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The Beatles Ⅳ ~【後編】 ビートルズの歌詞世界~ [Beatles]

                       
間髪を入れずに、後編です。
前編で「ビートルズの歌詞にはあまり共感するところがない」など、これまた極端なことを言い放っ
てしまった私だが、それはあくまでも 「ラブソングを自分視点で味わえるどうか」 という女々しい話
だけであって、もちろんこれまで個人的に感動したり、共感したり、勉強になったりした歌詞は
山ほどある。後編の今回は、それらを取り出して考えやエピソードをつらっと書いてみたい。

(山ほどある、と言ってから選曲に入ってはみたが、やっぱりそんなにたくさんは無かった。意外だ。
これほどまでに愛してきたビートルズなのに。そして曲数もかくも膨大にあるというのに・・・。
もしかすると、これは私だけでなく結局ビートルズ自身も、歌詞は実は結構どうでもいい位置付け
にあったのだったのではないだろうか?・・・という気が今になってしてきた。
サザンの桑田圭祐も、『たかが歌詞じゃねぇか、こんなもん』といったタイトルの著書を過去に出して
いるが、意外にビートルズもそんな気分だったんじゃ。何十年ぶりかに彼らの歌詞を大きく俯瞰
してみると、何となくそう思えてくる。 ・・・・いや、もちろんスゴイ歌詞ばっかりなんだけど。)

以下、私なりの特筆すべき歌詞を、【人生の教訓編】 【心の癒し編】 【英語学習編】の3つの
方向性で分けて述べてみることにした。

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【人生の教訓編】

① 『I'll Follow the Sun』 ~そんな生き方がいいんだろうな~

     One day you'll find that I have gone
     But tomorrow may rain, so I'll follow the sun
     ある日、僕が行ってしまったことを君は知るだろう
     明日は雨になるかもしれないから、僕は太陽を追って行くのさ

 子供のうちからビートルズを聴いていたことがキッカケで学校の英語が好きになった、得意に
 なった、というような話をたまに聞いたりするが、私もまさにそんな感じで、早い段階から
 「感覚的に英語を理解する」ことが出来るようになっていたように思う。
 上記の曲の歌詞に、漠然と「なんて良い詞だろう・・・」と感じ入ったのは忘れもしない中2の秋
 友達の和美ちゃんが貸してくれたアルバム『Beatles For Sale』 を聴いてのことだった。
 (そういえば、"ビートルズ好きの女友達"なんていう貴重なものが私にも居たんだったな。彼女
 のことを本当に、今初めて思い出しました。彼女は家が喫茶店をやってて、ちょっとマセていた)

 誰だってずっと空が晴れているのが望ましいが、いつか雨の日はやってくる。しかし、雨の日
 を粛々と待つことはない。太陽のあとを追いかけていけばいいのだ。 ・・・・ということなのだが
 これは、よーく考えると無謀というか、単なるワガママというか、果たして人生の教訓として
 成り立つものなのかはよくわからない。
 もしかすると当時、メンバーたちは多少仲たがいしていて、「おまえがそんな勝手なことばっかり
 言うなら俺は脱退したっていいんだぞ。それでもいいんだな?」みたいな意味を込めて歌って
 いたりしていたのかもしれない。
 だが、中学生の私は「そうだ。最上の人生とは太陽を追いかけ続けていくことなのだ・・・
 なるほどなぁーー!」と独りよがりに解釈して、いたく感動してしまったのだった。
 この曲は今でもしょっちゅう、脳内プレイで歌っていることがある。
 明らかに「歌詞が好きだから、好きな曲」の筆頭株である。


②『Carry That Weight』 ~人生はつらい・・・みたいだな・・・~

     Boy, you're gonna carry that weight,
     Carry that weight, a long time
     いいか、おまえは重荷を背負っていくんだ。ずっとな。

 細かい前後の状況は覚えていないが、当時中学生の私は家でこれを聴いていて、ふと隣の
 部屋でゴロゴロ寝ていた兄に向かって、「お兄ちゃん、ここってどういう意味」と尋ねた。
 すると兄は「"人生は重荷を背負っていくものなんだ、いいか小僧!"・・みたいな感じだな」と
 答えた。「ふ~~~ん・・・」と下唇を突き出しながらつぶやいた私は、内心ちょっと衝撃を受けて
 「そうか・・・・やっぱり人生って・・・」 みたいな、ややブルーめな気分になった。
 (ところで今思えば、これは別に「小僧!」ではない。「Boy!」は、ため息交じりの時とか、ちょっと
 驚いた時などに使う、特に意味のない「ああ!」という間投詞だ。ま、それはいいとしても。)
 人生は楽しいばかりじゃないらしい、と感じ始めたのは、まさにあの時からかもしれないと思う。


③ 『When I'm Sixty-Four』 ~麗しき白色人種にも、地味な老後は来る~

     When I get older, losing my hair, many years from now
     これから何年も経って、僕が年を取って髪が薄くなった頃

