役者としてのポール・ウィリアムスの代表作と言えばやっぱりブライアン・デ・パルマ監督のデビュー作でもあった「ファントム・オブ・パラダイス」でしょうが、その猿顔を買われて「猿の惑星」のパート4だったか5だったかに出てますね。そのまんまでもイケるのに一応猿のメイクしてましたけど(笑)。

すっかり忘れてましたが、私、'76年のカーペンターズ札幌公演に行ってるんですよ。ステージには近かったけど、2階席だったので観にくかったのと、カレンのドラム・ソロのコーナーがあって、やたらドラムがうまかったのだけは今でも覚えてます。
ベスト10には私ならコテコテすぎるけど「Close To You」はやっぱり入れたいな。あれが一番好きですね。

GOMENTEさんがおっしゃるほどカーペンターズの音はつぶれてないと思うのですが、'90年前後にリミックスされたベスト盤が出てますね。「Yesterday Once More」の冒頭部分のコードがちょっと違うミックス違いなんかが入ってます。
by MASA (2007-02-18 02:32) 

P's

ご無沙汰しています。
久々のアップお待ちしていました。
またまたさすがの名調子!!一気に読めましたよ。
感性全開!ウンチクに頼ることなく、milkさんの感性のままに繰り広げられる音楽の旅、大変心地よいです。

カーペンターズは私もウンチク、というよりは中学時代の思い出とセットになってそのまんま入っちゃってますので、もう私も感性のままに言わせていただくと、1位~4位まで大納得です。あとで考えれば、ポールもロジャニコもバカラックも私の大好きな作家たちなので当然なのですが、この4曲は確かに珠玉です。

で、加えさせていただくとすれば、やはり最初の衝撃だった Close to Youはやはり入れたいですし、Hurting Each Other とかBless The Beasts and Children のようなメージャー7thの世界へ私を招き入れてくれた佳曲も押さえたいところです。(この2曲はまた違う作曲家ですけど)

milkさんはあまり好きではないかもしれないですが、
リチャードのBecause We Are In Loveなど、臭く芝居がかっていますが、
なぜかこの手にも弱い・・
そのセンでいけば、クリスマス・アルバム「Christmas Portrait」はクリスマスソングに弱い私にはたまらないモノです。

カレンの歌は確かにベタついていて、低い音のビブラートやモタった歌い方など、ハナにつくものも多いですが、しっとりしたいい曲を歌うと、無垢なこの世界にドップリはまらせてくれます。そういう意味ではすべての人が無垢になろうとするクリスマスにはピッタリですね。


第1位  Rainy Days and Mondays ★
第2位  I Won't Last a Day without You ★
第3位  I Need to be in Love
第4位  We've Only Just Begun ★
第5位  This Masquerade

ただ、5位だけはどうもマイナーは悲しすぎてダメな私としてははずしたいところです。ベンソンのブリージンでもどうしてもこの曲は飛ばしてしまいます。だからOld Fashioned Lovesongも中学時代スリードッグナイトで最初に聴いたときからダメでした。でも最後にディキシーになるポールバージョンはぜひ聴いてみたい!!探してみます。

名曲は作曲家の手を離れて旅に出てしまうことが多いですが、実はその曲の真価は別のところにある・・と作曲家みずからが手元に引き寄せるケースがよくあります。ポール・ウィリアムスもそういう気持ちだったのでしょうね。
by P's (2007-02-18 03:54) 

JT

ご無沙汰しております、JTです。

カーペンターズを取り上げた回の『知ってるつもり?!』 、見ていました。
カーペンターズデビュー前の、エレピトリオで演奏していた映像(白黒)、
Coolでかっこよかったですね。曲はDancing in the streetでしたっけ?