 1行だけで恐縮だが。
 高校生の後半から近所のUSアーミーの指揮官の家庭でベビーシッターをするまで、私はほとん
 どガイジンというものと接したことがなく、アメリカのドラマ 「いるかのクリッパー」とか「奥様は
 魔女」で見る中流家庭の暮らしこそがザ・ガイジンという感じで遠い憧れを持っていたのだが
 (戦後すぐじゃあるまいし・・・でもホント)、この曲の歌詞を読んで「あっ、そうなのか。ガイジンも
 年とるんだ。老いさらばえていくんだ・・(そんな高度な言葉では思わなかったが)」と、妙にホッ
 とした気分になったものである。(バカだろうか)

 しかし、この曲を作った頃、ポール自身もまさか自分が実際にその64歳になったその時、
 "♪You'll be older, too~"で隣で一緒にヨボヨボしているはずだった妻が、まだこれから子供を
 生むことが出来るほどに若い第2の妻に差し替わっているとは想像もしなかったに違いない。
 人生とは本当に、先がわからないものだ。
 しかもポール自身もまだ全然ヨボヨボしていない。今頃は「しまったーっ、Eighty-four くらいに
 しておけば良かった」と後悔していそうな気がする。
 

【心の癒し編】

④ 『Good Day Sunshine』 ~恋というものは、単純に美しい~

     I need to laugh, and when the sun is out  
     I've got something I can laugh about
     I feel good in a special way
     I'm in Love and it's a sunny day
     笑っちゃうよ。太陽が昇るとそれだけで笑っちゃうんだ。
     ゴキゲンになる理由があるからね。
     恋をしてるのさ!空は晴れてるし。

 私はこの曲が大好きである。最初から最後まで、そらで歌える。
 何がいいって、「恋って、ホントこんな感じだよな」としみじみと微笑ましく思うからである。
 人は恋心が絶頂に達すると木の葉1枚も美しいし、そのへんの毛羽立ったスズメまでも可愛く
 思えてくる単純な生き物だ。(いくつか前のカーペンターズの項、参照。(笑))
 再度、上の歌詞を読んでみよう。もう完全にイッてしまっている。単なるふぬけのバカ者だ。
 これだけイッてしまってると、逆に清々しい。一緒にニコニコしてしまう。
 この曲は中盤、

     We take a walk, the sun is shining down
     Burns my feet as they touch the ground 
     二人で散歩。太陽が照っている。ルンルン。
     地面が熱くて、アチチ足が焼けちゃうよ!  (だいぶ意訳)

 なんて、テンションは上がる一方。・・・バカもん、熱いなら靴を履け、靴を!!!(笑)
 手をつなぎ夢心地で野山を歩いている2人は、"地に足が全くついていない" 状態であり
 ながら、実際は地に足がちゃんとついているというジョークか?(違うと思う)
 このパートのあとの楽しげなピアノソロなどは、目を閉じるとそのまま、手に手を取ってスキップ
 しながら丘を上っていく二人の足音のようであり、幸せ感は底なしにみなぎる。
 何にせよ、今日も地球は回り、太陽は輝き、二人は仲良し。これ以上の幸福が一体他にあろう
 かと。そうだろうな~うんうん・・・と、このノーテンキな歌詞に妙に納得させられ心癒される。
 そして、恋するって、生きてるって素晴らしいことかも、としみじみ思う1曲なのである。好きだな。


⑤『Mother Nature's Son』 ~大地は優しく語りかける~

     Sit beside a mountain stream, see her waters rise
     Listen to the pretty sound of music as she flies
     (山の中の)川のそばに腰掛けて、沸いて来る水を眺めて
     水が吹き上がる美しい音を聞いているんだ

 この曲の歌詞は本当に美しい。心が洗われる。
 ポールはこういう素朴で自然賛美的な世界を描かせるとこれまた天下一品だ。
 さっき私は「彼らは歌詞に重きを置いてない」と言ったけど、こういう詞はもちろん丁寧に描き
 込まれていると思う。が、しかし天才ポールはこういった繊細で美しい言葉たちを、こともなげに
 紡ぎ出しサラリと歌っていて、「どうだーーっ」という押し付けがましさがなく、あくまで軽いのが
 良い。そりゃ天才なんだもん、当然なんだけどね。
 あと、ちょっとしたことだが、stream(小川、というか山の水が上から降りてくる流れ)のことを
 she( her) と擬人化しているのが優しくて良い。これは日本語にはない世界だ。単なる文法的な
 当て込みだとしても、響きが柔らかくて温かい。

 この歌が描く世界は、『Fool on the Hill』 と、ちょっとかぶる。どちらの主人公も、野山と一体化
 してちょっと Innocent な感じ。(Fool on ...のほうは、ホンマもんの Innocent のようだが)
 これらと同一線上にあり、私がこよなく愛するポールの曲が 『Mull of Kintyre』 (Wings)
 である。しかしこの曲、意外に話題に上らないのだが何故だろう?バグパイプの調べに乗せて
 故郷の岬周辺の風景を心でたどりながら遠く懐かしむ感じは日本人的マインドも多分に含んで
 おり、聴くたび胸が熱くなる。(風景を懐かしむような麗しい故郷など持っていない私だが・・・・)
 こういった歌を聴いているとやはり自然っていいよなぁ、と思う。
 (手のマニキュアを乾かしながらこういうこと書いてるのも誠に説得力がないが)

ここからは、情緒面に関係なく「英語の勉強に非常に役立ったビートルズの歌詞」編である。

【英語学習編】

⑥『Can't Buy Me Love』 ~日本語とは根本的に成り立ちが異なる、英語というもの~

 これは、タイトルそのものが、日本人には全くなじみのない文法構文だ。
 聴覚的には「キャンパミ~ラ~~♪」と軽快に聴き流してしまっているけれど、よーーく考えると
 「え、これどういう文章」と思う人は多いのではないか。
 こういう文章こそが、まさに日本の英語教育の盲点であると思う。
 日本の教科書では、Buy の次に目的語(物質)が来ている文章しか見当たらない。
 しかし、ちょっと外国人と接触するとわかるが、Shall I buy you something? (何か買ってきて
 あげましょうか)とか Please get me some fruits. (ちょっと私にフルーツ取ってきてよ)
 みたいな表現が爆発的に多い。なので言われている意味は雰囲気では理解できても、自分
 からサラッとこの構文を使いこなすのはなかなか敷居が高い。
 そんな流れでの、『Can't Buy Me Love』 だ。 ・・・さて、これの主語は何でしょう?
 それは、曲の中にも出てくるが、Money can't buy me love だ。 ただでさえ文法が複雑
 なところ、主語がMoneyだ。相当複雑。直訳すると、
 「金は私に愛を買ってくれない ⇒ 愛は金では買えない」 ということになる。英語が苦手な
 日本人にはグゥの音も出ない、難解表現だ。
 かなり前に、何かの雑誌で、「Can't buy me love は英語的におかしい。Can't buy my love
 を彼らがふざけて間違った言葉で歌っているという事では」みたいな誰かの指摘が書いてあって
 "おーい恥ずかしいぞー。学校戻ってもう一回勉強してこいや~"と思ったものだが、よく考えると
 学校ではこの辺は教わらないのであった。独学しかない。 
 人生は一生勉強だ。(全くしてない・・・・嗚呼)
 

⑦『A Day in the Life』 ~動作の流れと場面のイメージで習得する~

 この曲の後半のポールPart、また『She's leaving Home』 とか 『I'm Only Sleeping』、
 あるいはこれはポール単独になってからの作品だが 『Another Day』の歌詞などはどれも、
 決してそう短くもシンプルでもないと思うが、私は今でもセットで歌詞が頭に入っていて、結構
 そらで歌える。
 それは何故かと考えるに、これら全て「人の日常動作の流れを追っている表現」だからだ。
 中でもポールの詞にはこういう日常行動の描写が何故だか多く、色々な曲にそういった歌詞が
 出てくる。 『A Day in the Life』のポールPartをちょっと追ってみると

     Woke up, fell out of bed,  
     目を覚まし ベッドから転がり落ちるように起きだし
     Dragged a comb across my head,  
     髪にくしを通し
     Found my way downstairs and drank a cup,  
     1階に下りてきて、一杯飲み(紅茶か)
     And looking up I noticed I was late. 
     そして気付く、これは遅刻だ。

 これを、映像を頭に思い浮かべながら、リズムに乗って何度か繰り返し歌ってみれば
 ホラ!セットで頭に入るでしょう。(連想記憶術と一緒なわけだ)
 文章を塊で覚えてしまえば、あとはチョコチョコそこから細かく取り出して使えばよい。
 これは絶対に言語学習の方法として正しいやり方である。(と、思う。)

 ついでに、『Another Day』 の一節も。

     Every day she takes a morning bath as she wets her hair,
     毎朝彼女は朝風呂に入り髪を洗い
     Wraps a towel around her as she's heading for the bedroom chair
     タオルを体に巻きつけて寝室の椅子に向かう
     Slipping into stockings, Stepping into shoes,
     ストッキングを履き 靴を履き
     Dipping in the pocket of her raincoat. 
     レインコートのポケットに手を突っ込んで

 この曲に到っては、徹頭徹尾この女性の生活行動を時系列に追っており、覚えやすさNo.1
 である。英語教科書の教材にするのには、もってこいの作品だと思うのだが。
 それにしても、こうやって見てみると、本当にポールはこういう描写が好きなんだな。
 生活習慣をちょっと病的なまでに歌いたがる、これも一種の生活習慣病というのではなかろうか。
 (無理矢理オチもついたところで、次っ)


⑧『Happiness is a Warm Gun』 ~倒置法でもったいをつける~

 私が、プチ・ラジカルと称したこの曲。 これもよく聴いてみると本当にスサマジイ曲だよな。
 AメロとかBメロとか言うけれど、一体この曲は何メロまであるんだ!
 歌詞も完全にブッ飛んでるし。まあ、要は淫猥な意味合いなんでしょうね。清純派の私でも
 容易に類推できます。(誰が~?)
 で、このタイトルだが。直訳は「幸福は、撃ったばかりの銃である」
 これは大して難しいものではないが、いわゆる「倒置法」である。「A warm gun is happy.」 を
 逆に置いている。これは学校で習いますね。
 倒置法にすることで、「もったいつけた」感じになるし、強調構文になる。意味としては
 「ぶっ放したばかりの銃ほど幸せを感じるものはねぇぜ!」みたいな。
 いや、結局は「銃をぶっ放すって、最高だぜ。」なのかな。 
 なんにしても、女の私が大きな声で叫べる言葉じゃなさそうですね、どうも。(笑)