ポール・ウィリアムスのバージョンはどれも聴いたことがないので、いつか聞いてみたくなりました。
久々にコメントしましたが、短くて御免なさい。
by JT (2007-02-18 16:22) 

てりぃ

いやいや、読み応えアリでした。ポール・ウィリアムスを通してのカーペンターズ論、さらには犬神家まで登場して・・・(笑)。
古いほうの犬神家が公開された頃はまだ小学6年くらいでしたが、生意気にも角川文庫の原作本を読んで、母親に「衆道ってナニ?」って質問した記憶があります(汗)。
んな事はどうでもいいんですが、ポール・ウィリアムスっていうと、あんまり馴染みがなくって、名前は知ってたけどやっぱりカーペンターズの楽曲提供者といった印象がどうしても強いわけなんですが。
でもそんな中で、とても印象に残って、今でも大好きな曲が1曲。
元サイモン&ガーファンクルの片割れ、アート・ガーファンクルのソロアルバムに収録されている「青春の旅路」。シングルカットもされ、そこそこヒットした曲ですが、切なさ全開の佳曲です。P・ウィリアムスのオリジナル版は「旅する少年」というタイトルですが、こちらのほうは未聴・・・。
長レス失礼しました~。
by てりぃ (2007-02-19 00:11) 

milk_tea

GOMENTEさん完読どうもありがとうございました。記念品は出ません(笑)

>milkさんの才能に感心しつつ。。(しつつ何だ!)

しつつ・・・・長ぇよ!!・・・てな感じでしょうか?相すいませ~ん(笑)

>あまり造詣が深くないので

それが・・私もなんですよ・・・・・なので、コメント来るのが怖くて怖くて。^^;
間違いなく、ここに来る皆さんは私よりカーペンターズに詳しい!!

>やはりあのテレビっぽいというかオートレベル調整かけっぱなしみたいな
>音のつぶし方も「なんかひっかかってこない」要因のひとつかな

あ~なんとなく分かる気はします。
尖ってない感じね。ただまあ、あのサウンドはどうやっても尖っては
来ないんでしょうね。わかりませんけど。
「なんか引っ掛かってこない」は、大きな声じゃ言えないけど(かなり
言ってるって噂も)そうなんですよねぇ、私は。
やっぱりね、リアルタイムで青春時代にカーペンターズと出会っていた人は
音楽性だけで彼らを受け止めているわけじゃないんですね。もっと色々時代の
匂いなど絡めて。なので本来私レベルが前後編仕立てて語るのからして
違うんですけどね。(それを言っちゃ~おしめ~)
by milk_tea (2007-02-19 00:19) 

milk_tea

MASAさんこんにちは!ちょいとご無沙汰してました。
最近リア・ディゾンよく出てますね~。出るたびMASAさんを思い出します。
こんな子、いつか居たな、という何か遠い記憶がうずくのですが。
ゴールデン・ハーフじゃないし・・・(さかのぼりすぎ)・・・誰だったかな。

>その猿顔を買われて「猿の惑星」のパート4だったか5だったかに出て
>ますね。そのまんまでもイケるのに一応猿のメイクしてましたけど(笑)。

がははは~笑ったっ。それは私も見ました。アメリカ人であの役を、ナチュラル
メイク(?)で演じられる人なんてそうそう居ないですからね・・・。

>私、'76年のカーペンターズ札幌公演に行ってるんですよ。

出ましたね、また歴史の証人が・・・・^^

>ベスト10には私ならコテコテすぎるけど「Close To You」はやっぱり
>入れたいな。あれが一番好きですね。

私も、TOP10ならそれは入れたと思います。
ここで、バカラック作品に言及しだすとまた文章が1.5倍になりそうだった
ので、あえて避けました。あれは当然、永遠の名曲だと思います。

>「Yesterday Once More」の冒頭部分のコードがちょっと違うミックス
>違いなんかが入ってます。

あの、世界中の人の脳に刷り込まれた超有名曲に、コードが違うバージョン
なんかあったんですか。どんなコードだったのだろう、気になる。
by milk_tea (2007-02-19 00:31) 

milk_tea

P'sさんこちらこそご無沙汰してました。
あちこちクモの巣が張ってますが、どーぞどーぞ、奥へ・・・・(笑)

>ウンチクに頼ることなく、milkさんの感性のままに繰り広げられる
>音楽の旅、大変心地よいです。

ありがとうございます。でも今回は結構、受け売りのウンチク加えてます。
知らない事がかなりありました。

>中学時代の思い出とセットになってそのまんま入っちゃってますので

うむ、そうなんですよね。青春時代とカーペンターズがリンクしてる人には
もう全くかないません!私の考察は薄っぺらくって・・・お恥ずかし。

>やはり最初の衝撃だった Close to Youはやはり入れたいですし

これはMASAさんと同じですね。コメントも上記に代えさせていただきたいと
思います。^^
入れると、バカラック論に及び、そうすると私の好きなディオンヌ・ワーイック
なんかにも話が広がって行って、ほぼ収拾がつかないと判断しまして。
いつか、ディオンヌで1記事書きたいと思います。

>Hurting Each Other とかBless The Beasts and Children のような
>メージャー7thの世界へ私を招き入れてくれた佳曲も押さえたいところ

なるほど。Hurting・・・は確かにいい曲ですね。わかります。
Beasts・・・・は実は曲を知りません!(かなりのモグリです、はい)

>クリスマス・アルバム「Christmas Portrait」はクリスマスソングに弱い
>私にはたまらないモノです。
>すべての人が無垢になろうとするクリスマスにはピッタリですね。

なるほど、確かにそうですね。クリスマスにはピッタリかも・・・・。
私は、真正面から明るく美しく清廉なものは割と苦手で、これは自分の育ち
とか性格が起因していると思います。
P'sさんのように、ピュアなクリスマスソングにドキドキできる素直さと、
一見明るいサウンドの中に潜む陰影を拾い出すことの出来る高い音楽性
どちらも羨ましい感じがします。

>ベンソンのブリージンでもどうしてもこの曲は飛ばしてしまいます。

・・・ということで、こういう嗜好になるわけですね~。

>Old Fashioned Lovesongも  最初に聴いたときからダメでした。

私は、この曲の、妙にマイナー立ち上がりからガーッと上がっていく奇異さが
大好きです。Pウィリアムスのも、最後はディキシーでも、頭はおっそろしく
暗いドマイナーなんですよね。なのでそちらもお嫌いかもしれません。

紫のタバコの煙がくゆるジャズバーで、カクテルをチビチビやりながら
ステージで演奏されるナンバーとして、オータムリーブスとか、それこそ
マスカレードなんかがかかると、何か、いかにもなムードは出るがベタっぽくて
聴いてるほうよりも、演ってる方が気恥ずかしくて、ある域以上の人は嫌うと
思うのです。そこはあえて、俺はメジャーナンバーで人生の悲哀、見せて
やろうじゃないの的な構えって、あると思うんですよね。
が、しかし、やっぱり、オータムリーブスでわかりやすく泣くのもたまらない
快感なのです。というか、メジャー・マイナーで分類するのっていうのは
なるべくせずに、真っ白になってその曲の味わいを感じたいというか、まあ
どちらも、いいものはいいと思うのです。
と、こんな行数使ってマスカレードを擁護する義理もないのですが(笑)
by milk_tea (2007-02-19 01:21) 

MASA

>こんな子、いつか居たな、という何か遠い記憶がうずくのですが。ゴールデン・ハーフじゃないし・・・

ゴールデン・ハーフ懐かし〜!ちなみにマリアとエヴァが好きでした。んなこたぁどーでもいいか(笑)。
リア・ディゾンはそうねえ、強いて言えばアグネス・ラム?でも今一番似てると思うのは滝川クリステルですかね(笑)。でも確かに以前あの手の顔に似た顔を目にしている記憶がありますね。

「Yesterday Once More」のリミックスはコードが違うというより、途中に1コ多いんですよね。機会があったら是非聴いて下さい。結構新鮮ですよ。
by MASA (2007-02-19 01:32) 

milk_tea

JTさん、ユーミン以来でしょうか?ご無沙汰しております。

>カーペンターズを取り上げた回の『知ってるつもり?!』 、見ていました。

おお!そうでしたか。あの番組、視聴率良かったですもんね。
あの番組が衰退し終了した元凶は、同じ時間で「発掘!あるある大事典」
が始まったことによる急激な視聴率低下かららしいです。
しかし、これぞ "奢れる者は久しからず"ですね~。あんな形で番組終了に
なるとは・・・。

>カーペンターズデビュー前の、エレピトリオで演奏していた映像(白黒)

そうそう、あの辺の映像は貴重でした。曲名は私はわかりませんでした。

>ポール・ウィリアムスのバージョンはどれも聴いたことがないので、
>いつか聞いてみたくなりました。

あまり聴く機会もないですよね。少なくともアルバムジャケを見るとあまり
買う気は起こりません(笑)
Show Biz 基準で言うと記録的に醜男の域でしょう。かといって声もいいとは
思えません。でもそこがいいんです!