--------------------------------------------------------

ぐぉ~。
すごい疲れた。8曲出してもうヘットヘト。ビートルズはやっぱ、大変よ。一筋縄じゃ行きませんわ。
だからこそ偉大なわけだよね。うむ。

ということで、前編/後編に分けた割には相当まとまりのない内容になり、考察とか言うよりも
私の取り止めのない独り言ワールドとなってしまったが、私のビートルズに寄せる深い愛情は
十分に伝わったかと。
それにまあ、別に独り言でいいんですよね。ブログのトップにもそう書いてたんでした。

Life with Music。
私の独り言は、これからもまだまだ続きます。


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幻燈遮断機

先生!(←挨拶)
「Im Only Sleeping」はジョンの曲だから
もしかしたら、歌詞もジョンが書いたかもしれません!
by 幻燈遮断機 (2005-10-20 19:57) 

幻燈遮断機

先生!
「Magical Mystery Tour」の歌詞は
4番「ラリってて殆ど無意味」に分類で良ろしいでしょうか?
映画もよく分からなかったです。(面白かったけど)
by 幻燈遮断機 (2005-10-20 21:47) 

parlophone

先生!お疲れさまで~す。
英語の苦手なぼくとしては、とても勉強になりました。
う~ん、これだけ書くの大変だったでしょう。
でも、すごく読み応えがあってよかったです。
ぜひあと4~5回続けてください^^。

ところでご存知だとは思いますが、「Happiness is a Warm Gun」は全米ライフル協会の雑誌にあった「Happiness is a warm gun in your hand」というフレーズから取られています。
ジョンは特に発射直後の銃を表す「a warm gun」ということばに、とくにインスパイアされたようです。
ある本では、こういうことが堂々と言えるアメリカの銃社会に驚いたとも言われていますが、milk_tea さんがおっしゃるように、もっと単純に性的な隠喩とのマッチングに喜んだのではないかと、ぼくは思っています。
ただダブル・ミーニング、トリプル・ミーニングの好きなジョンとしては他にも含むところがあったかも知れず、「体内に突き刺さった注射器」、つまりヘロインのことを歌っている、という説もあるようです。
いずれにしてもBBCでは放送禁止になったようで、穏やかな歌じゃありませんね^^;

ところでこの曲のリズムについてちょっと書かせてください。
この曲は基本的には4/4拍子と3/4拍子で構成されてますが、
たとえば「She's well acquainted with ~」で始まるBメロは最初は4/4拍子を5小節(20拍)、次の「The man in the crowd with ~」と「Lying with his eyes ~」は4小節(16拍)、最後の「A soap impression of ~」は間に2/4が1小節挟まる(18拍)、というぐあいで、同じメロの繰り返しなのに、リズムが多用に変化します。
「Mother Superior jump the gun」の繰り返し部分は3/4、4/4、2/4、3/4、4/4,3/4の19拍という変拍子。
そして最後の「Happiness~」の部分は3/4拍子なんですが、「When I hold you~」からは歌と演奏は3拍子なのに、ドラムだけは4拍子という、もう常識の通用しない世界^^;。
これを彼らは68年の9月24日に45テイク、翌25日に25テイク、リズム・トラックだけで70テイク、15時間かけて録音してるわけです。
こりゃあ、すさまじいスタジオ・ワークですわなあ。
でも、この録音のときは4人で集中してやってる。
まさに奇跡の2分43秒だと、ぼくは思います。

すみません、歌詞の世界なのに関係ないリズムのことを熱く語ってしまいました。
好きな曲なので、つい^^;
ゆるひてくだひゃい…。
by parlophone (2005-10-20 21:58) 

milk_tea

>先生!(←挨拶)

ああ幻燈くんね、何。 席立たなくていいわよ。
幻燈くん若いのに圧迫感あるからね。座ったままでいいから(笑)

>「Im Only Sleeping」はジョンの曲だから
>もしかしたら、歌詞もジョンが書いたかもしれません!