また覗いてみて下さい。更新は少ないですが・・・
(する時は、普通の人の記事10回分には相当する長さですので、それで
何とか・・!?)
by milk_tea (2007-02-19 10:14) 

milk_tea

てりぃさん、再びお越しいただき感謝です!
先日、中学の同窓会に行ったら、名古屋に嫁に行った友達が2人来ていた
のですが、揃ってまぁ派手なこと・・・
2人とも、打合せでもしてきたように完璧な巻き髪でしたし。
今ニッポンで一番、女がバブリーな都市らしいですね、名古屋。
体感いたしました(笑)

>いやいや、読み応えアリでした。

そうおっしゃっていただけると本当嬉しいです・・・!ただ長いだけでは
公害なんで・・・。

>古いほうの犬神家が公開された頃はまだ小学6年くらいでしたが、

確かにそうですね。私は3年生くらいだったと記憶しています。スケキヨが
怖くて怖くて、弟と抱き合いながら震えて見ていました。
兄が「ス~ケ~キ~ヨ~」とかいって、シーツかぶって追いかけてきたりしま
した。怖かった~。でも今思うと別にオカルト映画でも何でもないのに・・・。

>生意気にも角川文庫の原作本を読んで、母親に「衆道ってナニ?」って
>質問した記憶があります(汗)。

さすが6年生となると違う!あの頃は、横溝正史の原作本もかなりベストセラーでしたよね。
私も高校くらいになってから、「獄門島」「病院阪の首くくりの家」「悪魔が来た
りて笛を吹く」など読破しましたが。でもやっぱり犬神家が秀逸じゃないかなあ。
「衆道」あ、一発変換できない。差別用語の類になるのかな~?
男色のことでしたよね。あの辺のくだりは、6年生には読ませられん!(笑)

>んな事はどうでもいいんですが、

そんなことはない。これも本当は語り倒したいんですー!(笑)

>アート・ガーファンクルのソロアルバムに収録されている「青春の旅路」

へ~!それは知らないな!と思ったら・・・・

>P・ウィリアムスのオリジナル版は「旅する少年」というタイトルですが

おお!それは 「Traveling Boy」ですよ!、名曲ですとも!!
アートガーファンクルが歌ってたんだ~。そう、私も無知なんですよね。^^;
by milk_tea (2007-02-19 10:22) 

milk_tea

>ちなみにマリアとエヴァが好きでした。

つい先日、「ドリフの大爆笑」の特集をやっていて、「もしもシリーズ」のコントで
エヴァが出てましたが、間の取り方とかツッコミ方とか最高でしたね。
あの辺はレベルが高かった。(ギャグの・・・笑)

メディアや世の男性の受け入れ方の感じは完全にアグネス・ラムですね。
まあ、タイプそのものは違いますが。
滝川クリステルですか?・・・まあ顔は似てるかもしれませんが、目の光が
違う気が・・・
(ちょいと頭が悪そうに見えるのは単に日本語が出来ないせい?)

で、Yesterday Once More、1コ多いんですね。いつか聴いて確認します。
(1行・・・)
by milk_tea (2007-02-19 10:46) 

white berry

長文お疲れ様でございます。最後まで面白く読ませていただきました。
カーペンターズは音楽の世界でもとりわけ神聖で、悪口をはさむ隙のない不可侵な領域のような気がする中、とても上手く書かれていると思います。
ところで、木枯らし紋次郎にピンと来ました。(すいません…)
あの主題歌は最高!私も大好きだったのです。たびだちの歌でしたっけ?ど~こかで~誰かが~ですよね。
レコードを買いたいと親に言ってみたくらい好きでした。(買ってはくれなかったと思います)
また犬神家は、リメイク版を観ましたよ。そちらはmilk_tea様はご覧になりましたか?
端的に申し上げて、わざわざ観る必要はないかもしれません。セリフ回しなど全て同じです。時を経て、全く同じようにもう1度作ることを面白がって作ったような感があります。ところどころ、”なかなか悪くない”部分はありますが。
本題には全く触れずごめんなさい。
by white berry (2007-02-19 11:18) 

milk_tea

white berryさん、いつも本当にありがとうございます。女性客は貴重!

>ところで、木枯らし紋次郎にピンと来ました。(すいません…)

いやいや、ここも出来れば語りたいポイント・・・・

>たびだちの歌でしたっけ?ど~こかで~誰かが~ですよね。

えーとですね。♪ど~こかで~だ~れかが~ は合っていますが
「たびだちの歌」は別の曲です。紋次郎より前に、何かの世界音楽祭みたいな
もので上條恒彦がグランプリを取った作品です。
サビが 「♪さあ 今!銀河の向こうに 飛んでゆけ~」ってやつです。
Aメロはメロディも歌詞も美しいのですが、このサビが大げさで私はちょっと
嫌いかな~。 やっぱり木枯らし紋次郎のほうがいいです。
こちらのAメロは
「♪雲は焼け、道は乾き・・・日はいつまでも沈まない・・・心は・・・昔・・・
死んだ・・・」 渋いっ。
譜割りの感じとかもちょっとハードボイルド風味なんですけど、歌詞もいかにも
紋次郎の人生。よく出来てます。
こんな古い歌がサラサラ歌える自分がイヤだ~(泣)

>また犬神家は、リメイク版を観ましたよ。そちらはmilk_tea様はご覧になり
>ましたか?

観てないんですよ~!会社の友人は観たと言ってました。
なので無理やり、上述のオリジナル版のビデオテープを貸しました!(笑)
やっぱり「全く同じだったわ!」と言ってました。彼女曰く「松嶋奈々子が完璧に
ミスキャスト。何よりデカすぎる!小舟が転覆した時、石坂浩二のほうが
溺れそうだったもの!」 とのことでした。^^;
やっぱりね~、島田陽子ってのはケタちがいに存在感のある、たぐい稀な
大女優なんですよね。途中からおかしな方向行っちゃいましたが・・・。
またコメント下さいね~!!
by milk_tea (2007-02-19 14:38) 

P's

>ピュアなクリスマスソングにドキドキできる素直さと、一見明るいサウンドの中に潜む陰影を拾い出すことの出来る高い音楽性どちらも羨ましい感じがします。

高校生のあるクリスマスイブの日、友達の部屋で男3人ウダりながら、シナトラやシンガーズ・アンリミテッドのクリスマス・ソングを聞いていました。「いい曲だなー。たまらん。」「しかし、俺たちこんな日に何やってんのかね・・」そんなんでしたけど。

>メジャー・マイナーで分類するのっていうのはなるべくせずに、真っ白になってその曲の味わいを感じたいというか、まあどちらも、いいものはいいと思うのです。と、こんな行数使ってマスカレードを擁護する義理もないのですが(笑)

その通りですね。分け隔てをしてはいけませんね。
マイナーのいい曲を探す旅に出ます!!
by P's (2007-02-19 15:03) 

MASA

カーペンターズからなぜか「木枯らし紋次郎」に行っちゃってますが(笑)私も大好きで毎週観てました。主題歌は「だれかが風の中で」ですね。実は当時買ったシングル盤持ってます^^。今は中村敦夫がズラかぶってるのが悲しいです。
by MASA (2007-02-19 16:41) 

milk_tea

P'sさん再びありがとうございます。

>シナトラやシンガーズ・アンリミテッドのクリスマス・ソングを聞いていました。
>「いい曲だなー。たまらん。」

男3人でクリスマスソングを聴いている図・・・微笑ましいです。
ノーブルな少年たちだと思いますよ。

>マイナーのいい曲を探す旅に出ます!!