ん・・・・? (と、自分の文章を読み返す)
ああ!すみません。そういう意味じゃありません。
I'm Only Sleeping はもちろん120%ジョンの詞だけど、でも意外に、
"目覚めて→起き出して→あくびして" みたいに、日常風景を順に追ってる
作風なので仲間に入れてみた感じです。
ポールの詞に限定して語ったという意味ではなく、あくまで「日常動作を
追う歌詞」というくくりの話でした。

この『後編』は、夜中に書いていて途中で息切れしたものを、さっき会社から
中身を読み返しもせず(真後ろに人がいるし)取り合えずアップしたものなので
文章でおかしなところ色々あるかも。ご容赦。
あとでちょっと推敲して書き直します。^o^;

で・・・・Magical Mystery Tour ですね。これは確かに「架空の誰かの物語」
とも微妙に異なるし、映画は狂ってるとしても、この曲自体は一応方向性が
定まっているから、「ラリってて無意味」とも少々違いますからね。
困りました。
かといって、新たに「⑫非現実の世界を漂う」なんていう項目を増やすと、
「ラリって無意味」「架空の誰か」あたりと混在してやっぱりワケわからなく
なってきそうなので、マジカルは「ラリ」グループにしましょう。
ちなみに、同じ映画のサントラでも 『Yellow Submarine』 は「架空の誰かの
物語」でしょうね。潜水艦の話なりに、堅実な世界は描けてますから。

(・・・・って、いちいち先生に聞いてこないように!!先生もかなりイイかげん
なんですから!笑)
by milk_tea (2005-10-20 23:16) 

milk_tea

parloさん、丁寧な解説お疲れ様でした。
まず、全米ライフル協会なんて初めて聞きました。これで、結局のところ
「実は特に性的な意味はない」だったら、清純派 milk_tea の立場危うしじゃ
ないですか!?(一人旅に出ます。赤面が引くまで。どうぞ探さないで)

あと、ハピネスがそんなにリズムに凝った曲だとは、知りませんでした。
やっぱりスゴイんですね、ビートルズって。
音源を今持っていないため詳細に確認できないのですが、脳内プレイを
試みた限り、ぶっちゃけ全然そのリズムが頭で追えません!(アホ~)

それにしても皆さん、色々詳しすぎです。
by milk_tea (2005-10-20 23:29) 

parlophone

すみません、1か所訂正です。
>そして最後の「Happiness~」の部分は3/4拍子なんですが
は、「最初は4/4拍子なんですが」の間違いでした。

「全米ライフル協会」って、ほら、チャールトン・ヘストンが会長を務めてて
マイケル・ムーアが「ボウリング・フォー・コロンバイン」かなんかで突撃取材したとこですよ^^
by parlophone (2005-10-21 17:11) 

milk_tea

so-netブログサイトのメンテ、結構時間かかりましたね。

>「最初は4/4拍子なんですが」の間違いでした。

そこだけは確かに私も「エッ?ここは普通に4拍子じゃ?」と思いました。
良かった。でも、そのあとの

>「When I hold you~」からは歌と演奏は3拍子なのに、ドラムだけは4拍子

全神経を集中させ脳内プレイしましたが。4拍子のドラムの音が聴こえて
きません。(元々脳に書き込まれてなかった疑い。)
これは是非とも確認したいです。 それと、

>「Mother Superior jump the gun」の繰り返し部分は3/4、4/4、2/4、3/4 4/4,3/4の19拍という変拍子。

何か私の脳内では、 3/4、 3/4、 3/4、 3/4、 2/4、4/4 =計18 って
感じで鳴ってますね。

Mo ther su | pe - rior| Ju mp the | Gu u u | u u | u u u n |
 1 2 3   1 2 3   1 2 3   1 2 3  1 2   1 2 3 4

何となくこんな感じ。相当昔の音の記憶なもんで、いいかげんなのですが
かなりこう鳴ってます。(おまえの脳内の音なんかどうでもいいって)
実際はどういう譜割りになってましたっけ?
どうしても、parloさん指摘のリズムだとうまく乗らないんですよねー
("事実"に、反論する神をも畏れぬやつ)

>「全米ライフル協会」って、ほら、チャールトン・ヘストンが会長を務めてて
マイケル・ムーアが

あー!あの協会のことですか~!! (いやウソ。全然知りません!^o^;)
by milk_tea (2005-10-21 23:40) 

幻燈遮断機

milk_tea先生も、遼先生も、サスガに深い聴きかたをしてますねー。
お二人の歌詞、拍の考察は大変面白く、また興味深く読ませてもらいました。
僕は「ハッピネス~」はドラッグ・ソングとして単に聴いてましたが。
出だしから陰なメロ、鬱気味の詞、そして混乱を表現したかのようなギターの後には、懇願するような「Mother Superior jump the gun」の叫びが一転して「ハッピネ~ス」ですからね。
ドラッグしてるなぁ、とか思っちゃいますよ。
遼さんのコメントの「スタジオ・ワークの凄まじさ」には驚かされました。
さらに、この曲もっと長いと思ってたら「2分43秒」だったんですか!
ビートルズってホント、知れば知るほど驚かされるバンドですね。
by 幻燈遮断機 (2005-10-22 00:22) 

milk_tea

>ドラッグしてるなぁ、とか思っちゃいますよ。

あっ。なるほど。
イケナイ葉っぱを棒状に丸めて火つけて、そこから煙が出てる姿が
Warm Gun であると。そうかも、そうかも~
(こうなってくると、最初に迷いもなく「隠微な意味!」と断定した私の、
女としての生きる尊厳は・・・・)
by milk_tea (2005-10-22 00:45) 

parlophone

milk_teaさん、意外に早く旅からお戻りで安心しました^^;