まあ個人の音楽嗜好は様々ですからね・・・!冗談です。すみません。
「マイナーはダメなので」で切られたら、私の大好きなマイナーソングたちが
少し可哀想に思えまして。でも好みは色々ですから(笑)
by milk_tea (2007-02-20 00:05) 

milk_tea

>私も大好きで毎週観てました。

思えば時代劇って、水戸黄門や遠山の金さん等の"メジャー調"と、木枯らし
紋次郎や座頭市のような "マイナー調" にタイプが分かれますよね。
(またそっちかい!?笑)
木枯らし紋次郎は、ドラマそのものよりも、あの陽だまりに立っているような
スケールの大きい主題歌と、暗めのストーリーとの対比がいいんです。
アニメとかでも、内容はノーテンキなのに主題歌が暗かったりするとシビレる
のですね・・・・基本、何でもそういう指向なんですかね、私^^;

>主題歌は「だれかが風の中で」ですね。

おー、確かにそんなタイトルでした!いい曲ですよねぇ、ホント。

>今は中村敦夫がズラかぶってるのが悲しいです。

あ~、彼もそうでしたか・・・。意識して見た事なかった。
これで "中村敦夫" "ズラ" でググると、私のブログが出てくるように
なるんじゃ・・・。私は無実だぁ~!(笑)
by milk_tea (2007-02-20 00:22) 

white berry

>サビが 「♪さあ 今!銀河の向こうに 飛んでゆけ~」ってやつです。

確かにそうですね!ナントカ世界歌謡祭みたいなもので、横1列になって上條恒彦さんが歌ってました。小室等も居たような!?(小室哲哉じゃないですよ)

>「♪雲は焼け、道は乾き・・・日はいつまでも沈まない・・・心は・・・昔・・・
死んだ・・・」 渋いっ。

でした。こちらのほうが私も好きです。
それにしても本当、ドラマにピッタリな歌詞だったのですね。
日は「いつまでも昇らない」よりも、「いつまでも沈まない」ほうがジワジワと迫ってくるような空虚感というか焦燥感というか、世の果てを感じさせますね。深いわ。

>こんな古い歌がサラサラ歌える自分がイヤだ~(泣)

確かに古い記憶を鮮明にお持ちで感心します。やはりちょっと大人びたお子さんだったんでしょうかね。もしくはスーパーテレビっ子?(^^)

>彼女曰く「松嶋奈々子が完璧にミスキャスト。何よりデカすぎる!小舟が転覆した時、石坂浩二のほうが溺れそうだったもの!」 とのことでした。^^;

その通り!そうなんです。妙に大きくて、はかなさがないんです。
それに美人美人と言われていますが…島田陽子と比較してしまうと、頬のふくれた単なるファニーフェイスに見えてきます。(ファンの方ごめんなさい)ルックスも存在感も大女優の器が違う感じがしました。

それにしても本題から全くそれていて申し訳ないです。楽しく読ませていただいたんですけれども。(如何せん知識が)
by white berry (2007-02-22 10:09) 

こんばんは、ご無沙汰しております。
私のカーペンターズ、ベスト5は、、、
第1位 Close To You
第2位 We've Only Just Begun
第3位 This Masquerade
第4位 Rainy Days and Mondays
第5位 Yesterday Once More 
どちらかというと、影のある曲が好きですね。Close To Youは確か邦題が「遥かなる影」でしたか、PVでカレンのドラムスを叩いている姿が印象的でした。

いよいよアカデミー賞ですね。硫黄島や菊池凛子さんなど、結果が今から楽しみー。

(内緒ですが、blog復活いたしました)
by (2007-02-22 23:27) 

milk_tea

white berryさん、再びありがとうございます。本題以外のトピックも大歓迎
ですから。

>ナントカ世界歌謡祭みたいなもので、横1列になって上條恒彦さんが
>歌ってました。小室等も居たような!?(小室哲哉じゃないですよ)

そうそう。私もその頃幼稚園とかそのくらいだったと思うんですが、何故かその
映像は覚えています。(リアルタイムじゃなかったのかも)
で、小室等、言われてみれば確かに居たかもしれません!思うにこの曲、
小室等作品なんじゃないですか?(調べればわかるでしょうが・・・)

>日は「いつまでも昇らない」よりも、「いつまでも沈まない」ほうがジワジワと
>迫ってくるような空虚感というか焦燥感というか、世の果てを感じさせますね

なるほど確かに。紋次郎が乾いた荒野を1人歩いていく感じですね。
やっぱり男は群れているより、孤独でいるほうがカッコいい・・・。

>やはりちょっと大人びたお子さんだったんでしょうかね。もしくはスーパー
>テレビっ子?(^^)

大人びては居ませんでした。単なる "スーパーテレビっ子" でしょうね。
貪欲に、チャンネルをガチャガチャやって色んな番組を見てました。年の離れた
兄の観るもの、聴くものに並々ならぬ関心を寄せてひそかに追随していた
ことが大きいと思います。

>島田陽子と比較してしまうと、頬のふくれた単なるファニーフェイスに見えて
>きます。(ファンの方ごめんなさい)

キヒヒ・・・。なにげに辛口(笑)
でも同感です。島田陽子はやっぱりスゴイです。清楚でいて妖艶なんです
よね。あれだけの存在感を出せる若手女優は今なかなか居ないでしょう。
というか松嶋奈々子は、不当に高い位置に居すぎですよねえ~
by milk_tea (2007-02-23 23:33) 

milk_tea

ayumuさん、どうもどうも~!!ほんと、またぼちぼちと宜しくお願いします。

>第1位 Close To You
>第2位 We've Only Just Begun
>第3位 This Masquerade
>第4位 Rainy Days and Mondays
>第5位 Yesterday Once More 

これまた私以上にフツウ!?(笑)
でもま、カーペンターズの名曲と言われるものは本当に名曲なわけで、そこを
あえてマニアックなところから持ってくる必要もないですからね。
でも3曲もカブってますね!やったー。
Yesterday Once More はもちろん素晴らしい曲ですが、私的にはさすがに
もう耳タコかな~と。ビートルズで、 Hey Jude をあえて選ばないのと同じ
感じ。
でも本当に、カーペンターズの名曲群は限りなく美しいですね。
POPSで、これだけ真っ直ぐにピュアな美しさを体現できた音楽はやはり
他にいないでしょうね~。

>いよいよアカデミー賞ですね。硫黄島や菊池凛子さんなど、結果が
>今から楽しみー。

そぉなんですよ、川崎さん!(古)
アカデミー賞でもっと盛り上がれるよう、「ドリームガールズ」も観てきました。
こっちは硫黄島とちがって「音楽ネタ」として記事書けるかなーって考えて
いるところです。
個人的には硫黄島にかなり肩入れしてますけど・・・何か取れるといいな。

>(内緒ですが、blog復活いたしました)

ええ、内緒ですね。はいはい、誰にも言いませんから・・・ってオイ!(笑)
by milk_tea (2007-02-24 00:00) 

MASA

「出発(たびだち)の歌」は上条恒彦が小室等のグループ、六文銭とのコラボで出した曲ですね。「誰かが風の中で」共々曲は小室等ですよん。
ちなみに松嶋菜々子は過大評価もいいところだと私もかねがね思っています。なーにが日本のチェ・ジュウだっつーの(笑)。
by MASA (2007-02-24 01:00) 

milk_tea

>上条恒彦が小室等のグループ、六文銭とのコラボで出した曲ですね。

あー!そうなんですか。合ってた。
しかし「六文銭」とはまた古臭くも貧乏くさいグループ名ですねぇ。
小室哲哉とは、真逆の世界だ(笑)

>「誰かが風の中で」共々曲は小室等ですよん。

そうなのですね。やっぱり才能あるんだなぁ~。
最近つい「♪雲は焼け、道は乾き・・・・」ってクチをついて出てきて
しまうのですが、本当に真っ直ぐでいい曲ですねえ~
いや~全然カーペンターズに負けてません!(←無理につなげる)

>ちなみに松嶋菜々子は過大評価もいいところだと私もかねがね思って
>います。なーにが日本のチェ・ジュウだっつーの(笑)。

やっぱりですか?最初はとんねるずと妙なコントやってたりして、軽めな
感じで出てきたんですけどね。
いつしか "黒木瞳"路線(清純派・高品位ブランド)に照準をしぼったみたいで
そこからはやっぱり事務所の強さとかもあるんですかねえ。うまいことやり
ました。
by milk_tea (2007-02-24 03:27) 