>何か私の脳内では、 3/4、 3/4、 3/4、 3/4、 2/4、4/4 =計18 って
>感じで鳴ってますね。

いやあ、申し訳ないっす。
これは「Mother Superior jump the gun」2回で19拍です。

milk_teaさんの区切りでいうと、
歌の部分が(3/8 3/8 3/8 5/8) で休符2/4が1回目、
2回目も歌は(3/8 3/8 3/8 5/8) で休符3/4、
これを3回繰り返す、という感じですか?
だから6/8 8/8 2/4、 6/8 8/8 3/4と書かなくちゃいけなかったかな?
あ~、なんかまたこんがらがっちゃいそうです。
スミマセン…。
by parlophone (2005-10-22 01:08) 

milk_tea

>だから6/8 8/8 2/4、 6/8 8/8 3/4と書かなくちゃいけなかったかな?

あー!いきなり理解。
そりゃそうだ、"x/4" にしては、速過ぎでした!
(しかも、それで説明されたら、そのリズムで急に納得しました。たしかに
2回目の Mother Superior....のほうが1拍お尻が長い。)
やっぱり楽理基本知識がないの、こういうところでバレバレ?
相当長い一人旅が必要になってきました~~(泣)
by milk_tea (2005-10-22 01:25) 

MASA

いやー、実に洞察力に優れた分析、お見事です。
私も先生と呼ばせて下さい(笑)。

「Happiness Is ~」の意味はいろいろ解釈があって、milk_teaさんが思った「隠微な意味」もあるので、ご安心下さい。
私も楽理の知識がほとんどないのでよく分かりませんが、この曲の構成がかなり支離滅裂気味なのは、ジョンが曲の一部分しか出来ていなかった3曲を無理矢理繋いで1曲にしているせいもありますね。
by MASA (2005-10-22 13:21) 

milk_tea

皆さん!この何も知らない、いたいけな少女(元)を"先生"なんて呼んで
からかうのは、よして下さ~い!(・_・;)

>「Happiness Is ~」の意味はいろいろ解釈があって、milk_teaさんが思った
>「隠微な意味」もあるので、ご安心下さい。

隠微だから大丈夫だ、安心しろ、と慰められる元少女・・・・。

ところで、やはり別の3曲をつないだものだったんですか。
こういう曲は、もちろんすごいインパクトは感じるものの、ひとつの作品として
良し悪しとか完成度を語るには、やっぱり"邪道"という感じがして、どうしても
個人的には「評価外」に追いやってしまいますね。
by milk_tea (2005-10-22 23:00) 

Zamora

乳紅茶先生!初めまして。
遼さんのサイトから辿って来ましたZamoraと言います。
私も、乳紅茶先生の生徒にして貰えないでしょうか。

いきなり、その目的

昔からビートルズのある曲のある部分の歌詞がなぜそうなのか疑問で、
私は、自分なりに「こうじゃないか」という一応の答えを持っているのですが
それが正しいかどうか確かめる術がなく、Can't buy me loveの解説を
読ませて頂き、先生なら教えてくれそうで。

入門に際しての私的考察

ジョンレノンという生物は、天から降りてきた才能つまり天才なので、
その体内から湧き出る表現欲求を具現化する手段が、たまたま音楽であった。
「大人になってしまった、只の子供」という説もあるが。

当然その欲求は、音楽という決まり事にきれいに収まる筈がない。
そこでその表現媒体である声をいじる、リズムをいじる、拍子をいじる、etc
そうやって出来上がった作品がHappiness~であり、All You~であり、
Tomorrow Never~ ・・・である。

なので、その作品の大半は、音楽の決まり事からは逸脱していることが多い。
その上、それに輪をかけて凄いのは、その殆ど全てが大衆性を
備えている点である。
あれだけはみだしそうになりながら、いや、はみだしながらも、
難解さを殆ど感じさせない。
それは音楽的伴侶であったポールの功績もあるが。

たぶん、「ここはこうまとめないとレコードにできんぞ、おまえ!」(笑)
とか言うのがポールのひとつの役割だったのでは。
少なくともジョンの曲に於いては。


どうか入門をお許し下さい。
by Zamora (2005-10-23 02:09) 

漆原

ミルクティーさん、こんばんわ。
このビートルズの歌詞分析は、ちょっとすごすぎます。
そこらのガキのビートルズ分析を一蹴するような迫力に満ちています。
みなさんが先生、と言うのも無理はないです。
私も中学からビートルズに洗脳されて、今はジャズをかじる身ですが、
ビートルズの分析というものは、メロや、コード、リズム、楽器編成、
何をとってみても、分析する気を失せさせる、巨大なオリジナリティの塊と思っていました。コルトレーンのソロはコピーしても、ビートルズの分析は
意味がない・・ショーターのソロをコピーしても意味がない・・みたいな・・
(といっても、Martha My DearのピアノやBlack Birdのギターは弾けます・・
White大好き)
何か、分析をはねつける、エリントンのスコアがスミソニアンに保管されている・・みたいな、神聖なものをビートルズには感じます。あの時期、奇跡的な才能が時代に共鳴して生み出した、唯一無二な音楽。
しかし、このミルクティーさんの分析を読んで、今一度ビートルズというものにむきなおってみたい、というような気持ちになりました。
それまでの音楽理論や、音楽の意味合いを一気に変えてしまった彼らの音楽を、音楽業界が前年比60%を割る市場になってしまった今、もう一度分析するべきなのかもしれません。
ちなみに私はHappinessは 3/4 3/4 3/4 | 3/4 3/4 4/4
のように聞こえます。でも、拍の割り方に正解はないですよね。
彼らのメモにどう書いてあったかだけです。演奏がすべてですから。
by 漆原 (2005-10-23 03:16) 