GOMENTE

milk様、ご無沙汰しております。ただいまラスベガスにおります。例のビートルズのミュージカル、やってるようです。ってちらっとタクシーの窓から見えただけなんですが。ホテルからほとんど出れず、外の様子がわかりません(笑。でもそのミュージカルやってる近くに泊まっているらしいです。
by GOMENTE (2007-02-27 23:20) 

milk_tea

げっ!GOMENTEさん、いきなりラスベガスにいらっしゃるんですか!?
カッコいいな~。
ラスベガスってイカれた街ですよね。砂漠の真ん中に突如として現れる
蜃気楼の街。おそらく500年くらい経ったらまた砂に埋もれて何もなくなって
そうな退廃ムードがみなぎってる感じが・・・
(って、私が最後にラスベガスに行ったのはもう10年も前だった・・・今は
ちょっと違うのかもしれない)
駆け落ちしてラスベガスの安ホテルに逗留し明日の見えない毎日、とか
1度はやってみたいな~(笑)
by milk_tea (2007-02-28 18:14) 

GOMENTE

駆け落ちするならいい安ホテル紹介します。
「明日の見えない毎日、とか1度はやってみたいな~(笑)」ってそれって1度やったらそれっきりなんですけど(笑。
たしかにイカれてます。もう4日目ですがいいかげん嫌になりました。一週間もいるって今回が初めてです。もういいってかんじです。
by GOMENTE (2007-02-28 18:50) 

milk_tea

いい安ホテルありますか?場末感がほしいんですよね。
明日の見えない日々は、もちろん1ヶ月くらいやったら目をさまして、また
元の生活に戻るつもりです。(笑)
アメリカの内陸は、食べ物が単調なのがね~。
by milk_tea (2007-02-28 19:41) 

GOMENTE

場末感の解釈にもよるんですが、
任天堂製スロットでなく完全機械仕掛けのスロットマシンがあって誰も席についてないこれまた完全アナログ式ルーレットがあってひゅっとダーツを投げて出て行こうとする男の背後から「ふっ、男はみな同じね。。」とタバコをくゆらす金髪巨乳女がけだるくつぶやきそのバーカウンターではアル中の爺さんが酒をせびっている。。。
とかいうホテルは存在しません。

ぼくの知ってる場末ホテルは:
チェックインして部屋に行くといきなりトイレがジョーっと音をたてて流れ続けていてとまらない。
部屋のすぐ外をイカレ黒人の低音増強改造車が練り歩く。
隣の高級ホテルの高層階の部屋から「やーい貧乏人」と見下ろされる。
カーテンがエアコンの風圧で吹き上げられ目隠しの意味ない。
鍵は壊れてないがドア自体がしまらなくて意味ない。
というものですがそれで良いでしょうか?(爆

いやほんと、食事は期待しちゃいけません。高い安いに関わらずエネルギー源と割り切って食べましょう。「明日のために食うべし」と思って食えばなんでもイケます。
by GOMENTE (2007-03-01 11:39) 

milk_tea

忙しくてブログ見られませんでした。GOMENTEさん、またどうも♪

>いきなりトイレがジョーっと音をたてて流れ続けていてとまらない。
>部屋のすぐ外をイカレ黒人の低音増強改造車が練り歩く。
>隣の高級ホテルの高層階の部屋から「やーい貧乏人」と見下ろされる。
>カーテンがエアコンの風圧で吹き上げられ目隠しの意味ない。
>鍵は壊れてないがドア自体がしまらなくて意味ない。

いやぁ最高にバスエってますよ、それは。いいですねぇ~(笑)
めくれ上がるカーテンの描写など、映像的にもGOODですね。

>高い安いに関わらずエネルギー源と割り切って食べましょう。
>「明日のために食うべし」と思って食えばなんでもイケます。

なるほどね。カロリーを摂取する感覚で・・・。
ラスベガスの朝。
閑散としたレストランの一角に腰掛け、いつ揚げたんだかわからない
ヘニャッとしたフレンチフライ、いつ茹でたんだかわからないベチョッとした
インゲン、いつから置かれてるのかわからないパサパサした丸パンを
こげ臭さの混じるコーヒーで何とか噛み下しつつ、退屈しのぎにテーブル脇
から取り上げて数字を選んだキノの用紙を、頭の悪そうな、トウのたった
ウェイトレスが無愛想に持って行く・・・
ああ、でも書いていたら何だかまた行きたくなりました(笑)

それにしても本題と全く関係ないんですけど・・・・^^;
そろそろ記事更新しなくっては。
by milk_tea (2007-03-05 11:41) 

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