milk_tea

Zamoraさん、コメントありがとうございます。

>昔からビートルズのある曲のある部分の歌詞がなぜそうなのか疑問で、
>私は、自分なりに「こうじゃないか」という一応の答えを持っているのですが

うむうむ、それは非常に興味深いですね。
私じゃ答えが出ないかもしれませんが、総合意見で方向性は見えてくるかも。
是非出してみて下さい!!!

>たぶん、「ここはこうまとめないとレコードにできんぞ、おまえ!」(笑)
>とか言うのがポールのひとつの役割だったのでは。

このへん、何度も深くうなずいて納得しました。
ポールが、ジョンの作る法外にデカい音楽を「一般大衆が受け入れることの
出来る規格サイズ」に導いていたわけですね・・・! 
やっぱり2人は唯一無二の組み合わせだったわけだ~。
by milk_tea (2005-10-23 13:20) 

milk_tea

漆原さん、再びようこそおいでです。

>そこらのガキのビートルズ分析を一蹴するような迫力に満ちています。
>みなさんが先生、と言うのも無理はないです。

女子供がエラそうに語ってるから、ちょっと皆さんにからかわれてる感じも
するんですけど。^-^;
漆原さんも音楽の造詣が相当深いかたなので、ホメていただくと嬉しいと
同時にスゴイ恥ずかしいです。
なんか、子供の落書きを「これは晩年のピカソを思わせる!」とか言ったりする
誉め方に似てるような~~(笑)

>それまでの音楽理論や、音楽の意味合いを一気に変えてしまった彼らの
>音楽を、音楽業界が前年比60%を割る市場になってしまった今、もう一度
>分析するべきなのかもしれません。

なんか、電車の中で若者が聴いているヘッドフォンから漏れ聴こえてくる
音に耳を澄ますと、なーんか、私でもテレビでしょっちゅう聴くようなオリコン
上位のインディーズ系とか、とにかく割とたいしたものを聴いてない感じが
しますね。
若いうちは、もっと貪欲に「音楽とは何か!」を色々な切り口から探求して
もらいたいものです。(ホント、口うるさい年寄りみたいだ~)
そういう点では、やはりビートルズは"音楽探求の旅"には打ってつけの
果てなく奥行きのある最高の素材のように思いますよね。

>ちなみに私はHappinessは 3/4 3/4 3/4 | 3/4 3/4 4/4

私もあーだこーだ言ってましたが、*/4の基本のリズム割りを理解したあとは
(わかりが悪い)、parloさんの説で合ってると思いました。(3,4,2, 3,4,3)
単なる3拍子で最後1拍長いだけ(3,3,3, 3,3,4)というその割り方よりも
やっぱりグッと深みが出てクールなノリが得られますね。

でも確かに、ジョンがメモにどう書いていたか、だけの話かも・・・
・・
by milk_tea (2005-10-23 13:59) 

漆原

>そこらのガキのビートルズ分析を一蹴するような迫力に満ちています。
>みなさんが先生、と言うのも無理はないです。

女子供がエラそうに語ってるから、ちょっと皆さんにからかわれてる感じも
するんですけど。^-^;

とーんでもない。本当にスゴイです。
そこらのガキの分析、って言ったのは、ちょっと口が悪かったですが、
1年や2年聴いたぐらいでクールに分析されても、
こういうミルクティーさんの分析のような深みが出てこない、
ということを興奮気味に語ったんです。
やはり深い洞察力や感性や経験を積み上げてこないと、こういう味は出ない。
音楽理論とかまったく関係ないんですよ。
いや~本当に楽しみです。
ぜひ続けてください。
by 漆原 (2005-10-23 21:15) 

milk_tea

>1年や2年聴いたぐらいでクールに分析されても、
>こういうミルクティーさんの分析のような深みが出てこない、
>ということを興奮気味に語ったんです。
>やはり深い洞察力や感性や経験を積み上げてこないと、こういう味は出ない。

恐縮です。でも自分の分析が深いかは自信ありません。
ただ確かに、私だけでなく皆さんのビートルズ考察がどれも皆奥深いのは、
やはり長年これを聴いてきて、しかも完全にビートルズから離れて他の音楽に
完全に移行している時期も長かったりして、そんな中で、良いワインが
そうであるように、長い年月でじっくりと熟成されたコクと奥行きのある
鑑賞の仕方・理解の仕方が皆さん出来るようになっているのでしょうね。
私も、あれほどにビートルズを聴きまくった学生時代から、すっかり彼らから
離れてこんなに長い年月が経った今になって、またビートルズを自分が語る
ことになるとは思ってもみませんでしたが、学生時代では今のような大きい
視点での感想は持てなかったように思います。

さて、全然関係ないのですが、今日たまたま某百貨店内のコムサの近くで
買い物をしていたら、どこかで聴いたことのある音楽が聴こえて来たので
すが、明らかに「ベース音だけ」なのです。("はなわ"の世界)
でも次第に「あ、これは Lady Madonna のベースだ」とわかり、素知らぬ
顔をして店内に入っていったら、中ではちゃんと他の音も聴こえていて
確かに Lady Madonna でした。
面白いことに、店からちょっとでも離れるとベースだけしか聞こえなくなる。
どういうスピーカー使ってるんだ。よくわからないんですが、その次は
Come Together でした。こんどは速攻で当たりました。だんだん面白く
なってきて、しばらくの間「ベース de ビートルズクイズ」を一人でやってました。
(やっぱり予想通り"後期"が多いです、コムサのビートルズBGMは。)
薄ら笑いで1人、店を出たり入ったりを繰り返す私(買う様子もないのに)は
かなり怪しかったと思います。(こういうの、本文で書けばいいのか)
by milk_tea (2005-10-24 00:01) 

Zamora

Milk_tea先生 こんにちは。Zamoraです。

お言葉に甘えて出します。

有名なフレーズなのかも知れませんが、
Ticket to rideのBut she don’t careです。

もしかすると、研究本等では既に「定説」のようなものが
出来上がっているかもしれませんが、その手のものを
読んでないので私には分かりません。

30年程昔、あるラジオ番組で、
「最近は、こういった表現も許されるようになってきた。」
なんていう、解ったようで全然訳が解らんことを言っていたのを
覚えているんですが。
「なぜそういう表現なのか」を知りたいんだっつうの。

そこで、私の見解です。ジャ~ン
これも20年程前のある時、
なにかからコピーした英文歌詞を見せられたことがあって。
ゴスペルかブルースかなんかの歌詞だと思うんですが。
この時、録音ソースは聞いていません。

その歌詞の中に以下のような部分が。
My baby don’t ~~~.
My baby don’t ○△□.
My baby don’t αβθ.
My baby don’t care at all.

残念ながら ~~~. ○△□. αβθ.の部分は
良く覚えていないんですが、たぶん
「俺の女は、あんなことこんなことお構い無し
 全く何にも無頓着で困っちまうよ」てな感じでしょうか。
ギター弾き語り、笑い顔で歌うブルースマン?

つまりMy baby=Sheは三人称だけど、She=Youなので
doesn’tじゃなくdon’t そこにこの男の心情が乗っかってる。

仮にこの私の解釈が正しいとして、But she don’t careの
don’tはこの辺からの引用ではないのかと、
そう思っているのですが。
wannaとかgonnaなんかもそういう感じだし。

先生の見解、及びこの元歌についてご存知の方がいらしたら
お教え頂きたい。
by Zamora (2005-10-24 11:10) 

通りすがり

Milk_tea先生初めまして。
Can't buy me loveについて一言言わせてくださいな。

〔私の立てた(強引な)仮説〕
リバプールの人はmyをミーと発音することもあるんだそうです。
だからこの曲のタイトルのmeは、実はmyなのでは??
私が勝手に思い込んでいるだけですが///
レノマッカはリバプール方言の一特徴であるmy(ミー)をマイと発音されてしまうことを避けるため、myをmeにすりかえたのではないでしょうか・・・
ええ、そうです、この考えには弱点があります(^^ゞ
この曲でポールは、my friendをマイフレンドと発音しているのです。
普通、曲中の単語の発音は統一しますよね・・・
でも私はこの説が好きです・・・←自信なし
by 通りすがり (2008-11-06 00:10) 

milk_tea

通りすがりさん、コメントどうもありがとうございます!

その説にはやはり弱いところがあります。
それが実は Can't Buy My Love だったとすると、意味が逆にわかり
にくくなるということです。
一見おかしな響きである Can't Buy Me Love も、(Money) Can't Buy
Me Love = お金は僕に愛を買い与えてはくれない=愛はお金じゃ
変えない ということなのであって、問題なく成立しているのであります。

リバプールの人はマイをミーと発音する、とかいう説を掘り出してきたのも
考察好きな日本人じゃないでしょうかね。
おそらく日本人が文法に疎いからその辺が気になって騒いでいるだけで、
母国語の方々は何の疑問も覚えていないと思われます。

たとえて言うならば「あにはからんや」という日本語を聞いた外国人が
「あにはからんやって何だろう?ふむ、やはり兄は考えていることが測れない
という古来からの日本人の、長兄に対する思いではないだろうか」とか
言って大真面目に話し合っているといった図がこれに当たるのでは
ないかな~?(笑)

とはいえ、面白い説をありがとうございました。
(でも、ニュアンスとして、マイとミーがごちゃごちゃになっている
土壌がさりげなく表現されては居るのかも)
またお越しください!

by milk_tea (2008-11-10 00:49) 

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